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弱虫ペダルの登場人物

「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」

「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」


プロフィール

学年千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年
出身中学関西境浜中
タイプスプリンター
愛車赤のPINARELLO
身長165㎝
体重56㎏
BIM20.6
誕生日1992年8月28日
星座乙女座
血液型B型
ゼッケン番号174(1年目) 3(2年目) 2(3年目)
イメージ動物
声優福島潤
俳優鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台)
深澤大河(ドラマ)
坂東龍汰(映画)

人物・概要

千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。

「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。

小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。


こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。

弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。

同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。

笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。


目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。

小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。

反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。

田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。


坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。

同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎「マツゲ君」熊本台一田浦良昭「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。


家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。


(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。


経歴・レース戦績


1年目

入学~1年生レース

坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。

レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。


合宿

初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。

2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。

3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。

最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。


インターハイ神奈川大会

1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。

第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。

その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。

この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。


2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。

レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。


3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。


表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。


インターハイ後

IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。

3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。


2年目

新学期~IH県予選

翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。

新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。


1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。


合宿

2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。


インターハイ栃木大会

この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。

表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。


2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。

そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。


そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。

そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。


3年目

新学期~県予選

新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。

この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。


その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。


合宿

3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。


合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。


インターハイ福岡大会

最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。



熊本火の国やまなみロードレース

劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。

2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。


使用車両について

愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。


IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。

1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。


ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。


劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。

なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。


かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。


余談

秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。

2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。

携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。


2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。


人称・口調・呼称やで!

一人称
  • ワイ
  • 稀にオレ(※)
二人称
  • お前
  • 年上の人物→アンタ
口調
  • 関西弁常用
  • 年上の人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物⇒敬語混じりの関西弁
呼称
  • 年上の人物・馴染みが薄い人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物 →「苗字・名前+さんまたはニックネーム」
  • 親しい人物・同い年以下の人物⇒「苗字や名前またはニックネーム」

(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある


関連人物の呼称と変遷やで!

※三人称含む

関連人物呼び方呼ばれ方
小野田坂道大野田くん→小野田くん(※)鳴子くん
今泉俊輔スカシたまに今泉鳴子
金城真護金城さん/グラサン主将鳴子
田所迅オッさんマメツブまたは鳴子
巻島裕介巻島さん鳴子
手嶋純太手嶋さん/パーマ先輩鳴子
青八木一青八木さん/無口先輩鳴子
杉元照文杉元鳴子
古賀公貴古賀さん鳴子
鏑木一差イキリ、カブ鳴子さん
段竹竜包段竹鳴子さん
杉元定時定時鳴子さん
六代蓮太六代鳴子さん
木中次直木中鳴子さん
村紙豊架村紙鳴子さん
真波山岳真波鳴子くん
福富寿一現時点接点なし現時点接点なし
東堂尽八現時点接点なし現時点接点なし
荒北靖友現時点接点なし現時点接点なし
新開隼人新開さん赤いマメツブくん
泉田塔一郎マツ毛くん鳴子くん
黒田雪成黒田さん鳴子
葦木場拓斗現時点接点なし現時点接点なし
銅橋正清現時点接点なし現時点接点なし
新開悠人新開弟→ユート鳴子さん
御堂筋翔御堂筋ナルコ
石垣光太郎現時点接点なし鳴子くん
岸神小鞠現時点接点なし現時点接点なし
待宮栄吉現時点接点なし現時点接点なし
浦久保優策現時点接点なし現時点接点なし
東村尊大現時点接点なし現時点接点なし
田浦良昭ゴリラなし
寒咲幹マネージャー鳴子くん
寒咲通司通司さん鳴子
Mr.ピエール監督鳴子クン
宮原すずこ現時点接点なし現時点接点なし
坂道母(小野田くんの)お母さん/オカン鳴子くん
祖母ばーちゃん不明
祖母宅隣家のおばちゃんみかどのおばちゃん/おねーさん章吉くん/章ちゃん
祖母宅隣家の子供たち呼称なし鳴子にーちゃん/しょーちゃん

