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漫画『呪術廻戦』の登場人物。

「なんだぁ? 遊んでくれるのかぁ?」


プロフィール

等級受肉体特級呪霊相当)
嗜好・興味兄弟
嫌いなもの加茂憲倫
CV山口勝平
生得術式蝕爛腐術

概要

特級呪物呪胎九相図の三番が受肉して生まれた九相図の三男。

同時期に受肉した兄弟に一番の兄・脹相と二番の弟・壊相がいる。


偽夏油真人らの作戦によって呪術高専東京校の保管庫から持ち出されて受肉し、彼等の「人間を滅ぼし、呪霊が取って変わる世界を創造する」という目的に一応協力している。

受肉後は真人らに依頼された宿儺の指の回収の為に、血塗と共に八十八橋へと出向いたが、そこで八十八橋の呪いを祓いに来た虎杖悠仁釘崎野薔薇の2人と遭遇し、互いに交戦する事となる。


ちなみに兄達の事は「兄者」と呼んでいる。


人物

彼の事を一言で言えば呪霊と人間のハーフである。

しかし兄二人とは違って人型ではなく、殆ど呪霊と変わらない外見をしている(実際に交戦した釘崎も最初は完全に呪霊だと思っており、倒しても死体が消滅しないのを見て初めて受肉体だと気付いた)。


特徴は、ズングリした胴体からやや細長い手足が生えたカエルのような体型で、青緑色の肌に額の人面の下に大きな2つ目の口がある怪物じみた不気味な相貌。額の人面は眼球の無い目から常に血涙のようなものを垂れ流している。この額にある人面は彼自身の呪いとしての弱さから受肉元の素体の人間の名残が部分的に残ったもので機能はしておらず、彼自身の本来の顔は下の大きな口の方である。


ちなみに素体になったのは、真人達に適当にその辺から連れてこられた男性であり、極限状態になってもなお真人の姿が見えない程に呪いに関する素質は無かった。このような人物の肉体の名残が残ってしまっている事からも、彼自身の呪いとしての格が兄二人と比べても格段に劣っている事が分かる(言うまでもないが、脹相と壊相には素体の人間の名残など一切残っていない)。


一人称は「俺」で、不気味な怪物然とした見かけによらずどこか間の抜けた言動が特徴であり、楽しい事が何よりも好きな享楽的な性格。兄達の事は心から慕っているのだが、兄二人と比べても好戦的であまり細かい事を考えずに突っ込んでいくタイプであり、彼等ような冷静さや頭の良さはお世辞にもない。しかし一方で、兄達のように逆鱗に触れられると一気に激昂するような激情家な面もあまり見られない。

加えて壊相の逆鱗に触れた際には、虎杖と一緒に慌てるなどコミカルでどこか愛嬌もあるなど、良くも悪くも冷静で頭の回る兄達の下に生まれた三男らしい、伸び伸びとした性格だと言える。


基本的には、壊相と同様に人間にも術師にも特段の恨みはないようだが、しかしそんな彼ですら唯一の例外は生みの親である加茂憲倫である。兄である脹相が彼に対して激しい憎悪と嫌悪を向けているのもあって、血塗自身も兄の壊相も加茂憲倫に対してだけは明確な嫌悪感を抱いている。


能力

特級呪物の受肉体というだけあって、兄二人には劣るもののその戦闘力は中々に高い。特に下記する特異体質と術式の組み合わせが凶悪そのもので、大きな口から吐く「大量の血液」を武器にしている。また、動物のように四つん這いで行動し、人間には不可能な俊敏かつ立体的な動きができる。


特異体質

呪霊と人間のハーフである血塗を初めとする九相図兄弟は、呪力を血液に変換できる特殊体質の持ち主である為に、下記する蝕爛腐術が本来持つであろう最大の弱点を完全に克服している


そして、半分が呪霊であり特級呪物の受肉体でもある血塗の血液は、生物に対して猛毒として作用する特性があり、さらに彼自身の術式によって強酸のように物質を溶解させる性質を備える事ができる。毒性自体は兄二人程高くはないようだが、作中で浴びた相手が虎杖だったから平気だっただけで実際に血塗の血の毒性がどの程度なのかは不明。アニメでは血塗の血を浴びせられた岩盤が煙を上げて溶解している描写が追加されるなど、しっかりと毒性がある事が強調されている。


