概要
主人公・武藤遊戯らが暮らしている町。小説版曰く「どこにでもあるような町」
…なのだが連載初期はヨハネスブルグや犯人の犯沢さんの米花町並に治安が最悪な世紀末だった。
具体的に上げると
- 高校(もっぱら童実野高校)は不良と悪徳教師の温床。文化祭の準備をしているだけで巨大な鉄板を持った不良の集団が打ち壊しに来る。
- 新しいスニーカーを履いて歩いているだけでタイヤを嵌められショッカー戦闘員みたいな奇声を放つ不良の集団にリンチされる。
- 小学生がスタンガンやナイフを所持している。その小学生も「なめてんとテメーんち全焼させんぞ!」と吐くなど口汚い。
- 行方不明者や不審死、脱獄事件や大量殺人犯の出没が後を絶たない。
- ゲームセンターでは不良が奇声を上げながらゲームに興じ、格闘ゲームで勝ったらキレた対戦相手によってリアルファイトに突入。
- 日曜日なのに学校がある。(と思われるシーンがある)
- ハンバーガーショップにウォッカ(ロシア製のアルコール度数90のもの)がおいてある。
- 繁華街と言われているがどう見てもスラム街。
- 廃工場や廃屋はたいてい不良のたまり場。
- 海馬の鶴の一声で突然バトルシティになる。
があげられる。どこにこんな町があるんだ。
一応女性や子供が独り歩きできないほど治安は悪化しておらず、日常シーンでは普通に通行人がいる。だが善良な小市民はたいてい不良の金ヅルにされるのがオチである。
だがそれも初期の話。後期になるにつれ、その治安は好転し始めている。
特に海馬コーポレーションの本社がこの町にある、所謂企業城下町であり、中心地には高層ビルが林立するビジネス街が広がり、デパート(爆発事件により8名の死者を出した)や遊園地(爆弾魔にジャックされた)、美術館(館長が変死した)や水族館(梶木と城之内のデュエルフィールドと化した)と言った娯楽施設も多く、海岸沿いには豪華客船が着岸できる大規模な埠頭(爆破された)まである。もはや「町」ではなく「市」である。徐々に巨大化しているのだろうか。ただし自然は意外と少ない(湖はあるが殺人犯が潜んでおり、ボーイスカウト10人が一夜の内に惨殺された)。
原作終了後の1年後を描いた劇場版では「マジック&ウィザーズ」のデッキを持っていないと住民登録できないというデュエル脳丸出しなことになっている。海馬コーポレーションの独裁都市と言っても過言ではない。
また海馬コーポレーション関連企業がゲーム関連のみならず食品や建設も担っている描写もある。つまりもし仮に海馬コーポレーションの業績が悪化、あるいは倒産したらかつての世紀末に逆戻りする可能性も高い。
なお住民の忠誠度もかなり高く、海馬瀬人が道路にいれば全ての車が止まる。海馬がいなくなったら容赦なく動き出すおかげで遊戯が死にかけた。
遊戯王GXでは多数のデュエリストを生み出した聖地となっており、デュエルアカデミアの修学旅行先にまでなっている。
ネオ童実野シティ
遊戯王5D'sでは「ネオ童実野シティ(漫画版ではネオ・ドミノシティ)」に改名されている。
18年前に発生した大災害「ゼロ・リバース」によって巨大な地割れが発生。多数の犠牲者を出したほか町も原形をとどめないほどに崩壊してしまった。
被害を免れた「シティ」と呼ばれる中心部は無限エネルギー機関「モーメント」の恩恵にあずかりさらなる発展を遂げているが、孤島となった「サテライト」はスラム街と化し、原作初期と同等かそれ以上の無法地帯と化している。
更に住民も明らかに外国人が増えており、色んな意味で日本とは思えない場所となっている。
この町では通常のデュエルではなく、Dホイールという専用バイクによるライディングデュエルが流行しており、この時代の海馬コーポレーションの差し金かは定かではないがダイダロスブリッジ完成後はライディング・デュエルが始まると道路が封鎖される等相変わらずデュエル脳な町である。
とはいえ、不動遊星等この町を気に入っている人間も数多い。