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獣血の主

じゅうけつのあるじ

フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG『Bloodborne』に登場するボスキャラクター
目次 [非表示]

概要

聖杯ダンジョンにのみ登場するボスキャラクター。

固定聖杯では『深きトゥメル遺跡』で初登場後、『トゥメル=イル』で再戦することなる。

トゥメル、ローラン系の汎聖杯でランダム生成されたダンジョンにも現れる。


外見は恐ろしい獣聖職者の獣以上に巨大化したような姿。ただし背部が大きく抉れており、激しい動作を行った際に血が噴き出す様子が印象的(そのせいか海外版での名称は「瀉血の獣」となっている)。額の左側にも大きな裂傷があり、上腕部にも無数の切り傷が走っているなど、全体的に痛々しい姿が特徴と言える。


ゲーム本編には登場しないせいか背景情報が全くなく、謎の多い獣なのだが……


戦闘

その巨体に見合うパワーと素早い動きを兼ね備えた難敵。

飛び道具は持たないが、屈んだ姿勢から高速・長射程のパンチを繰り出してくるので下手に距離を取ると危険。かといって迂闊に近付くと当たり判定の大きい両腕叩き付け、踏み付けからのバックステップ、狩人を噛み砕く掴み攻撃などで対処してくる。連続攻撃にはディレイのかかった動作も混じっており、回避も一筋縄ではいかない。また、狭い部屋で戦うことが多い為、特に足下ではカメラが荒ぶりやすいのも厄介な要素と言える。


しかし、攻撃後の隙自体は大きいので中距離で攻撃を誘い、懐に飛び込んで一撃離脱を心がければ戦いやすい。獣なのでノコギリ、対獣、炎、神秘など有効な属性攻撃も多め(ただし、劇毒は無効)。四肢と頭部に部位破壊判定があり、破壊時には大きな隙を晒すと同時に防御力が低下するほか、頭部破壊時には内臓攻撃のチャンスも生まれる。


『深きトゥメル遺跡』で撃破した際の報酬は「冒涜の聖杯」。

これは『呪われたトゥメルの冒涜』やその先の『トゥメル=イル』に進むため必須の聖杯なので、戦いは避けられない相手と言える。


関連項目

Bloodborne


再戦(以下ネタバレ)

先述の通り、固定聖杯のラストダンジョンに当たる『トゥメル=イル』二層でボスとして再登場し、2度目の戦いとなる。その姿は一見、以前と同じに見えるのだが……?








なんと首が無くなっており、その状態でも平然と活動している

弱点の頭部を狙いづらくなった(一応首の付け根が頭部判定)ほか、背部からは血しぶきと共に劇毒属性の誘導弾を発射する攻撃が追加されており、遠距離戦を挑むリスクがより増している。そして更にHPが5割以下に減ると……


固定トゥメルイル2層 獣血の主 フレさんたちと獣血の主首なし(デフォルメ)


首の断面からワーム状の寄生体が出現、正面に立つと発生判定が速いうえに劇毒属性の噛みつき攻撃を仕掛けてくる(実は、先述の誘導弾もこの寄生体から羽根が生えた虫のような姿をしている)。もしかして「獣血の主」とは、この獣自体の名前ではなく寄生体の存在を示しているのだろうか……?


その異様な姿に圧倒されそうになるが、寄生体は頭部判定なので前半戦より弱点が狙いやすくなったとも言える。誘導弾は足下に飛び込めば回避できるし、寄生体噛みつきと誘導弾以外の攻撃動作は首有り個体と同じなので、やはり一撃離脱戦法が有効である。


撃破報酬は『トゥメル=イル』では「トゥメル=イルの汎聖杯」。

汎聖杯系のダンジョンで出現した際には、高い筋力補正値が期待できる「呪われた重い深淵血晶」や装備最大強化用の貴重な素材「血の岩」をドロップするので、脳筋系狩人からはマラソン対象にされている。


考察

先述の通り、このボス自体に背景情報を語るアイテムやテキストなどは存在しないのだが、作中の描写がどれも衝撃的なので、考察できる要素は多い。


まず、首無し獣血の主が出す寄生体は「寄生虫」と呼ばれるモブエネミーに酷似している。これは名前の通り、『メンシスの悪夢』でローランの銀獣を倒した際に体内から現れる寄生虫である。思えば本作には「寄生虫」にまつわる描写が多い。連盟の長ヴァルトールは人の内に潜む淀みをムカデのような「虫」と呼んでいたし、上位者ゴースの体内にも寄生虫が潜んでいた


また、首有り獣血の左額には抉れたような傷跡があるが、大聖堂に安置された初代教区長ローレンスの頭蓋骨も左顔面が大きく砕けていた。これらの傷の原因は不明だが、両者が同じ寄生虫に冒されていたのだとすれば、成育した寄生虫が頭部から這い出る前兆、這い出た痕と解釈することも出来る。まさか、「獣の病」とは「血の医療」を媒介とする寄生虫が原因とでも言うのだろうか?海外版名称に含まれている「瀉血」という言葉も、ある意味では「血の医療」と言えるし、血を介して寄生虫をばら撒く事を意味していると考えられなくもない


フロムソフトウェアの後続作品である『SEKIRO』にも、首が切断されても死なない巨大な獣が登場しており、こちらも体内の寄生虫によって不死の力を得ていたことが判明している為、世界観の繋がりを示す存在として考察する者もいる。


余談

首無し獣血の主は寄生体が出る前でも首の付け根を攻撃し続ければ頭部破壊が可能だが、内臓攻撃を使用すると、頭部が無いはずの虚空に向かって腕を突き刺し、大ダメージを与えるというバグのような動作が見れる。


『トゥメル=イル』で首無し獣血の主に負けると、狩人に別れを告げるような台詞の字幕が表示される。まるで獣血の主が人間としての意志を残していたかのようにも見えるが、その台詞は蜘蛛のパッチが教室棟で発するものと全く同じであり、字幕は出るが音声の発話がない上に、パッチ=獣血の主と見做す根拠が全く見当たらないので、こちらは本当にバグと思われる。

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