鳴子章吉
なるこしょうきち
「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」
「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」
プロフィール
プロフィール
学年 | 千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年 |
---|---|
出身中学 | 関西境浜中 |
タイプ | スプリンター |
愛車 | 赤のPINARELLO |
身長 | 165㎝ |
体重 | 56㎏ |
BIM | 20.6 |
誕生日 | 1992年8月28日 |
星座 | 乙女座 |
血液型 | B型 |
ゼッケン番号 | 174(1年目) 3(2年目) 2(3年目) |
イメージ動物 | 虎 |
声優 | 福島潤 |
俳優 | 鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台) |
深澤大河(ドラマ) | |
坂東龍汰(映画) |
人物・概要
人物・概要
千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。
「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。
小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。
こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。
弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。
同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。
笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。
目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。
小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。
反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。
田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。
坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。
同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差を「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎を「マツゲ君」、熊本台一の田浦良昭を「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。
家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。
(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。
経歴・レース戦績
経歴・レース戦績
1年目
入学~1年生レース
坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。
レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。
合宿
初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。
2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。
3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。
最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。
インターハイ神奈川大会
1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。
第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。
その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。
この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。
2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。
レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。
3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。
表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。
インターハイ後
IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。
3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見の御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。
2年目
新学期~IH県予選
翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。
新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。
1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。
合宿
2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。
インターハイ栃木大会
この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。
表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。
2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。
そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。
そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。
そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。
3年目
新学期~県予選
新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。
この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。
その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。
合宿
3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。
合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。
インターハイ福岡大会
最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。
熊本火の国やまなみロードレース
劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。
2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。
使用車両について
使用車両について
愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。
IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。
1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。
ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。
劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。
なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。
かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。
余談
余談
秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。
2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。
携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。
2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハでフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。
人称・口調・呼称やで!
人称・口調・呼称やで!
一人称 |
|
---|---|
二人称 |
|
口調 | |
呼称 |
|
(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある
関連人物の呼称と変遷やで!
※三人称含む
関連人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
---|---|---|
小野田坂道 | 大野田くん→小野田くん(※) | 鳴子くん |
今泉俊輔 | スカシたまに今泉 | 鳴子 |
金城真護 | 金城さん/グラサン主将 | 鳴子 |
田所迅 | オッさん | マメツブまたは鳴子 |
巻島裕介 | 巻島さん | 鳴子 |
手嶋純太 | 手嶋さん/パーマ先輩 | 鳴子 |
青八木一 | 青八木さん/無口先輩 | 鳴子 |
杉元照文 | 杉元 | 鳴子 |
古賀公貴 | 古賀さん | 鳴子 |
鏑木一差 | イキリ、カブ | 鳴子さん |
段竹竜包 | 段竹 | 鳴子さん |
杉元定時 | 定時 | 鳴子さん |