生得術式

蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)

血塗が持つ生得術式であり、壊相も同じ術式を持っている。

前述した通り、2つ目の大きな口から大量の血液を吐きかけて発動し、血を浴びて取り込んだ対象を血を媒介にして腐食・溶解させてしまう術式である。ちなみに彼の血は前述通りそれ単体でも毒性を有しており、全身に浴びせない限りそれ自体で相手を殺せる程の殺傷力は無いものの、それでも虎杖レベルの毒に対する耐性が無ければ普通は激痛で行動が制限されてしまう。


壊相曰く結果が有毒なだけで、あくまでも本質は「分解」であり、少しややこしいが、「元々毒性がある血が、術式によって「分解」という作用を得て、結果的により強力な毒に変わる」という事であるらしい。


なお、脹相や加茂憲紀赤血操術と同系統の血を操る術式である事から、これも加茂家相伝の術式の1つかその発展系なのだと思われる。この術式の最大の弱点は本来ならば赤血操術と同じく、己の血を使う術式である為に、多用すると失血して消耗するリスクがある事なのだろうが、前述通り己の呪力で無尽蔵に血を作れる彼等には、そのリスクが事実上存在しない


血塗本人の力量はそこまで高くないが、大量の吐血による面攻撃は単純に躱し難く、下記する本命の事を考えても、同じ術式を持った壊相とのコンビネーションによって真価を発揮する術式である。


  • 朽(きゅう)

蝕爛腐術の正に本領であり、最もこの術式を凶悪たらしめている技。

作中では壊相が発動していたので、壊相の使う技というイメージが強いが、その壊相の説明によると血塗もこの技を使える事が言及されている。対象の粘膜・傷口等に、血塗か壊相どちらかの血を取り込ませ、二人のどちらかが発動する事で作用する術であり、侵入箇所から相手の肉体を毒と激しい痛みを伴いながら「分解」して腐蝕させていく。発動すれば一度に離れた場所にいる複数人を術式で蝕み、術式開示を駆使すれば10〜15分以内に敵を死に至らしめ、並の術師なら毒と激痛で動く事すらままならないまま、壊相曰く朝には骨しか残さずに溶けて消滅してしまう。ただし、これは壊相が発動した場合の殺傷力であり、血塗が発動した場合の殺傷力も同じなのかは不明。

いずれかの攻撃が命中すればこの術に繋がる為に、回避するには両者の攻撃両方に当たってはならないという厄介さを持ち、両者のコンビネーションで真価が発揮される技である。

一方で、血を通じて相手と繋がった状態になる為に、釘崎のような相手との繋がりを辿る術式との相性は最悪であり、2人纏めてダメージがフィードバックされてしまう。(実際に作中では釘崎が自分の手にを打ち込んだ事で血の繋がりを辿られてしまい壊相共々動きに支障が出るほどのダメージを負ってしまった)


活躍

伏黒恵、虎杖悠仁、釘崎野薔薇が八十八橋の調査に訪れ、彼等が八十八橋に巣くっていた指の特級呪霊と交戦を始めたのとほぼ同時期に、彼と兄の壊相も宿儺の指の回収に訪れる。

先に指の特級呪霊の生得領域に潜入し、そこにいた虎杖達と遭遇して虎杖と交戦。自分の攻撃を巧みに躱して反撃する虎杖に苦戦していたところで、壊相が釘崎を領域から引っ張り出す場面を目撃し、自分も壊相が作った領域の裂け目から後を追って外に出る。その後を追う虎杖と暫く追いかけ合いをしていたようだが、途中で釘崎から逃げる壊相の背中を見てしまい、そのせいで釘崎にも壊相は背中を見られ、激昂して「バチ殺し」を宣言した壊相と共に2人と本格的に交戦する。


最初は、壊相の極ノ番・翅王から逃げる虎杖達の逃走経路を計算して、最短距離で先回りする事で2人に自分達の血を取り込ませ、強力な術式で圧倒したものの、釘崎の術式との相性の悪さで思わぬ苦戦を強いられる。さらに虎杖の体質とも相性が悪く、彼の猛攻で苦しむ中で思わず壊相の事を呼んだ結果、その言葉で動揺した壊相が思わず術式を解いてしまい、それがきっかけで形成を逆転される。


