主に、以下の作品に関連するイラストが多い。
また、上記の作品をモチーフとしたオリジナル作品にも使用されている。
ちなみに宮沢賢治生誕の地、岩手県には、「IGRいわて銀河鉄道」という実在する銀河鉄道がある。更に東京都東村山市には「銀河鉄道」という名前のバス会社もある。
ところで銀河鉄道って何?
銀河鉄道とは、宇宙空間を走る架空の鉄道、もしくはそれをイメージして命名された実在の鉄道・バス事業者など。ぜんたい、現実の岩手県などでPRされる「銀河〇〇」もこれらにあやかって名付けられている。
初出は宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』に登場する鉄道であり、十中八九これが元ネタとなる。時代や賢治の残した手記から岩手軽便鉄道がモデルとされる。
その他「銀河や星々の世界を走る」「星座にまつわる駅舎」「灯台守、行商人、車掌などが同乗している」「インディアンが並走する」等の一足早い空想科学的描写から、「唐突に表れる」「海難者が同乗し、南十字星の駅で降りれば天上へ行ける」「その先に石炭袋と呼ばれる終着駅があり、それこそが本当の天上だとされる」等の幻想的描写も存在する。また、車掌や商人の発言によれば不完全な幻想第四次と呼ばれる時空で運行しているようで、ジョバンニの持っている鼠色の切符を見た商人は「天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です」と応えていた。
これら、科学的、幻想的、やや宗教的な描写の混在から、後発作品に与えた影響ははかり知りれない。
作中では「動力は不明だが黒煙を出さない」と明記されており、カムパネルラは「アルコールか電気だらう」と推察している。正しい動力が何かも判明していないが、少なくとも現代で浸透している蒸気機関車という認識の元ネタは松本零士『銀河鉄道999』である。賢治はよく創作詩でエーテルという語彙を活用するため、もしかしたら動力は未知のエネルギーかもしれない(憶測)。
フィクション
銀河鉄道株式会社 - 松本零士の漫画・アニメ『銀河鉄道999』・『銀河鉄道物語』に登場する架空の鉄道事業者。なお、銀河鉄道=蒸気機関車という図式を定着化させたのは松本零士氏。
天の川鉄道 - 漫画『ドラえもん』に登場する架空の鉄道事業者。銀河超特急を運行する。『ドラえもん のび太と銀河超特急』も参照。
GR東銀河 - アニメ『ケロロ軍曹』に登場する架空の鉄道事業者。正式名称は不明。
テレビゲーム『桃太郎電鉄』シリーズにおいて登場する鉄道線、およびその鉄道線に入るためのカード。実は元々はファミマガのウソ技(実在しない裏技)から着想されて生まれたもの。
漫画・アニメ『ARIA』に登場する架空の鉄道。キャラクターの一人が宮沢作品に言及する一方、別のキャラクターは松本作品の登場人物のコスプレをしている。
星穹列車 - ゲーム『崩壊:スターレイル』に登場する主人公たちが開拓者として、各星に行くために使う架空の列車。
関連イラスト
実在
銀河鉄道 (バス会社) - 東京都東村山市のバス事業者。
IGRいわて銀河鉄道 - 2002年に東北本線の盛岡駅 - 目時駅間を継承した第三セクター鉄道。
いわて銀河鉄道線 - 同社が運営する鉄道路線。
釜石線(銀河ドリームライン) - 花巻駅 - 釜石駅間の地方交通線。上記『銀河鉄道の夜』のモデルになった路線であるため、この愛称がついた。
・SL銀河 - 同線を走る臨時快速列車。2023年運行終了。
北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 - 旧JR池北線を継承した第三セクター鉄道、北海道ちほく高
原鉄道の鉄道路線。2006年廃止。
銀河鉄道 - BUMP OF CHICKENのシングル「プラネタリウム」のカップリング曲。
銀河鉄道 (劇団) - 香川県高松市に拠点を置く劇団。2009年には劇中歌の「Our Town」が西日本放送『RNC Newsリアルタイム』のエンディング曲として使用されている。
銀河鉄道(バス会社)
東京都東村山市に本社を置くバス会社。略称は「ぎんてつ」。社名は設立年の1999年と銀河鉄道999を掛け合わせたもの。ホームページには「夢だけで作った小さなバス会社」と書かれており、実際社長はバスファンである(『激レアさんを連れてきた。』でも紹介されたことがある)。
路線バス事業の他、貸切バス事業、特定輸送、果ては霊柩車の運行業務も行っている。
なお路線バスは元々社長が趣味で集めた中古のバスであることもあって、交通系IC利用不可で現金払いオンリーである(その代わりなのか料金はどこまで乗っても定額)。