(※)呼び方のイントネーションが多少異なる



関連イラスト


関連タグ

弱虫ペダル関西人 関西弁 レッドヒーロー


沢村栄純スポーツ漫画のキャラで、同学年トリオのムードメーカー的存在で、グッズ化の際のイメージカラーが赤色繋がり。また、張り合っている同級生がいるのも同じ。

「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」

「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」


プロフィール

学年千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年
出身中学関西境浜中
タイプスプリンター
愛車赤のPINARELLO
身長165㎝
体重56㎏
BIM20.6
誕生日1992年8月28日
星座乙女座
血液型B型
ゼッケン番号174(1年目) 3(2年目) 2(3年目)
イメージ動物
声優福島潤
俳優鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台)
深澤大河(ドラマ)
坂東龍汰(映画)

人物・概要

千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。

「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。

小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。


こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。

弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。

同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。

笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。


目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。

小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。

反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。

田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。


坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。

同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎「マツゲ君」熊本台一田浦良昭「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。


家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。


(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。


経歴・レース戦績


1年目

入学~1年生レース

坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。

レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。


合宿

初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。

2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。

3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。

最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。


インターハイ神奈川大会

1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。

第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。

その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。

この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。


2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。

レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。


3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。


表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。


インターハイ後

IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。

3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。


2年目

新学期~IH県予選

翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。

新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。


1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。


合宿

2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。


インターハイ栃木大会

この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。

表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。


2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。

そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。


そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。

そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。


3年目

新学期~県予選

新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。

この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。


その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。


合宿

3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。


合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。


インターハイ福岡大会

最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。



熊本火の国やまなみロードレース

劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。

2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。


使用車両について

愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。


IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。

1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。


ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。


劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。

なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。


かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。


余談

秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。

2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。

携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。


2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。


人称・口調・呼称やで!

一人称
  • ワイ
  • 稀にオレ(※)
二人称
  • お前
  • 年上の人物→アンタ
口調
  • 関西弁常用
  • 年上の人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物⇒敬語混じりの関西弁
呼称
  • 年上の人物・馴染みが薄い人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物 →「苗字・名前+さんまたはニックネーム」
  • 親しい人物・同い年以下の人物⇒「苗字や名前またはニックネーム」

(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある


関連人物の呼称と変遷やで!

※三人称含む

関連人物呼び方呼ばれ方
小野田坂道大野田くん→小野田くん(※)鳴子くん
今泉俊輔スカシたまに今泉鳴子
金城真護金城さん/グラサン主将鳴子
田所迅オッさんマメツブまたは鳴子
巻島裕介巻島さん鳴子
手嶋純太手嶋さん/パーマ先輩鳴子
青八木一青八木さん/無口先輩鳴子
杉元照文杉元鳴子
古賀公貴古賀さん鳴子
鏑木一差イキリ、カブ鳴子さん
段竹竜包段竹鳴子さん
杉元定時定時鳴子さん
六代蓮太六代鳴子さん
木中次直木中鳴子さん
村紙豊架村紙鳴子さん
真波山岳真波鳴子くん
福富寿一現時点接点なし現時点接点なし
東堂尽八現時点接点なし現時点接点なし
荒北靖友現時点接点なし現時点接点なし
新開隼人新開さん赤いマメツブくん
泉田塔一郎マツ毛くん鳴子くん
黒田雪成黒田さん鳴子
葦木場拓斗現時点接点なし現時点接点なし
銅橋正清現時点接点なし現時点接点なし
新開悠人新開弟→ユート鳴子さん
御堂筋翔御堂筋ナルコ
石垣光太郎現時点接点なし鳴子くん
岸神小鞠現時点接点なし現時点接点なし
待宮栄吉現時点接点なし現時点接点なし
浦久保優策現時点接点なし現時点接点なし
東村尊大現時点接点なし現時点接点なし
田浦良昭ゴリラなし
寒咲幹マネージャー鳴子くん
寒咲通司通司さん鳴子
Mr.ピエール監督鳴子クン
宮原すずこ現時点接点なし現時点接点なし
坂道母(小野田くんの)お母さん/オカン鳴子くん
祖母ばーちゃん不明
祖母宅隣家のおばちゃんみかどのおばちゃん/おねーさん章吉くん/章ちゃん
祖母宅隣家の子供たち呼称なし鳴子にーちゃん/しょーちゃん

