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概要

エレボニア帝国に伝わる「巨いなる騎士」の正体である自我をもった機動兵器にしてエレボニアにて大きな内乱が起きる度に、歴史の裏で起きていた戦いに用いられたという伝説の存在。

乗り手となる人間は《起動者(ライザー)》と呼ばれる。

大きさはおおよそ7~8アージュ、材質はゼムリア大陸で一番強固な物質であるゼムリアストーン製、自己再生能力を持っており損傷をしても自力で回復することが出来る。(ただし機能停止になるほどの損壊をした場合は修復にもかなりの時間がかかる)


高度な思考システムを有しており、起動者や彼らと協力する準起動者との意思疎通も可能。だが、一体の騎神がある物に汚染され……


また起動者の精神状態の変化や、他の騎神の力を取り入れることによって外見を変化することが出来る。

格の順は黒>金、銀>緋>灰、紫紺、蒼(黒のアルベリヒ談)


七体の騎神

《灰の騎神》ヴァリマール

ヴァリマール

獅子心皇帝ドライケルスが起動させた騎神。獅子戦役では偽帝オルトロスが起動させた《緋の魔王》を《銀の騎神》と共に撃破している。

七耀暦1204年にはトールズ士官学院の旧校舎地下に眠っており、エマが導き手となる形でリィンが起動者となる。内戦で貴族連合の機甲兵を相手に奮戦し、内戦終結後はリィンの《灰色の騎士》の異名の由来にもなる。


《蒼の騎神》オルディーネ

蒼の騎神

《起動者》クロウ・アームブラスト
《導き手》ヴィータ・クロチルダ
《かつての起動者》不明
《かつての導き手》不明

紺碧の海都オルディスに眠り、オルディス若しくはオルディスのシンボル像オンディーヌの名前の由来にもなった騎神。作中開始より数年前にヴィータが導き手となり、クロウが起動者になる。内戦では貴族連合側として活躍し、蒼の騎士として貴族連合の象徴ともなっていた。内戦終結後、クロウの死に伴って機能を停止し、正規軍に回収されていたが………


《緋の騎神》テスタ=ロッサ

《起動者》セドリック・ライゼ・アルノール
《導き手》黒のアルベリヒ
《かつての起動者》ヘクトルⅠ世 《偽帝》オルトロス

900年前に帝都を汚染させた暗黒竜を討伐する際、100年後に当代の皇帝ヘクトル帝が起動者として暗黒竜を討伐することに成功する。しかし、暗黒竜の瘴気を浴びたヘクトル帝は呪いに蝕まれて命を落とし、テスタ=ロッサも呪いの力で汚染される。

後の獅子戦役ではこれを核に紅き終焉の魔王(エンド・オブ・ヴァーミリオン)が出現し、後の内戦でも出現する。この際、もはやテスタ=ロッサは騎神ではなく高位次元の悪魔を統べる魔王の一体となっていた。


《紫紺の騎神》ゼクトール

《起動者》ルトガー・クラウゼル
《かつての起動者》ルキウス皇子に仕える猟兵

獅子戦役でルキウス皇子に仕える猟兵が起動させた騎神。現代では猟兵王が起動者となる。


《銀の騎神》アルグレオン

-VII-

《起動者》???
《導き手》???
《かつての起動者》不明

獅子戦役で活躍した機神の一体。大地の聖獣アルグレスの名前を取っており、《金の騎神》と並び全ての騎神では絶大な力を誇る。


《黒の騎神》イシュメルガ

《起動者》???
《かつての起動者》なし

獅子戦役及び暗黒竜の出現でも存在が確認されなかった騎神。この騎神は造りだした魔女と地精でさえ知らなかった恐ろしい実態が隠されていた。


《金の騎神》エル=プラドー

ルーファス・アルバレア

《起動者》???
《導き手》恐らく黒のアルベリヒ
《かつての起動者》不明

七耀暦1206年、帝国に併合されたクロスベルで目覚めた騎神。



















※ネタバレ注意
























正体

騎神の正体と製造理由、それは《大崩壊》以前の1200年前に遡られる。

当時帝国には焔の至宝《紅い聖櫃(アークルージュ)》大地の至宝《黒の巨鎚(ロストゼウム)》という二つの至宝が存在した。


その至宝により互いにおおきな繁栄をもたらしていたが、とある時期から二つの至宝を持つ民は相争うようになった。共に巨大な守護神の形をしていた二至宝は互いにぶつかり合い、千日もの争いの間にその力により起こった大きな天変地異で地上を焦土と化した後、相討ちという形で争いは終焉を迎えた。


巨大な守護神達は力を失った抜け殻と化し(その抜け殻は現在ノルド高原とブリオニア島に残されている)その力そのものは互いに融合し《巨イナル一》と呼ばれる鋼と化した。


内部で永遠の自己相克を永劫に繰り返すその超越的で不安定な存在はいつ暴走するかもわからぬ中、焔と大地の眷属達はそれぞれの聖獣の力も借りて《巨イナル一》を封印しようとする。


