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無敵将軍

むてきしょうぐん

無敵将軍とは、特撮テレビドラマ『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する巨大戦力の一つ。
目次 [非表示]

「無敵将軍参上!!」


スペック(プロフィール)


概要

カクレンジャーが召喚・使役する5体の獣将が、「忍者合体」することで完成する巨大神将。

隠流忍術の極意である「心技体」のうち、「体」を司っており、パワー主体の格闘・接近戦を得意とする。

屋根瓦や石垣など、日本の城郭をイメージした意匠、それに折り鶴を模した頭部(※)が一際目を引く、戦隊ロボの中でも一二を争う異色のフォルムの持ち主である。デザイン検討の段階では実際に城郭から変形するロボットという案もあり、その名残からか作中でも「風雲幻城」(次元を超えて出現するカクレンジャーの拠点)から変形、というよりは擬態を解くかのようにして無敵将軍が出現するバンク映像も時折用いられていたりする。


武器は鯱状の鍔と、その口から噴き上がる炎を象った刃が特徴の「火炎将軍剣」。敵に止めを刺す際には実際に刀身が燃え上がり、円月殺法の要領で弧を描いてから袈裟懸けに敵を両断する。

火炎将軍剣は変身不能の状態で孤軍奮闘するサスケに貸与した事もあり、この剣を用いた火炎将軍波で花のくノ一組の5人全員を一撃で圧倒した(第20話のみ)。

他にも胸の『忍』のマークから大量の花びらを飛ばす「将軍花吹雪」や、火炎将軍剣から炎を飛ばす「火炎将軍波」(第44話のみ)といった技もある。


所謂「1号ロボ」に該当する存在であるが、この時期の戦隊ロボの例に漏れずメカニックの類ではなく、人の魂が昇華したあくまで「生命体」寄りの存在であり、明確な自我と発声能力も備えている。操縦方式も合体前の獣将と同様に、カクレンジャーが体内に融合するというダイアポロン合身や、ダグオン融合合体に近い方式なので、戦隊ロボとしては珍しくコックピット内部の描写が一切なされていない。また、初登場と初必殺技は第1話だが、この回は終始自律行動しており、カクレンジャーが操って合体したのは第4話とやや遅い。


物語後半ではカクレンジャーとニンジャマンにとっての司令官役にして、師匠の役目を担う。呼ばれてなくてもちょくちょくカクレンジャーを(そんなにピンチじゃなくても)助けに出現するなど、若干過保護とも思える面も時に覗かせる。


(※ちなみにこの折鶴モチーフの頭部、元々は隠大将軍用に考えられていたものでもある)


スーパー無敵将軍

背中にツバサマルが合体した姿。

詳細は個別記事を参照。


作中での活躍

物語前半では(例によって25分枠であるが故の尺の足りなさなども影響しているが)、『超獣戦隊ライブマン』のライブロボや『五星戦隊ダイレンジャー』の大連王のようにアホみたいに強く

  1. 岩場で五角形を描くように並んだ五体の獣将が印を組んで「忍者合体」
  2. 「無敵将軍!参上」の掛け声とともに合体完了
  3. 敵が逆上して(もしくはやぶれかぶれとばかりに)突撃してくる。
  4. 「火炎将軍剣!」>ズバーン<
  5. 「南無三!」 敵が大爆発、恨み言と共に消滅

と、戦闘シーンが20秒にも満たないほどの秒殺ぶりを見せていた。合体バンクに至っては、フルバージョンが使用されたのは初合体時のみで、後は回に応じて短縮版のバンクが使われたのが殆どである。尺の短さもここに極まれりといったところだが、実際の同士の斬り合いというものは大体そんな感じだったとも伝わるので、結果的に見ればこれも侍らしさをより強調しているのかも知れない。

もっとも全編通してほぼ負け知らずという、化け物じみた強さを発揮していた大連王とは異なり、物語中盤に入ると苦戦の描写もちらほら散見されるようになり、ヌエとの戦いにおいてはとうとう長期の戦線離脱を余儀なくされてしまった。「無敵」とは何だったのか・・・


・・・かと思えば、それから1クール近く経ったカラカサ戦で特に何の前フリもなく復活。それ以前にもウミボウズ戦で、カクレンジャーが操縦する状態で敗北・消滅→ツバサマル登場に呼応して自律状態でほぼ間を置かずに再登場、だなんて展開もあったりするので、ファンの間では「瞬殺するか敗北するかの二択(だいたい前者)」と評されてたりされてなかったり。


