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第90回東京優駿

だいきゅうじゅっかいにっぽんだーびー

世代最強を賭けた闘いで、悲劇と歓喜が交錯する。それが、日本競馬の未来と信じるか?
目次 [非表示]

概要


節目となる第90回目を迎えた2023年の日本ダービー

この年の牡馬クラシック戦線は、皐月賞がG1馬不在だったこともあり混戦模様だった中、無敗だったソールオリエンスが戴冠。ダービーは皐月賞上位勢を中心にトライアル組からも好素材がコマを進めてきた。


今回ダービー初騎乗となったのはホウオウビスケッツの丸田恭介騎手1名。またトライアル組との兼ね合いなどで特に皐月賞組で前走からの乗り替わりが多く、実に7頭がテン乗りだった。


出馬表

※性齢は全て「牡3」。

番号騎手調教師人気
1ベラジオオペラ横山和生(美浦)上村洋行(栗東)9
2スキルヴィングC.ルメール(栗東)木村哲也(美浦)2
3ホウオウビスケッツ丸田恭介(美浦)奥村武(美浦)16
4トップナイフ横山典弘(美浦)昆貢(栗東)10
5ソールオリエンス横山武史(美浦)手塚貴久(美浦)1
6ショウナンバシットM.デムーロ(栗東)須貝尚介(栗東)13
7フリームファクシ吉田隼人(美浦)須貝尚介(栗東)11
8メタルスピード津村明秀(美浦)斎藤誠(美浦)12
9グリューネグリーン石川裕紀人(美浦)相沢郁(美浦)18
10シャザーン岩田望来(栗東)友道康夫(栗東)5
11ハーツコンチェルト松山弘平(栗東)武井亮(美浦)6
12タスティエーラD.レーン(AUS)堀宣行(美浦)4
13シーズンリッチ戸崎圭太(美浦)久保田貴士(美浦)14
14ファントムシーフ武豊(栗東)西村真幸(栗東)3
15ノッキングポイント北村宏司(美浦)木村哲也(美浦)15
16パクスオトマニカ田辺裕信(美浦)久保田貴士(美浦)17
17ドゥラエレーデ坂井瑠星(栗東)池添学(栗東)8
18サトノグランツ川田将雅(栗東)友道康夫(栗東)7

レース前評価

枠順確定前の段階ではやや混戦模様だったが枠順確定後はソールオリエンスに単勝人気が集中。皐月賞2着の4番人気タスティエーラまでが1桁台オッズで、トライアル組のスキルヴィング以外は皐月賞上位勢に高い評価が目立った。5番人気シャザーンは20倍近くなり4強の情勢だった。


レース結果

ドゥラエレーデがスタートで躓いて坂井瑠星が落馬(競走中止)。パクスオトマニカが単騎で大逃げする展開。

直線は息詰まる追い比べとなり、タスティエーラがソールオリエンスの追撃を凌いで勝利。4着までは接戦でハーツコンチェルト・ベラジオオペラと伏兵が突っ込み、2番人気スキルヴィングは17着、3番人気ファントムシーフは8着大敗となった。

サトノクラウン産駒は初年度産駒でダービー馬を出すこととなり、鞍上のダミアン・レーン騎手はオセアニア人初の日本ダービー勝利(短期免許騎手のダービー勝ちは03年M.デムーロ騎手以来20年ぶり)で日本の中央クラシックも初制覇、2017年に地元豪州で開催されるオーストラリアンダービーをジョンスノーで制しており、2つ目のダービータイトルを獲得。堀宣行調教師はドゥラメンテ以来のダービー2勝目となった。馬主のキャロットファームレイデオロ以来2回目のダービー制覇。ソールオリエンスの横山武史騎手は2年前に続き惜敗となった。

また、テン乗りの騎手がダービーを勝つのは1954年ゴールデンウェーブ岩下密政騎手以来69年ぶりのことだった。



そして、2番人気だった青葉賞馬スキルヴィングは、完走した馬で最下位の17着に入線(16着ショウナンバシットから3秒差)。

完走し、ターフでルメール騎手を降ろした直後に歩行がふらついて倒れてしまい、馬運車に運ばれたが急性心不全のため死亡したことが発表された。

ダービー出走馬がダービー当日に死亡したのは、「死のダービー」と呼ばれた第71回(2004年。優勝はキングカメハメハ)のマイネルブルック(左脚の脱臼による予後不良)以来19年ぶりのこととなった。


着順タイム/着差
1タスティエーラ2:25:2
2ソールオリエンスクビ
3ハーツコンチェルトハナ
4ベラジオオペラハナ
5ノッキングポイント1

動画

NHK(実況:稲垣秀人)


ラジオNIKKEI(実況:小塚歩)


フジテレビ(実況:倉田大誠)


実況


余談

史上3人目の外国人ジョッキーによる日本ダービージョッキーとなったダミアン・レーン騎手だったが、実はこの時点で制裁点(斜行などでフェアな競馬をしなかった場合に貯まる)が24点になっており、来年の騎乗が可能かが微妙な情勢となっていた。結果翌週のレースで制裁点は30点に到達し、丸1年の間日本で騎乗できなくなってしまったため、史上初の外国人ジョッキーによる日本ダービー連覇の可能性はわずか1週間で消えてしまった。


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2022年 2024年


第167回天皇賞:同年の春の天皇賞。

こちらでも、競走中止やレース後の故障が相次ぐなど波乱のレースとなった。

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