黒閃を発動した釘崎の一撃によって重傷を負い、それでも兄を助けるべく立ち上がるも、最期は釘崎が発動したトドメの連撃の「簪」によって、頭部を内側から破裂させられて死亡した。


余談

  • 名前の由来は、仏教画である九相図の3枚目「血塗相」。死体の腐敗による損壊が更に進行して、融解した脂肪や体液が体外に滲み出す様を描いた絵を指す。
  • ちなみに他の九相図の兄弟達が元ネタ通りの名前で呼ばれる中、彼だけが「相」という漢字を省いた名前で呼ばれているが、これは単純に血塗相(けちずそう)という名前の語感が悪いからだと思われる。
  • 今まで呪霊を『祓って』いた虎杖にとっては、壊相と並んで明確に『殺害』した初めての相手。
  • 壊相は戦いの中にあっても常に血塗の事を想い、弟が死亡した際には思わず涙を流していたが、そのような壊相の姿は、虎杖に対して必要であり生物とは言えない相手だから倒してきた今までとは明確に違う、『自らの意思で命を殺す』という罪を明確に覚えさせる事となった相手だった。
  • また、彼等が殺された事で脹相は虎杖と釘崎に対する復讐心を抱き、彼を殺す事を決意させた他、彼等との戦いが終わった後に釘崎はその功績もあって1級呪術師に推薦されており、虎杖や釘崎にとっては更なる戦いへの契機を作った重要な人物となった。そしてその渋谷事変にて、虎杖悠仁の兄の一人だった事が明らかとなる。
  • 壊相の背中を見た際には、虎杖と2人並んで驚いたり焦ったりするリアクションが同じであり、これらは兄弟の伏線を込めて意図的に描かれていたのかもしれない…。
  • また、脹相の「存在しない記憶」では虎杖に顔を拭いてもらったり、一緒にボール遊びをする和やかな光景が映っており、やはり性格的に2人は馬が合った事が示唆されている。

関連タグ

呪術廻戦 呪胎九相図 受肉体

脹相 壊相

虎杖悠仁 釘崎野薔薇


半人半霊 三男

「なんだぁ? 遊んでくれるのかぁ?」


プロフィール

等級受肉体特級呪霊相当)
嗜好・興味兄弟
嫌いなもの加茂憲倫
CV山口勝平
生得術式蝕爛腐術

概要

特級呪物呪胎九相図の三番が受肉して生まれた九相図の三男。

同時期に受肉した兄弟に一番の兄・脹相と二番の弟・壊相がいる。


偽夏油真人らの作戦によって呪術高専東京校の保管庫から持ち出されて受肉し、彼等の「人間を滅ぼし、呪霊が取って変わる世界を創造する」という目的に一応協力している。

受肉後は真人らに依頼された宿儺の指の回収の為に、血塗と共に八十八橋へと出向いたが、そこで八十八橋の呪いを祓いに来た虎杖悠仁釘崎野薔薇の2人と遭遇し、互いに交戦する事となる。


ちなみに兄達の事は「兄者」と呼んでいる。


人物

彼の事を一言で言えば呪霊と人間のハーフである。

しかし兄二人とは違って人型ではなく、殆ど呪霊と変わらない外見をしている(実際に交戦した釘崎も最初は完全に呪霊だと思っており、倒しても死体が消滅しないのを見て初めて受肉体だと気付いた)。


特徴は、ズングリした胴体からやや細長い手足が生えたカエルのような体型で、青緑色の肌に額の人面の下に大きな2つ目の口がある怪物じみた不気味な相貌。額の人面は眼球の無い目から常に血涙のようなものを垂れ流している。この額にある人面は彼自身の呪いとしての弱さから受肉元の素体の人間の名残が部分的に残ったもので機能はしておらず、彼自身の本来の顔は下の大きな口の方である。


ちなみに素体になったのは、真人達に適当にその辺から連れてこられた男性であり、極限状態になってもなお真人の姿が見えない程に呪いに関する素質は無かった。このような人物の肉体の名残が残ってしまっている事からも、彼自身の呪いとしての格が兄二人と比べても格段に劣っている事が分かる(言うまでもないが、脹相と壊相には素体の人間の名残など一切残っていない)。


