概要
「伝説の勇者の伝説」「いつか天魔の黒ウサギ」などで知られる鏡貴也が手掛ける、人間と吸血鬼の戦いを描くダークファンタジー作品。
漫画はジャンプSQで連載されており、コンテ構成を降矢大輔、作画を山本ヤマトが担当している。既刊31巻。
講談社ラノベ文庫より漫画原作者の鏡による小説も刊行されており、漫画版作画の山本ヤマトがイラストを担当している。
作品内における時系列としては、小説で描かれる世界は漫画で描かれる世界の8年前で、人間社会滅亡直前という設定となっている。小説における主人公は15歳の一瀬グレンであり、漫画における主人公は百夜優一郎、一瀬グレンは24歳に成長した形で描写される。
2016年2月4日~11日に舞台版が公演された。
アニメ
放送時期は分割2クール方式で2015年4月と2015年10月で分けて放送された。
放送局はTOKYOMXおよびBS11、毎日放送、テレビ愛知。CSでもAT-X、テレ朝チャンネル1で放送された。
2015年12月時点でアニメのストーリーが連載中の原作を追い抜いてしまったが、原作者は先行して物語を書き溜めており、それを基にアニメ化がされた。
クライマックスは流石に原作とは変更していると製作側がコメントしている。
2019年10月にはJCOMの『アニおび』枠で放送された。
スタッフ
監督:徳土大介
副監督:肥塚正史
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:門脇聡
音楽:澤野弘之、和田貴史、橘麻美、白石めぐみ
アニメーション制作:WIT STUDIO
ストーリー
漫画 終わりのセラフ
突然発生したウイルスにより大人達が死に絶え、人間社会が崩壊してから4年。
残された子供たちは吸血鬼達が住む地下都市に囚われ、血液を提供する代わりに生かされるという家畜同然の生活を送っていた。
その中の一人、百夜優一郎は、「家族」である百夜ミカエラ達と共に地下からの脱出を図るが、脱出計画に気付いた吸血鬼達の手にかかりミカエラ達は死亡、優一郎はただ一人地上へと帰還する。
それから4年後、優一郎は吸血鬼への強い憎しみを胸に、帝鬼軍の門を叩く。
小説 終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
人間世界滅亡前の最後の春。
呪術組織「帝ノ月」の宗家である一瀬家の次期当主候補一瀬グレンは、反目しあう呪術組織「帝ノ鬼」が牛耳る呪術師養成学校、第一渋谷高校に入学する。
周囲はほぼ全て帝ノ鬼に組する敵という環境の中で己の実力を隠し、生徒や教師からの過酷な扱いに耐えるグレンであったが、帝ノ鬼の幹部クラスの子息である十条美十・五士典人、さらにはグレンがかつて幼い恋をした柊家の次期当主候補・柊真昼の許婚・柊深夜らはグレンに対し関心を持つ。
これから何が人間世界に起きていくのか、その兆しを知るものはまだごくわずかであった。
2017年6月より月刊少年マガジンにてコミカライズ連載がスタート。作画は掟上今日子の備忘録の浅見よう。
小説 終わりのセラフ 吸血鬼ミカエラの物語
それはまだ、優一郎とミカエラが吸血鬼の家畜として地下都市で暮らしていた日。
フェリド・バートリーが「あの話」が聞きたいと言うからクローリーは話した。
神と信仰の十三世紀ヨーロッパで、二人が出会い、人間だったクローリーが吸血鬼になったときの話。
無邪気にも神を信じていたときの話を。
そして百夜ミカエラは未来の見えないこの状況を打開するため、フェリドの屋敷へと足を踏み入れる。
これは、ミカエラの名に隠された秘密、吸血鬼の真実と起源に迫る物語。
登場人物
主要人物(柊シノア隊)
日本帝鬼軍・月鬼ノ組
日本帝鬼軍・柊家
鬼
吸血鬼
フェリド・バートリー (CV:櫻井孝宏)
クローリー・ユースフォード (CV:鈴村健一)
百夜孤児院
人間
その他
アニメ版オリジナルキャラ
用語
《終わりのセラフ》
神の罰。世界を終わらせる大規模破壊呪術兵器。
傲慢な人間を罰する為に、神が下す罰。でも馬鹿な人間たちはそれを利用してした兵器を作った。世界が滅んだのもこれのせいらしい。
《鬼呪装備》
神鬼を封じ込めた武器。
《帝ノ鬼》
柊家を宗家とした組織。
日本で一二を争う呪術組織。
《帝ノ月》
一瀬を宗家とした組織。
(帝ノ鬼)の配下という扱いだが、敵対しており、(帝ノ鬼)に冷遇されている。
《百夜教》
日本で一二を争う呪術組織。
(帝ノ鬼)よりもタチが悪く、欲望に節操がない。
かつて百夜孤児院を運営し、子供達を実験に使っていた。
《終わりのセラフ》を研究していた。
《ミカエラ》
本来は大天使ミカエルが由来の女性名。
だが、ここでのミカエラは大天使ミカエルが由来ではないらしい。
何かしら吸血鬼達に関連している。
元は天使だったが地上に堕とされたとされる。
関連イラスト
関連タグ
評価タグ
終わセラ100users入り 終わセラ500users入り 終わセラ1000users入り