いくつもの失敗を繰り返した後最終的に大地の眷属が用意した七つの器に焔の眷属が力を分離させその器に宿す事によって封印に成功する。


二至宝が融合した存在を七つに分離して宿されたその七つの器こそ、

七体の騎士人形《騎神(デウス=エクセリオン)》である。


起動者と導き手

起動者

騎神が目覚める際には騎神の思考システムがその起動者を選ぶ。選ばれる基準はあくまでもその人物の魂或いはかつての起動者との縁が基準である部分が大きい。


起動者が死亡した場合、巨イナル一の力で不死者となる事で蘇ることが可能。その場合は非常に高い能力を獲得することが可能で、相克に敗れた際に不死者は消滅する運命にある。


導き手

起動者が騎神と出会うにあたり、導き手となるのは主に魔女と地精。彼らは帝国において大きな災いが起きた際に起動者になり得る人物に接触し、巨イナル一の錬成を見守ってきていた。


しかし、900年前の暗黒竜出現とその100年後の帝都奪還を最後に地精が魔女と決別することとなる。それは、巨イナル一に蓄積されたあるものに汚染された存在が原因でもあった。




関連タグ

閃の軌跡 エレボニア帝国

















七の相克と巨イナル黄昏(ネタバレ)

七耀暦1204年にヴァリマールとオルディーネの衝突によって、相克の擬似的な再現が行われるが、幻焔計画の趣旨としては失敗する。二年後に結社の幻焔計画さえも掌握した鉄血宰相ギリアス・オズボーンは自らも《黒の騎神》イシュメルガの起動者として、巨イナル一の完成を試みる。


騎神同士の戦いは相克と呼ばれており、これらは全て巨イナル一を完成させるための準備であった。そして、ソレを行うための戦争が巨イナル黄昏である。尚、この黄昏は巨イナル一に蓄積された悪意に汚染された《黒の騎神》イシュメルガによってあらかじめ仕組まれていたことが後々に判明する。


闘争による膨大なエネルギーを満たした上で騎神同士が戦い、勝利した騎神は敗北した騎神の力を取り込むことで姿を変えるとともに力を増す。この際、不死者という形で生かされていた起動者も相克で敗北すれば、消滅することになっている。


謂わば、七の相克と黄昏とは世界を巻き込んだ戦争を利用した騎神同士の奪い合い。最後に勝ち残った騎神が巨イナル一となる、ゼムリア大陸を大釜に見立てた『錬金術』や『蠱毒』である。


七耀暦1206年に巨イナル一は再錬成されたが、イシュメルガの悪意そのものの権化でもあった。ヴァリマールとオルディーネの起動者と準起動者達がソレを葬ることで、巨イナル一は蓄積された悪意とイシュメルガ諸共完全に消滅することとなり、再錬成が成されたことで騎神達も役目を終える。最後に、二つの至宝の力でオルディーネの起動者と終焉の剣を人間として蘇らせて騎神達は消滅する。




新たなる巨イナル一とそれに抗うための奇跡(ネタバレ)

が、クロスベル再事変で存在しないはずの八体目……《零の騎神》ゾア=ギルスティンが現れる。











その正体は大戦をきっかけに誕生した未来演算すら可能とする機械知性体エリュシオンが演算した際に読み取ったリィン・シュバルツァーの分岐点の産物。


黄昏の終盤、イシュメルガに勝利したリィンはイシュメルガの力のみならずその悪意までも身体と機体を侵食され、宇宙へ離脱した。その果てに、リィンとイシュメルガは互いに否定し、混ざり合った。同様にヴァリマールも同じく……イシュメルガの悪意に浸食されて、再錬成された巨イナル一となる。つまり、ゾア=ギルスティンは巨イナル一として再錬成され、リィンと共にイシュメルガの悪意と混ざり合ったヴァリマールのなれの果てである。




が、零の騎神をエリュシオンが読み取り、複製したことで生み出されたのは巨イナル一となったヴァリマールだけでなかった。



よくぞ言った、リィン。


ゾア=ギルスティンの存在によって紡がれた新たな因果は最後の戦いでリィン達の機甲兵を特異点に理の外から接続、三体の騎神がその力と意志を宿らせた。


今こそおぬしがおぬし自身を乗り越えて前へ進む時――――私も力になろう。

立つが良い、クロウ。今こそ、そなたらと共に征こう。

そなたが変わったということを、示すときであろう!


ヴァリマール、オルディーネ、エル=プラドーがそれぞれの機甲兵に宿り、ゾア=ギルスティンを食い止めている間にエリュシオンのバックアップを奪うことに成功した。


エリュシオンが消滅して、もうその残滓も残っていない。


――――きっと大丈夫だ。この先何があっても、みんなとなら。

お前もそう思うだろう、相棒?







YES REAN

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