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概要

戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックで描かれる漫画的表現(アンビエント)の一つ。

また作品の題字(タイトル)にも血飛沫みたいなものが飛び散っている柄(デザイン)であり、本作の象徴的配色(シンボルカラー)になっている。単行本では全体的に、各巻ごとで異なる2色の飛沫が散っている。

例・第1巻はピンク×ブルーの配色になっている。



これは主人公の1人でUNDEAD-不死-否定者(ひていしゃ:世界の理を否定する業の器になった者)・アンディへ由来した演出と思われる。彼は多量出血など「死」に関わる条理(ルール)が否定される体質なため、100年以上も致命傷を負っては生き還る人生を歩んでいる。そんな運命を背負っていながら、アンディは前向きに事を捉え、出血しながら多彩な技を体得している。



物語序盤では、アンディが自身の不死体質を利用した技を使う際、主に風子(ヒロイン)の顔面に血飛沫が直撃して「ぎゃわっぷ」などと驚く展開がお約束となっている。


因みに、UNDEAD-不死-否定者へみられる特徴の1つに「体から離れた部位(パーツ)は30秒消失がある。そのため、この血飛沫も30秒後には自然消滅するものと推測される。実際に第1話の序盤では、アンディが電車に撥(は)ねられ派手に血飛沫が飛んだものの、後のコマでは電車の車体正面にへこみがあるだけで血痕や轢(ひ)かれた人体は見つからない不可解な現場となった。

また、少年少女向け雑誌に配慮もあってか、かなり濃い目の血飛沫が飛び、切断面などの描写(グロテスク)は血で塗り潰されて不可視(見せない)の作画がされている。これにより低年齢層向けの掲載誌でも、(主人公が)ギリギリの出血欠損過多な演出が保たれていると考察される。



この事から、本作でアンディから派手に血飛沫が出たとしても、その後は血みどろ血生臭い現場にならない不健全な構図が否定されている・・・たぶん(漫画的には作画分量を下げられている利点なわけだが、決して、作者が描き忘れや創作の都合で省いているといった事はないと思います……異論は認める)。


技への昇華

物語当初は、アンディ切断面から過剰噴射して目潰し程度の血飛沫だった。後に記憶を巡る修行を経て、攻撃力が備わる血飛沫に成長させる事ができた。


これにより、体が強く押し出されるほど噴射される血圧血液凝固を操作して容易く人体切断できるほどの硬度を有する【血液技】へ進化している。またこれらを応用して、今までの多彩な技も性能向上させる事ができ、より自由な実現力が発揮されている。


例をあげると―

アンデラまとめ

アンディは血液を高圧噴射する技【死道(デッドロード)】の応用でか、足の切断面から断続的に血を噴射することで、フライボード(水上バイクの噴出する水圧を利用して空を飛ぶマリンスポーツ)のように滞空時間を伸ばしているような成長をみせている。


その他の【血液技】については「アンディ(アンデラ)」や「■ィ■■ー■(アンデラ)」を参照。


制作話

本作の題字(タイトル)アンデッドアンラックは、言葉に血飛沫がかかってるような象徴的配色(シンボルカラー)になっている。さらに単行本は、各巻の展開(イメージ)に合わせて全体的に色々(カラフル)な飛沫が飛び散っている色遣いがされている。


UNDEAD UNLUCK 不死不幸 FanArt祝!アンデラ1位!!アンデラまとめ

これに因んで、作品投稿サイト「pixiv」でも血飛沫が飛んでいる風の作品も見受けられる。



原作にある血飛沫風の配色(デザインアート)は、デザイン会社フライハイトの山本優貴氏が担当しており、単行本のデザイン等も行っている。


中には粋な演出(トリビア)も魅せてくれる。

例として【第6巻】は前後の巻と相違点があり、注目は巻数の「06」に重なっている真っ黄色な飛沫。これをよく観察すると、ある人物と似た人型の飛沫が隠れている。更に助言(ヒント)を出せば、表紙カバーを外した本の表紙で観察すると分かり易いので、気になる方は探してみると面白いかもしれない(見方を変えれば、それだけ第6巻は「君に伝われ」と強い意志が込められている物語なのだろう)。

この他、単行本毎に合わせた飛沫の演出もされている。


因みに作者・戸塚慶文は、6巻の表紙にある演出を読者達の反応(リアクション)で気付いたそうな。



あれボク(作者)のアイディアじゃないです

この人(山本優貴氏)が勝手にやりました(いいね 最高だ)


関連項目

戸塚慶文 アンデッドアンラック アンデラ

漫画的表現 血飛沫 / 飛沫 血液

デザイン アート



言葉演出(アンデラ)能力名クソデカロゴ・・・本作で特徴的な作品演出(アンビエント)の一つ。



ダンガンロンパシリーズ・・・本作と同じような演出がある作品群。血飛沫がピンク系のポップカラーになっており、凄惨で独特な世界観へ「彩り」という刺激(スパイス)を加えている。

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