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KID開発・アテナ発売のファミリーコンピュータ用シューティングゲーム作成ソフト。

概要

1991年に(株)アテナが発売。

開発を担当したのは、後にギャルゲーメーカーとして名が知られた(株)KID(2006年倒産)である。

ゲーム作成ツールと言えば今でこそ某RPG制作ソフト等が有名だが、当時としてはプログラミングの知識を必要としないゲーム作成ソフトの登場は画期的であり、それでいてファミコンでの発売に衝撃を受けた人も多い筈。

「ゲームデザイナー養成ソフト」などとご大層な名前が付いてはいるが、制作できるのはあくまで縦スクロール方式のシューティングゲームのみである。


内蔵のエディタによって、タイトル画面、自機及び各種ショット、キャラクターザコ中ボス大ボス)、背景といった殆どのグラフィックを作成可能で、敵の動作や弾の発射パターン等はあらかじめ決められたものの中から選ぶ事になるが、それでもファミコン用ソフトとは思えない詳細な設定ができるようになっている。

もちろんゲーム中に流れるBGMも作曲する事ができ、後のスーパーファミコンで発売されたアスキー(現:エンターブレイン)の『RPGツクールSUPERDANTE』よりも遙かに高機能であった。

サンプルゲームの『EDIT』は単に遊ぶだけでなく、ゲーム制作に行き詰った時に参考となる言わば教科書のような役割も果たしている。


しかし、当時の家庭用ゲーム機でこれらを実現するにはやはり限界というものがあり、容量の都合上作成可能なステージ数は3と少なく、グラフィックも1キャラ(16×16pixel)につき4色迄(透明色を含む為、実質3色)しか使用出来ず、BGMに関しても音色が少なく、ループ箇所の指定も出来ない等、様々な制約の中で思い通りのゲームを制作するのは困難である事は想像に難くない。

加えて、ファミコン用ソフトとしては異例の高額(9800円)ソフトなので、実際に手にしたという人はそう多くはない筈である。


製造数自体の少なさもあってかレトロゲーム愛好家の間でも一種の語り草となっていたが、其の後、『デザエモン』と名を変えてスーパーファミコンプレイステーションセガサターンNINTENDO64と、数々のハードで発売されている所を見ると、人気の高さが窺える。


『デザエモン』に移行してからはアテナ主催によるデザエモンコンテストが積極的に行われ、近年ではプレイステーション用ソフトの『デザエモンプラス』、『デザエモンKids!』がPS3/PSPに対応したゲームアーカイブスとして発売(2013年末のアテナ倒産に伴い、現在は購入不可)された事でデータ管理がしやすくなったのを受けてか現在も一部のファンインターネット上で作品のやりとりを行っている等、シューティングゲームというジャンルが下火とはいえ、このシリーズに魅入られたファンの数は少なくないと言える。


余談だが、漢字で表記する絵描衛門(でざえもん)はファミコン版のみで、後のシリーズは全てカタカナ表記の『デザエモン』に改められている。


関連項目

ゲームソフト デザエモン

ファミリーコンピュータ

シューティングゲーム レトロゲーム

概要

1991年に(株)アテナが発売。

開発を担当したのは、後にギャルゲーメーカーとして名が知られた(株)KID(2006年倒産)である。

ゲーム作成ツールと言えば今でこそ某RPG制作ソフト等が有名だが、当時としてはプログラミングの知識を必要としないゲーム作成ソフトの登場は画期的であり、それでいてファミコンでの発売に衝撃を受けた人も多い筈。

「ゲームデザイナー養成ソフト」などとご大層な名前が付いてはいるが、制作できるのはあくまで縦スクロール方式のシューティングゲームのみである。


内蔵のエディタによって、タイトル画面、自機及び各種ショット、キャラクターザコ中ボス大ボス)、背景といった殆どのグラフィックを作成可能で、敵の動作や弾の発射パターン等はあらかじめ決められたものの中から選ぶ事になるが、それでもファミコン用ソフトとは思えない詳細な設定ができるようになっている。

もちろんゲーム中に流れるBGMも作曲する事ができ、後のスーパーファミコンで発売されたアスキー(現:エンターブレイン)の『RPGツクールSUPERDANTE』よりも遙かに高機能であった。

サンプルゲームの『EDIT』は単に遊ぶだけでなく、ゲーム制作に行き詰った時に参考となる言わば教科書のような役割も果たしている。


しかし、当時の家庭用ゲーム機でこれらを実現するにはやはり限界というものがあり、容量の都合上作成可能なステージ数は3と少なく、グラフィックも1キャラ(16×16pixel)につき4色迄(透明色を含む為、実質3色)しか使用出来ず、BGMに関しても音色が少なく、ループ箇所の指定も出来ない等、様々な制約の中で思い通りのゲームを制作するのは困難である事は想像に難くない。

加えて、ファミコン用ソフトとしては異例の高額(9800円)ソフトなので、実際に手にしたという人はそう多くはない筈である。


製造数自体の少なさもあってかレトロゲーム愛好家の間でも一種の語り草となっていたが、其の後、『デザエモン』と名を変えてスーパーファミコンプレイステーションセガサターンNINTENDO64と、数々のハードで発売されている所を見ると、人気の高さが窺える。


『デザエモン』に移行してからはアテナ主催によるデザエモンコンテストが積極的に行われ、近年ではプレイステーション用ソフトの『デザエモンプラス』、『デザエモンKids!』がPS3/PSPに対応したゲームアーカイブスとして発売(2013年末のアテナ倒産に伴い、現在は購入不可)された事でデータ管理がしやすくなったのを受けてか現在も一部のファンインターネット上で作品のやりとりを行っている等、シューティングゲームというジャンルが下火とはいえ、このシリーズに魅入られたファンの数は少なくないと言える。


余談だが、漢字で表記する絵描衛門(でざえもん)はファミコン版のみで、後のシリーズは全てカタカナ表記の『デザエモン』に改められている。


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