復活時点では既に隠大将軍登場後であったため、物語後半でのカクレンジャーはもっぱらそちらに搭乗し、前述の通り無敵将軍は半ばその助っ人のようなポジションに収まったが、今度は巨大戦が始まると無敵将軍が自ら出撃するようになり、結果出ずっぱり。

さらに大抵の場合、サムライマンも含めた3体がかりで妖怪と戦うことになるため、サムライ激怒ボンバー→火炎将軍剣(無敵キャノン一斉射撃)→鉄拳ゴッド(フライング)フィニッシュという必殺技の連打でやっぱり瞬殺することが多かった。


パワーレンジャーでは

パワーレンジャーでは第3シーズンの後半より、5体のショーグンゾードが合体する「ショーグンメガゾード」として登場。原典とは逆にこちらが2号ロボのポジションとされている。

これまでパワーレンジャーが操縦してきたゾードとは異なり、古代文明ゾーディニアによって作られたゾードという設定であり、また原典との差異としてコックピット内部の描写もあり、パワーレンジャーが操縦する際はこのコックピットが活用される。

原典での設定を意識してか、AIによる自律稼働も可能となっている。


こちらでもツバサマルことニンジャファルコンゾードと合体することで、ショーグンメガファルコンゾードとなり、さらにタイタヌスと合体することでショーグンウルトラゾードとなる。

後にパワーレンジャーが子供にされ、変身能力などを失ってしまうと、その救援のために現れたエイリアンレンジャーをサポートするようになり、彼らの戦力ロボの代用としても一役買った。またエイリアンレンジャーは原典におけるカクレンジャーに相当する存在のため、ショーグンゾードの操縦も原典と同様の融合合体形式となっている。


第3シーズンまでジュウレンジャーのスーツデザインが引き続き用いられていた都合上、放送当時発売された玩具ではホワイトカークの色がピンクに変更された他、胸部の「忍」エンブレムも「S」を模したものとなっているのが特徴である。


備考

  • 前述の通り、デザイン段階では「実際に城郭から変形する」という案も検討されていた他、獣面の巨大戦士という獣将の基本コンセプトが固まってからは、それと城が変形するという要素の接点を模索する過程で姫や家老、奉行などといった役職をイメージした要素や、能や田楽といった伝統芸能に通ずる被り物的なニュアンスを盛り込んだデザイン案も提示されている。石垣についても決定版となった日本の城郭風のそれとは別に、現代建築を思わせるタイル構造とされている案も存在する。

  • 作中で無敵将軍が使用する武器は火炎将軍剣のみだが、DX玩具である『忍者合体DX無敵将軍』では五獣将の固有武器を合体させた、2種類のオリジナル武器を装備させることもできる。より詳しく説明すると、「サルダースライサー(レッドサルダーの武器)を中心に左右にカークビーク(ホワイトカークの武器)、上部にガンマーボウ(ブラックガンマーの武器)をとりつけたもの」と「ロウガンシャフト(ブルーロウガンの武器)とクマードクロー(イエロークマードの武器)を連結したもの」となっており、2018年に発売された「スーパーミニプラ 忍者合体 無敵将軍」でも同様にこのオリジナル合体武器は再現可能となっている。

  • カクレンジャーが操縦する形での初陣は第4話からだが、これに先駆けてまだメンバー全員が揃っていない第1話では自律状態で登場している。この時、巨大化していないカッパに火炎将軍剣を叩きこむというオーバーキルを実行しようとするも、相手が跳び上がって躱されたため失敗に終わっているが、「巨大化していない妖怪に火炎将軍剣を叩きこむ」という攻撃は、後の劇場版で登場した妖怪オオニュウドウに対しても繰り出しており、こちらにてようやく成功する格好となった。

関連動画


関連タグ

忍者戦隊カクレンジャー 戦隊ロボ 合身


闇のヤイバ轟轟戦隊ボウケンジャーの登場人物の一人。デザインモチーフとして無敵将軍が取り入れられている


シンケンオー ドンオニタイジン:いずれも和風戦隊に登場する、鎧武者風の1号ロボ達


歴代1号ロボ

大連王/龍星王無敵将軍オーレンジャーロボ

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