一人称は「俺」で、不気味な怪物然とした見かけによらずどこか間の抜けた言動が特徴であり、楽しい事が何よりも好きな享楽的な性格。兄達の事は心から慕っているのだが、兄二人と比べても好戦的であまり細かい事を考えずに突っ込んでいくタイプであり、彼等ような冷静さや頭の良さはお世辞にもない。しかし一方で、兄達のように逆鱗に触れられると一気に激昂するような激情家な面もあまり見られない。

加えて壊相の逆鱗に触れた際には、虎杖と一緒に慌てるなどコミカルでどこか愛嬌もあるなど、良くも悪くも冷静で頭の回る兄達の下に生まれた三男らしい、伸び伸びとした性格だと言える。


基本的には、壊相と同様に人間にも術師にも特段の恨みはないようだが、しかしそんな彼ですら唯一の例外は生みの親である加茂憲倫である。兄である脹相が彼に対して激しい憎悪と嫌悪を向けているのもあって、血塗自身も兄の壊相も加茂憲倫に対してだけは明確な嫌悪感を抱いている。


能力

特級呪物の受肉体というだけあって、兄二人には劣るもののその戦闘力は中々に高い。特に下記する特異体質と術式の組み合わせが凶悪そのもので、大きな口から吐く「大量の血液」を武器にしている。また、動物のように四つん這いで行動し、人間には不可能な俊敏かつ立体的な動きができる。


特異体質

呪霊と人間のハーフである血塗を初めとする九相図兄弟は、呪力を血液に変換できる特殊体質の持ち主である為に、下記する蝕爛腐術が本来持つであろう最大の弱点を完全に克服している


そして、半分が呪霊であり特級呪物の受肉体でもある血塗の血液は、生物に対して猛毒として作用する特性があり、さらに彼自身の術式によって強酸のように物質を溶解させる性質を備える事ができる。毒性自体は兄二人程高くはないようだが、作中で浴びた相手が虎杖だったから平気だっただけで実際に血塗の血の毒性がどの程度なのかは不明。アニメでは血塗の血を浴びせられた岩盤が煙を上げて溶解している描写が追加されるなど、しっかりと毒性がある事が強調されている。


生得術式

蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)

血塗が持つ生得術式であり、壊相も同じ術式を持っている。

前述した通り、2つ目の大きな口から大量の血液を吐きかけて発動し、血を浴びて取り込んだ対象を血を媒介にして腐食・溶解させてしまう術式である。ちなみに彼の血は前述通りそれ単体でも毒性を有しており、全身に浴びせない限りそれ自体で相手を殺せる程の殺傷力は無いものの、それでも虎杖レベルの毒に対する耐性が無ければ普通は激痛で行動が制限されてしまう。


壊相曰く結果が有毒なだけで、あくまでも本質は「分解」であり、少しややこしいが、「元々毒性がある血が、術式によって「分解」という作用を得て、結果的により強力な毒に変わる」という事であるらしい。


なお、脹相や加茂憲紀赤血操術と同系統の血を操る術式である事から、これも加茂家相伝の術式の1つかその発展系なのだと思われる。この術式の最大の弱点は本来ならば赤血操術と同じく、己の血を使う術式である為に、多用すると失血して消耗するリスクがある事なのだろうが、前述通り己の呪力で無尽蔵に血を作れる彼等には、そのリスクが事実上存在しない


血塗本人の力量はそこまで高くないが、大量の吐血による面攻撃は単純に躱し難く、下記する本命の事を考えても、同じ術式を持った壊相とのコンビネーションによって真価を発揮する術式である。


  • 朽(きゅう)

蝕爛腐術の正に本領であり、最もこの術式を凶悪たらしめている技。

作中では壊相が発動していたので、壊相の使う技というイメージが強いが、その壊相の説明によると血塗もこの技を使える事が言及されている。対象の粘膜・傷口等に、血塗か壊相どちらかの血を取り込ませ、二人のどちらかが発動する事で作用する術であり、侵入箇所から相手の肉体を毒と激しい痛みを伴いながら「分解」して腐蝕させていく。発動すれば一度に離れた場所にいる複数人を術式で蝕み、術式開示を駆使すれば10〜15分以内に敵を死に至らしめ、並の術師なら毒と激痛で動く事すらままならないまま、壊相曰く朝には骨しか残さずに溶けて消滅してしまう。ただし、これは壊相が発動した場合の殺傷力であり、血塗が発動した場合の殺傷力も同じなのかは不明。

