王国編
おうこくへん
原作漫画『遊戯王』及びそのアニメ版『遊戯王DM』のエピソードの一つ。
遊戯王が本格的にカードゲーム路線へ舵を切ったのもこのエピソードからで、アニメDMでは実質的な第1章として展開された。
何人かのキャラクター像も大きく変化を始め、闇遊戯が表人格の遊戯を頼もしい相棒として意識するようになったり、海馬の人格が尊大だが誇り高いものとなり、遊戯最大の好敵手に位置付けられるようになる。
個性豊かな決闘者も次々登場して遊戯たちの前に立ちはだかり、使用デッキにも各々のテーマが定められ始めた。
海馬瀬人が武藤遊戯とのデュエルに敗れて再起不能になった事を受け、ペガサス・J・クロフォードは『海馬コーポレーション』の重役「BIG5」に接触。
「BIG5」はペガサスに武藤遊戯打倒による社の信用回復を要求。
- スターチップ
大会の主催者であるペガサスが参加者に郵送した小包に入っていた、その名の通り星の形をしたチップで、漫画では星と書いて『スターチップ』という読み仮名が降られている。予選では他の参加者とこのスターチップを賭けてデュエルを行い、手持ちのスターチップが0になると失格となり、強制退去となる。スターチップを10個貯めるとペガサスの居城である城の扉を通行できるようになる(扉自体が10個のスターチップを嵌める事で開錠できる造りとなっている)。
- デュエルグローブ
こちらもスターチップと同じく参加者に郵送された小包に入っていた。右手だけの指ぬきグローブにスターチップを最大10個嵌める穴が付いたリングが備わっている。ある意味で後述の参加カードと共に『正規の方法で大会に参加した者の証』と言ってもよく、正規の参加者ではない城之内とキースは他の参加者から奪う形で入手に至っている。
- 参加カード
前述の二つと同じく参加者に郵送された小包に入っていた。『王の左手の栄光』と『王の右手の栄光』の2枚で一組となっており、予選の段階では必要ないが本戦トーナメントでデュエルするには最低でもどちらか片方が必須であり、ないと不戦敗になる。前者はペガサスへの挑戦権として必要で、後者は大会に優勝してもらう賞金を貰うのに必要である。
- 環境適応
『フィールド・パワーソース』と読む、予選でのみ適用される特殊ルールで、『召喚したモンスターが場の地形との相性が良ければ攻撃力・守備力が30%アップする』というもの。直接は描写されなかったが、梶木選では『モンスターが苦手な地形の場合、攻撃力・守備力が30%ダウンする』という効果もあったようである。ただし、夜のデュエルでは適用されない。
※固有記事がある物のみ