六代蓮太 | 六代 | 鳴子さん |
木中次直 | 木中 | 鳴子さん |
村紙豊架 | 村紙 | 鳴子さん |
真波山岳 | 真波 | 鳴子くん |
福富寿一 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
東堂尽八 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
荒北靖友 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
新開隼人 | 新開さん | 赤いマメツブくん |
泉田塔一郎 | マツ毛くん | 鳴子くん |
黒田雪成 | 黒田さん | 鳴子 |
葦木場拓斗 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
銅橋正清 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
新開悠人 | 新開弟→ユート | 鳴子さん |
御堂筋翔 | 御堂筋 | ナルコ |
石垣光太郎 | 現時点接点なし | 鳴子くん |
岸神小鞠 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
待宮栄吉 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
浦久保優策 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
東村尊大 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
田浦良昭 | ゴリラ | なし |
寒咲幹 | マネージャー | 鳴子くん |
寒咲通司 | 通司さん | 鳴子 |
Mr.ピエール | 監督 | 鳴子クン |
宮原すずこ | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
坂道母 | (小野田くんの)お母さん/オカン | 鳴子くん |
祖母 | ばーちゃん | 不明 |
祖母宅隣家のおばちゃん | みかどのおばちゃん/おねーさん | 章吉くん/章ちゃん |
祖母宅隣家の子供たち | 呼称なし | 鳴子にーちゃん/しょーちゃん |
(※)呼び方のイントネーションが多少異なる
「ワイは浪速の天才スピードマン 鳴子章吉や‼」
「先輩から貰(もろ)うた恩は 後輩に返すんや!!」
プロフィール
プロフィール
学年 | 千葉県立総北高校1年6組→2年3組→3年 |
---|---|
出身中学 | 関西境浜中 |
タイプ | スプリンター |
愛車 | 赤のPINARELLO |
身長 | 165㎝ |
体重 | 56㎏ |
BIM | 20.6 |
誕生日 | 1992年8月28日 |
星座 | 乙女座 |
血液型 | B型 |
ゼッケン番号 | 174(1年目) 3(2年目) 2(3年目) |
イメージ動物 | 虎 |
声優 | 福島潤 |
俳優 | 鳥越裕貴 / 百瀬朔(舞台) |
深澤大河(ドラマ) | |
坂東龍汰(映画) |
人物・概要
人物・概要
千葉県立総北高校一年生(後に二年→三年生となる)。
「浪速のスピードマン」の異名を持つ、大阪から親の転勤で総北に入学した有力なレーサー。
小野田坂道と同じ身長165㎝と小柄(※)ながら派手好きな目立ちたがり屋で、身の回りの物は全て赤色。髪の毛も赤色。
こてこての関西弁を喋る威勢の良い直情的な性格だが、家族や友達思いの人情家。ただし、極稀に下品な言動があるのが玉に瑕。
弟らから頼まれた買い物を済ますために秋葉原にやってきたところで坂道と出会い、同じ学校だったこともあり友達になる。そこで坂道の素質を見抜き、一緒に自転車競技部に入ることを勧めた。
同部で同じく一年生の今泉俊輔とは、何かと張り合うところを見せる。
笑い方は「かっかっかー」。「縁起は大事」ということで部活も大安の日に合わせて入部している。
目立つ事が信条で、「速いのが一番目立つ」という理由でスピードを求める。
小柄なために人一倍努力を重ねてきた、平坦な道が得意なスプリンタータイプ。
反面、山岳を苦手とするが、IHへ向けては山岳対策も行うことになり、合宿中の取材依頼に対しても「余計なことを考えたら目標がこなせない」と言って断るなど、単純に目立てばなんでもいいというわけではなく、あくまでレースで勝利して目立つ事が目的。
田所迅とは、同じスプリンターであるライバルとして、先輩後輩である師弟として、対抗心を燃やしたりアドバイスを受けたりする間柄となる。更には青八木一と共に大食いバトルをすることもある。
坂道のことは敬称付きの名前で呼ぶが、他の色々な人物に対しては渾名をつけて呼ぶことが多い。
同部の先輩は大体「○○先輩」と、田所は「オッサン」と呼び、同級生の今泉は「スカシ」、後輩の鏑木一差を「カブ」「イキリ」と呼ぶ。更には他校生である箱学の泉田塔一郎を「マツゲ君」、熊本台一の田浦良昭を「ゴリラ」と呼んでいる。反対に劇場版で新開隼人から「赤いマメツブ君」と呼ばれた時は吹き込んだとされる田所にツッコミを入れていた。なお巻島裕介についてはある理由で「怖い先輩」というイメージを持っているためか、渾名で呼ぶことはない。
