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梶浦由記

かじうらゆき

日本の音楽家、音楽プロデューサー。アニメソングや劇伴を数多く手がける。
目次 [非表示]

経歴

1965年8月6日生まれ。

東京都出身。小・中学校時代をドイツで過ごした。

帰国後、東京都立国立高等学校に進学。高校在学中アマチュアバンドの「15 SAND(いちごサンド)」にキーボーディストとして加入する。ここでのちのSee-Sawのメンバー、石川智晶・西岡由紀子と出会う。

1984年、津田塾大学英文学科に進学。大学卒業後、日本電信電話(NTT)に入社し、技術者として働きながらアマチュアでのバンド活動を行う。


15 SANDは石川智晶(当時はchiaki)の姉が中心となって結成されたバンドで、プロデビューの話もあったが、方向性の違いから断念する。

1992年7月から「See-Saw」として梶浦・chiaki・西岡由紀子の3人で活動を始め、1993年7月にBMGファンハウス(ソニー傘下のレーベル)からデビュー。プロのミュージシャンとして活動するようになる。


1995年にSee-Sawが活動休止してからは、作詞・作曲家としてソロ活動を行うようになる。また、アニメ『EAT-MAN』やアドベンチャーゲームダブルキャスト』の音楽を手掛けたのをきっかけに、アニメやゲーム音楽の世界で活躍するようになる。


2001年にテレビアニメ『NOIR』で、挿入歌のボーカルとしてchiakiを迎え、これを機にSee-Sawとしての活動を再開する。このときにビクターエンタテイメントに移籍。2005年に『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のエンディングテーマとなった『君は僕に似ている』をリリースし、See-Sawの歴代最高位となるオリコンチャート4位(週刊シングルランキング)の大ヒットとなるが、再び活動休止状態になる。


2003年に、かつて劇伴を手掛けた南青山少女歌劇団の元団員、南里侑香をボーカルに据えたプロジェクト「FictionJunction YUUKA」を開始。

FictionJunctionは梶浦のソロ・プロジェクトという位置づけで、これ以降「Fiction Junction ○○」と銘打ち、さまざまなボーカリストを迎えて楽曲をリリースする。

2009年には正式に梶浦のソロ・プロジェクトとして活動を始め、梶浦と関連アーティストの公式ファンクラブ「FictionJunction CLUB」を発足する。


2008年にFictionJunctionに参加していたWakana(大滝若菜)・Keiko(窪田啓子)を迎え劇場版アニメ『空の境界』とのタイアップでKalafinaを結成、デビューさせる。

当初はメンバーを固定しないプロジェクトとして発足され、2ndシングルリリース時にHikaru・Mayaが加入し、1stアルバムを以てMayaが離脱。その後は3人が正式メンバーとして固定され、音楽グループとして精力的に活動しはじめる。


2008年に北野武監督映画『アキレスと亀』、2009年にNHK歴史秘話ヒストリア』、14年には朝の連続テレビ小説花子とアン』で劇伴を担当。これまでアニメに親しみのなかった層にも大きく注目されるようになる。


2018年2月20日に93年のデビューから所属していたスペースクラフトを退社。Kalafinaのプロデュースからも離れることを表明した。なお、ファンクラブも5月31日に運営終了した。

Kalafinaはその後もスペースクラフトに所属していたが、同年4月にKeiko、10月にHikaruが退社、グループを脱退し、2019年3月13日に正式な解散が発表された。


スペースクラフト退社後は個人事務所「FictionJunction Music」を立ち上げ、新たな公式ファンクラブ「FictionJunction Station」を発足。


2020年現在もミュージシャン、プロデューサーとして精力的に活動を続けている。

2020年には鬼滅の刃劇場版の無限列車編にて主題歌の「」で日本レコード大賞、翌21年には日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を受賞(椎名豪との共同受賞)している。


2023年現在は遠藤正明らが所属する『HIGHWAY STAR』と業務提携している。


音楽性

洋の東西を超えた、複雑で繊細な世界観が特徴。実力のある女性ボーカルを多数起用したコーラスワークや、弦楽器を利用した荘厳なアレンジがよく見られるが、ギターを生かしたハードロックや、あえて無機質な印象に仕上げたテクノなど、幅広いジャンルを制作している。


梶浦語と称する造語によるスキャットのような歌唱を楽曲に取り入れることが多い。

例として、アニメ『MADLAX』の挿入歌『nowhere』では、イントロなどで「ヤンマーニ」※と聞こえるコーラスが入っており、使われたシーンもあって視聴者に大きなインパクトを与えた。

※…Fiction Junctionのライブ映像などでは歌手によって「ヤッラーヒ」「ヤ(ン)ラーイ」のように発音されているのが確認できる。また、梶浦本人も2011年ごろに出演したラジオで本来は「ヤッラーヒ (yalla-hi)」であると発言している。


関連タグ

音楽 See-Saw FictionJunction kalafina


関連リンク

公式サイト Fuction Junction.com

業務提携先『HIGHWAY STAR』によるプロフィール

公式Twitter

本人の別アカウント(イベントPRなど)

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