概要
ポケモンシリーズに登場する、頬に蓄電器官「でんきぶくろ」を持ったでんきタイプポケモンの総称。
初代の『赤・緑・青・ピカチュウ』に登場したピカチュウをはじめ、該当ポケモンは皆彼らに似た特徴を持っていることから、ピカチュウポジション、ピカチュウモドキ枠とも呼ばれる。
また、げっ歯類モチーフが多くを占めていることから、電気げっ歯類などとも呼ばれ、ポケモンピクロスでは「エレキュート」と名付けられた。
当百科では「電気袋組」で統一する。
ピカチュウ系統が登場して以降は進化系が登場しないジンクスだったが、パモ系統が登場したことにより破れる事になった。
先述した特徴の他にも以下の特徴を持つ場合が多い。
- 種族名が全世界共通(ただしエモンガ→Emolga(エモルガ)など微妙な読みの差異はある、パモ系統は唯一の例外である)。
- 黒くて丸い目を持つ(アローラライチュウは青目)。
所属ポケモン一覧
言わずと知れたポケモンの顔、ピカチュウとその進化前、進化後のポケモン、いわゆるピカチュウ系統と呼ばれる「ねずみポケモン」。
ピカチュウとライチュウは初代から登場していたが、進化前でベイビィポケモンのピチューが登場したのは第2世代の『金・銀・クリスタル』からである。
第7世代の『サン・ムーン』ではアローラ独自の環境に対応した姿として、エスパータイプを持つアローラライチュウが登場した。
第3世代の『ルビー・サファイア・エメラルド』で追加された「おうえんポケモン」。
ゲームでも対の関係であり、セットで描かれることが多い。当時はマスコットとして積極的な宣伝も行われた。
第4世代の『ダイヤモンド・パール・プラチナ』で追加された「でんきリスポケモン」。
低スペックながら世界大会を制した逸話は有名。
第5世代の『ブラック・ホワイト』で追加された「モモンガポケモン」。
でんきの他にひこうタイプが付く、当グループ初の複合タイプ持ち。
第6世代の『XY』で追加された「アンテナポケモン」。
同作で新たに追加されたフェアリータイプを持っている。高さは0.2mと、電気袋組では最小。
第7世代の『サン・ムーン』で追加された「まるまりポケモン」。
はがねタイプとの複合を持ち、ウルトラ版ではぬしポケモンとしても登場。
第8世代の『ソード・シールド』で追加された「にめんポケモン」。
あくタイプとの複合というポケモン初のタイプな上に、フォルムチェンジを行える。
第9世代の『スカーレット・バイオレット』で追加された「ねずみポケモン」及び「てあてポケモン」。
ピカチュウ系統と同じく二段階進化が可能で、でんき最後の複合となるかくとうタイプが追加される。
例外的存在
※ピチューとライチュウはピカチュウと同系列の種族のため、イラストから省略されてしまうことも度々ある。第9世代で進化系統を持つパモが出現した事で状況が変わる可能性もある。
※第7世代ではピカチュウそっくりのミミッキュというポケモンが登場しているが、タイプがゴースト・フェアリーで全くの別物であることもあり、一覧からは除外される。
※人によってはアイドルポジションとの混交で第2世代からマリルを選出する向きもあるようだが、あちらもタイプがみずのためまるで異なる。
アイドル枠としてはプリンとピッピも勘違いされる事が多い。この2匹に関してはピカチュウと共にファンシー御三家や初代アイドルトリオなどと称されている。