家族構成は両親と弟二人(祖母宅の隣家の子からはみーくん、よーくんと呼ばれている)、大阪に駄菓子屋を営む祖母もいる。秋葉原にガンプラを買いに行った時も弟同士が喧嘩しないようにと同じものを2個買っている描写がある(その時所持金が足りなく坂道から1000円借りていたが、原作とアニメでは返したかどうか不明で(アニメではCパートで飴玉1個渡して済ませようとしている)、ドラマ版ではきちんと返していた)。
(※):2020年公開の実写劇場版で鳴子役を演じた坂東龍汰の身長は175㎝(坂道役の永瀬廉も同じ身長)であるため、実写劇場版に関しては小柄とはいえない。
経歴・レース戦績
経歴・レース戦績
1年目
入学~1年生レース
坂道と秋葉原で出会い、学校内で再会。引っ越しや関西のレースに出てたことから入部が遅れていたが、秋葉原での走りを見て坂道を自転車部に誘う。その後紆余曲折を経て坂道と途中で会話に加わった杉元照文の3人で入部。この日が1年生レースの日だったこともあり、入部早々レースに参加することとなる。
レースは市街地の追い越し禁止区間を抜けた直後に弾丸のような加速を見せて今泉と先行、今泉の動きを警戒しながら山岳に入り、途中遭遇した怪しい外国人…モトイ、のちに監督だと知るピエールに腿(もも)の裏の筋肉をもっと使うようアドバイスされる。さらに後続からもう一人登っていると聞かされて再び走り、ロードに乗り換えて追い上げてきた坂道が合流する。しかし自身の脚質がスプリンターゆえに山岳ではペースが落ち、それをカバーするべく編み出した「スプリントクライム」で維持しようとするが、この先で斜度が急激に変わって失速。自分に合わせて一緒に登るという坂道に檄を飛ばし「今泉を抜け」と根性を注入して山岳を託す。その後、坂道が山頂を制してリタイアした際にタッチを交わして、ゴールまで再び今泉とバトルとなるが、わずか2秒差で敗れている。
合宿
初めての参加となるIH前の合宿では田所を抜くことを目標としていたが、金城よりフラットバーに替えられた車体で1000キロ走破するようオーダーを出され、ハンドルの持ち場所の選択肢を奪われた上に重心が高くなって乗りにくくなってしまった状態で今泉と共に争いながら走る(今泉もまたシフトチェンジを封じられ、固定ギアで走っている)。
2日目の夜に金城から新聞と雑誌の取材があることを聞いて、その取材に出てみないかと誘われるが、合宿の趣旨を理解して辞退している。
3日目は手嶋純太と青八木の「チーム2人」の戦略に翻弄されるも、追い越し禁止時間直前での1・2年生のバトルに坂道・今泉と共に勝利。3日目終了後にリタイアとなった手嶋から3年生を表彰台に上げてこいと渇を入れられた。
最終日は今泉とほぼ同着でタイムアウト6時間前に1000キロ走破したが、目標としていた田所を最後の最後まで抜けずに悔しさを見せていた。
インターハイ神奈川大会
1年目のインターハイ神奈川大会では、1日目のスタート直後に叶えたい夢として、「坂道・今泉と共に3人で肩を組んでトップゴールを決めたい」という願望を持っていることを坂道らに話している(今泉も絵空事と言いつつも、悪くはないと返している)。
第1ステージで田所と共に飛び出し、箱根学園の泉田とスプリントリザルトをかけて争い、ゴール700mの所で軽量化のためにボトルを捨て、ジャージをレーシングパンツの中に入れて空気抵抗を減らす「TT(タイムトライアル)」スタイルで泉田に迫り、「酸素音速肉弾頭」の田所と共に三つ巴の戦いとなる。残り400mの所でジッパーを閉めてペースを上げる泉田に先行されるが、残り80mの所で飛んできた三角コーンが勝敗の決め手となり、田所に次ぐ2位でゴールした。
その後の山岳ステージでは集団落車に巻き込まれた坂道を待つよう金城に進言するも、山での判断は巻島に委ねていることや箱根学園が追い上げてきたことでそれどころではなくなっていたが、巻島が荒北靖友との会話で「3分以内ならまだ追いつく」と話す姿を見て、巻島がまだ諦めていないことを知った。
この日のレース後、宿舎に訪れた坂道母の姿を見てその台風ぶりに圧巻するも、「強くなりなさい」と坂道にかけた言葉に自身も気張らねばと意を決している。
2日目は田所が体調不良で出遅れていることに気付き巻島に待つように言うが、そういう状況ではないことを理由に田所を置いていくと言われて反論する。更に巻島から黙っているようにと言われていた田所の体調不良を打ち明けられるが、金城のオーダーを守ろうとする坂道が救出に向かって戦列を離脱、その後先を走る金城真護らと合流するも、今度は今泉がメンタル面で不調となり一人でチームを引かざるを得なくなっていたが(後に熊本台一から坂道らが集団にいることを聞いたことに安堵して金城もチームを引く)、しばらくして田所を救出した坂道がチームに合流してそのまま坂道がチームを引いて先頭に追い付き、力尽きて倒れかけたところを間一髪で抱き抱える(さらに抱えた手から離れて倒れかけるが、今度は今泉が間一髪で抱き抱えている)。ゴール時も足を使い切った坂道を抱えながらゴールゲートに入る。
レース後、結果を聞いて2位でゴールしたことに安堵する3年を見て悔しくないかと怒りを露わにするが、巻島が3人をゴール前に連れ出し、他チームがタイムアウト(=足切り、最初の選手がゴールしてから一定時間を超えるとリタイア扱いとなって次の日は走れない)する瞬間を見せて「今日の悔しさは明日の糧にしまっとけ」と言われ、借りは明日返すと3日目への決意を新たにした。