(※)呼び方のイントネーションが多少異なる



関連タグ

弱虫ペダル関西人 関西弁 レッドヒーロー


沢村栄純スポーツ漫画のキャラで、同学年トリオのムードメーカー的存在で、グッズ化の際のイメージカラーが赤色繋がり。また、張り合っている同級生がいるのも同じ。

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    13,494文字pixiv小説作品

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弱虫ペダルの登場人物

「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」

「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」


プロフィール

学年千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年
出身中学関西境浜中
タイプスプリンター
愛車赤のPINARELLO
身長165㎝
体重56㎏
BIM20.6
誕生日1992年8月28日
星座乙女座
血液型B型
ゼッケン番号174(1年目) 3(2年目) 2(3年目)
イメージ動物
声優福島潤
俳優鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台)
深澤大河(ドラマ)
坂東龍汰(映画)

人物・概要

千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。

「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。

小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。


こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。

弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。

同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。

笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。


目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。

小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。

反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。

田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。


坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。

同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎「マツゲ君」熊本台一田浦良昭「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。


家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。


(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。


経歴・レース戦績


1年目

入学~1年生レース

坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。

レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。


合宿

初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。

2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。

3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。

最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。


インターハイ神奈川大会

1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。

第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。

その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。

この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。


2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。

レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。


3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。


表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。


インターハイ後

IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。

3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。


2年目

新学期~IH県予選

翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。

新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。


1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。


合宿

2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。


インターハイ栃木大会

この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。

表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。


2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。

そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。


そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。

そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。


3年目

新学期~県予選

新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。

この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。


その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。


合宿

3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。


合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。


インターハイ福岡大会

最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。



熊本火の国やまなみロードレース

劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。

2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。


使用車両について

愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。


IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。

1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。


ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。


劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。

なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。


かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。


余談

秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。

2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。

携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。


2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。


人称・口調・呼称やで!

一人称
  • ワイ
  • 稀にオレ(※)
二人称
  • お前
  • 年上の人物→アンタ
口調
  • 関西弁常用
  • 年上の人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物⇒敬語混じりの関西弁
呼称
  • 年上の人物・馴染みが薄い人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物 →「苗字・名前+さんまたはニックネーム」
  • 親しい人物・同い年以下の人物⇒「苗字や名前またはニックネーム」

(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある


関連人物の呼称と変遷やで!

※三人称含む

関連人物呼び方呼ばれ方
小野田坂道大野田くん→小野田くん(※)鳴子くん
今泉俊輔スカシたまに今泉鳴子
金城真護金城さん/グラサン主将鳴子
田所迅オッさんマメツブまたは鳴子
巻島裕介巻島さん鳴子
手嶋純太手嶋さん/パーマ先輩鳴子
青八木一青八木さん/無口先輩鳴子
杉元照文杉元鳴子
古賀公貴古賀さん鳴子
鏑木一差イキリ、カブ鳴子さん
段竹竜包段竹鳴子さん
杉元定時定時鳴子さん
六代蓮太六代鳴子さん
木中次直木中鳴子さん
村紙豊架村紙鳴子さん
真波山岳真波鳴子くん
福富寿一現時点接点なし現時点接点なし
東堂尽八現時点接点なし現時点接点なし
荒北靖友現時点接点なし現時点接点なし
新開隼人新開さん赤いマメツブくん
泉田塔一郎マツ毛くん鳴子くん
黒田雪成黒田さん鳴子
葦木場拓斗現時点接点なし現時点接点なし
銅橋正清現時点接点なし現時点接点なし
新開悠人新開弟→ユート鳴子さん
御堂筋翔御堂筋ナルコ
石垣光太郎現時点接点なし鳴子くん
岸神小鞠現時点接点なし現時点接点なし
待宮栄吉現時点接点なし現時点接点なし
浦久保優策現時点接点なし現時点接点なし
東村尊大現時点接点なし現時点接点なし
田浦良昭ゴリラなし
寒咲幹マネージャー鳴子くん
寒咲通司通司さん鳴子
Mr.ピエール監督鳴子クン
宮原すずこ現時点接点なし現時点接点なし
坂道母(小野田くんの)お母さん/オカン鳴子くん
祖母ばーちゃん不明
祖母宅隣家のおばちゃんみかどのおばちゃん/おねーさん章吉くん/章ちゃん
祖母宅隣家の子供たち呼称なし鳴子にーちゃん/しょーちゃん