いずれかの攻撃が命中すればこの術に繋がる為に、回避するには両者の攻撃両方に当たってはならないという厄介さを持ち、両者のコンビネーションで真価が発揮される技である。

一方で、血を通じて相手と繋がった状態になる為に、釘崎のような相手との繋がりを辿る術式との相性は最悪であり、2人纏めてダメージがフィードバックされてしまう。(実際に作中では釘崎が自分の手にを打ち込んだ事で血の繋がりを辿られてしまい壊相共々動きに支障が出るほどのダメージを負ってしまった)


活躍

伏黒恵、虎杖悠仁、釘崎野薔薇が八十八橋の調査に訪れ、彼等が八十八橋に巣くっていた指の特級呪霊と交戦を始めたのとほぼ同時期に、彼と兄の壊相も宿儺の指の回収に訪れる。

先に指の特級呪霊の生得領域に潜入し、そこにいた虎杖達と遭遇して虎杖と交戦。自分の攻撃を巧みに躱して反撃する虎杖に苦戦していたところで、壊相が釘崎を領域から引っ張り出す場面を目撃し、自分も壊相が作った領域の裂け目から後を追って外に出る。その後を追う虎杖と暫く追いかけ合いをしていたようだが、途中で釘崎から逃げる壊相の背中を見てしまい、そのせいで釘崎にも壊相は背中を見られ、激昂して「バチ殺し」を宣言した壊相と共に2人と本格的に交戦する。


最初は、壊相の極ノ番・翅王から逃げる虎杖達の逃走経路を計算して、最短距離で先回りする事で2人に自分達の血を取り込ませ、強力な術式で圧倒したものの、釘崎の術式との相性の悪さで思わぬ苦戦を強いられる。さらに虎杖の体質とも相性が悪く、彼の猛攻で苦しむ中で思わず壊相の事を呼んだ結果、その言葉で動揺した壊相が思わず術式を解いてしまい、それがきっかけで形成を逆転される。


黒閃を発動した釘崎の一撃によって重傷を負い、それでも兄を助けるべく立ち上がるも、最期は釘崎が発動したトドメの連撃の「簪」によって、頭部を内側から破裂させられて死亡した。


余談

  • 名前の由来は、仏教画である九相図の3枚目「血塗相」。死体の腐敗による損壊が更に進行して、融解した脂肪や体液が体外に滲み出す様を描いた絵を指す。
  • ちなみに他の九相図の兄弟達が元ネタ通りの名前で呼ばれる中、彼だけが「相」という漢字を省いた名前で呼ばれているが、これは単純に血塗相(けちずそう)という名前の語感が悪いからだと思われる。
  • 今まで呪霊を『祓って』いた虎杖にとっては、壊相と並んで明確に『殺害』した初めての相手。
  • 壊相は戦いの中にあっても常に血塗の事を想い、弟が死亡した際には思わず涙を流していたが、そのような壊相の姿は、虎杖に対して必要であり生物とは言えない相手だから倒してきた今までとは明確に違う、『自らの意思で命を殺す』という罪を明確に覚えさせる事となった相手だった。
  • また、彼等が殺された事で脹相は虎杖と釘崎に対する復讐心を抱き、彼を殺す事を決意させた他、彼等との戦いが終わった後に釘崎はその功績もあって1級呪術師に推薦されており、虎杖や釘崎にとっては更なる戦いへの契機を作った重要な人物となった。そしてその渋谷事変にて、虎杖悠仁の兄の一人だった事が明らかとなる。
  • 壊相の背中を見た際には、虎杖と2人並んで驚いたり焦ったりするリアクションが同じであり、これらは兄弟の伏線を込めて意図的に描かれていたのかもしれない…。
  • また、脹相の「存在しない記憶」では虎杖に顔を拭いてもらったり、一緒にボール遊びをする和やかな光景が映っており、やはり性格的に2人は馬が合った事が示唆されている。

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