(※)呼び方のイントネーションが多少異なる



関連イラスト


関連タグ

弱虫ペダル関西人 関西弁 レッドヒーロー


沢村栄純スポーツ漫画のキャラで、同学年トリオのムードメーカー的存在で、グッズ化の際のイメージカラーが赤色繋がり。また、張り合っている同級生がいるのも同じ。

「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」

「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」


プロフィール

学年千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年
出身中学関西境浜中
タイプスプリンター
愛車赤のPINARELLO
身長165㎝
体重56㎏
BIM20.6
誕生日1992年8月28日
星座乙女座
血液型B型
ゼッケン番号174(1年目) 3(2年目) 2(3年目)
イメージ動物
声優福島潤
俳優鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台)
深澤大河(ドラマ)
坂東龍汰(映画)

人物・概要

千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。

「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。

小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。


こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。

弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。

同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。

笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。


目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。

小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。

反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。

田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。


坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。

同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎「マツゲ君」熊本台一田浦良昭「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。


家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。


(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。


経歴・レース戦績


1年目

入学~1年生レース

坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。

レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。


合宿

初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。

2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。

3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。

最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。


インターハイ神奈川大会

1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。

第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。

その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。

この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。


2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。

レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。


3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。


表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。


インターハイ後

IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。

3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。


2年目

新学期~IH県予選

翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。

新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。


1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。


合宿

2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。


インターハイ栃木大会

この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。

表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。


2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。

そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。


そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。

そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。


3年目

新学期~県予選

新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。

この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。


その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。


合宿

3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。


合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。


インターハイ福岡大会

最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。



熊本火の国やまなみロードレース

劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。

2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。


使用車両について

愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。


IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。

1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。


ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。


劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。

なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。


かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。


余談

秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。

2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。

携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。


2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。


人称・口調・呼称やで!

一人称
  • ワイ
  • 稀にオレ(※)
二人称
  • お前
  • 年上の人物→アンタ
口調
  • 関西弁常用
  • 年上の人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物⇒敬語混じりの関西弁
呼称
  • 年上の人物・馴染みが薄い人物・一目置かれる人物・頭が全く上がらない人物 →「苗字・名前+さんまたはニックネーム」
  • 親しい人物・同い年以下の人物⇒「苗字や名前またはニックネーム」

(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある


関連人物の呼称と変遷やで!

※三人称含む

関連人物呼び方呼ばれ方
小野田坂道大野田くん→小野田くん(※)鳴子くん
今泉俊輔スカシたまに今泉鳴子
金城真護金城さん/グラサン主将鳴子
田所迅オッさんマメツブまたは鳴子
巻島裕介巻島さん鳴子
手嶋純太手嶋さん/パーマ先輩鳴子
青八木一青八木さん/無口先輩鳴子
杉元照文杉元鳴子
古賀公貴古賀さん鳴子
鏑木一差イキリ、カブ鳴子さん
段竹竜包段竹鳴子さん
杉元定時定時鳴子さん
六代蓮太六代鳴子さん
木中次直木中鳴子さん
村紙豊架村紙鳴子さん
真波山岳真波鳴子くん
福富寿一現時点接点なし現時点接点なし
東堂尽八現時点接点なし現時点接点なし
荒北靖友現時点接点なし現時点接点なし
新開隼人新開さん赤いマメツブくん
泉田塔一郎マツ毛くん鳴子くん
黒田雪成黒田さん鳴子
葦木場拓斗現時点接点なし現時点接点なし
銅橋正清現時点接点なし現時点接点なし
新開悠人新開弟→ユート鳴子さん
御堂筋翔御堂筋ナルコ
石垣光太郎現時点接点なし鳴子くん
岸神小鞠現時点接点なし現時点接点なし
待宮栄吉現時点接点なし現時点接点なし
浦久保優策現時点接点なし現時点接点なし
東村尊大現時点接点なし現時点接点なし
田浦良昭ゴリラなし
寒咲幹マネージャー鳴子くん
寒咲通司通司さん鳴子
Mr.ピエール監督鳴子クン
宮原すずこ現時点接点なし現時点接点なし
坂道母(小野田くんの)お母さん/オカン鳴子くん
祖母ばーちゃん不明
祖母宅隣家のおばちゃんみかどのおばちゃん/おねーさん章吉くん/章ちゃん
祖母宅隣家の子供たち呼称なし鳴子にーちゃん/しょーちゃん

(※)呼び方のイントネーションが多少異なる



関連タグ

弱虫ペダル関西人 関西弁 レッドヒーロー


沢村栄純スポーツ漫画のキャラで、同学年トリオのムードメーカー的存在で、グッズ化の際のイメージカラーが赤色繋がり。また、張り合っている同級生がいるのも同じ。

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