3日目は山岳ステージ直前で田所と金城が戦線を離脱したことで山岳でチームを引く。離脱前の金城からは「派手に目立ってこい」と託され、その「目立ってナンボ」の精神から様々な必殺技を披露して観客を沸かせる派手なパフォーマンスを繰り広げるが、それはリタイアを覚悟の上での走りで、だんだん視野が狭まる中先頭の箱根学園を捉え、追いついたところで戦線を離脱する。転倒時に頭を切ったこともあり、救護室で坂道がゴール争いをしているときも出血する程興奮し、坂道のトップゴールで総北が総合優勝した際は金城と共に喜びと感動を分かち合っていた(ここでも出血していた)。
表彰式は間に合わないと思われたが、大会関係者の機転で車に乗せてもらい、金城と共に無事に表彰台に6人で登っている。
インターハイ後
IHが終わって坂道・今泉がニューマシンとなる中、自身も新たにカーボンディープホイールを装着する。
3年生が完全引退となり、抜けた穴の大きさを危惧した今泉から、練習やIHでの活躍を見てオールラウンダーへの転向を進言される。当初は自らのプライドもあり拒否するも、答えを出すべく新たに主将になった手嶋に頭を下げて帰阪。大阪では親戚中から手厚い歓迎を受ける中、自身の原点ともいうべき草レースの周回コースに乗り込み地元の高校生レーサーに勝利し続け、最終戦として京都からやってきた京都伏見の御堂筋翔と対戦。負けたらスプリンターを辞めると宣言してのバトルで鼻血が出るほどの全力を出すも、最後の最後のわずかな差で敗れてしまい悔し涙を見せて、失意のまま千葉に戻ってきた。そしてこれを機にオールラウンダーに転向し、新たに装着したホイールを外すこととなった。
2年目
新学期~IH県予選
翌日に始業式を控え、部活に所属して進級を迎えるのは初めてな坂道に対し、「先輩からもらった恩は後輩に返す」ことや、その気持ちを後輩へ繋げていくことをなどをアドバイスしている。
新学期には某サイヤ人バリの髪型で登場するが、すぐさま今泉にぐしゃぐしゃにされて元に戻される。
1年生ウェルカムレース後のインターハイの県予選では、1年生レースで優勝した鏑木が手嶋にエースをやりたいと言って憤慨するも、レースではその鏑木のパンクで大きく遅れた差をチームで戻してゴール前で坂道と共に後押しする。ただしゴール後も今泉と共に再び憤慨し(本来なら自分が1位を取りたかったことから)、今泉が鏑木に「イキリ」の渾名を付けることに同意した。
合宿
2年目の合宿では自ら重いホイールを装着するというハンデを課し、途中での手嶋と古賀公貴の二人のバトルを見守りながら、最終日タイムリミット半日前に僅差で今泉より先にゴールし1番手で1000キロを走破した。この直前に「先に走破した方が負けた方に1日何でも命令できる権利を得る」という賭けを持ちかけており、後輩がタオルやドリンクを持って行く中、今泉に飲み物を持ってくるよう命令している(今泉はドリンクを持って来るも、「えい」と鳴子の頭にぶつけるよう投げつけた)。
インターハイ栃木大会
この年IHではスプリンターからオールラウンダーに移ったことでスプリントリザルトを青八木と鏑木に託し今泉と共に1日目の最終ステージを狙うが(途中泉田と勝負しようとするも今泉に止められている)、後続から追い上げてきた御堂筋が隙を見て先行したことで追走する。そして箱学の葦木場拓斗も加わった三つ巴の戦いとなるが、ゴールでのリーチの差で葦木場にトップゴールを奪われ御堂筋との同着2位となった。
表彰式でこそ笑いを取るパフォーマンスを取っていたが(テントでその姿を見た鏑木は猛烈に批判し今泉に頭を掴まれて注意される)、実は相当の悔しさを隠しており、誰もいないところでその悔しさを露わにしている。
2日目は鏑木が体調不良でチームから遅れてしまい青八木が救出に行く中後続の坂道らと合流するも手嶋との合流が遅れてしまい、背後から来た箱学が先行したことで手嶋の合流を待つと言った今泉のオーダーを破り単独で先を行く箱学と京伏を追う(当初は坂道も連れて行こうとしたがオーダーに背くのは自分だけでいい、と坂道を置いて行った)。
そして山岳賞ライン直前に先行した御堂筋・水田・木利屋をギリギリまで追走・足止めし、後続から追い上げてきた坂道と今泉が追い付いてきたことで戦線を離脱し手嶋らと合流する。
そして3日目、手嶋が山岳争いに勝利した後のゴール争いでチームを引き、仕掛けてくる新開悠人のアタックをブロックしながら坂道らを先行させ、負けたら黒田雪成より先には走らないという条件で先頭に並ぶ2人に追いつくまで真波山岳とバトルをする。勝負としては真波に分があったが坂道らは見えなかったため、賭けとしては自身に軍配が上がった。その後坂道らに追いつくが、後続から追い抜いて先行した御堂筋を追うべくサドルを外してまで軽量化をして追走し、御堂筋に追いついたところで落車、仰向けになりながら「根性注入や」と右腕を空に向けて上げて戦線を離脱しリタイヤする。
そして、坂道と真波とのバトルを坂道が制して2年連続で総北が優勝したことで、リタイヤしたメンバーを大会関係者がゴールまで乗せて再び6人で表彰台に立った。
3年目
新学期~県予選
新学期が始まり、この年も髪型を変えて「ハイパースーパー新型3年生鳴子スタイル」の名でキメるが、すぐさま今泉に崩されてしまう。
この年は部活動訪問という15分の短い時間の中で集まった新入生に部活内容を見せることになり、自転車部はローラーバトルを披露。今泉とのバトルで勝利して新入生にアピールし、1年のハートを鷲掴みして新1年生を沢山入部させようと企んでいたが、そのパフォーマンスがあまりにもガチすぎてドン引きされた模様で、結局11人(うち2人は途中退部)しか入部しなかった。
その後1年生ウェルカムレースを経て、鴨川市で開催されたインターハイの県予選ではスタート直後から先行逃げ切りを図る。予想外の暑さやスタートが遅れた補給要員の1年生を待っていたことが災いし一時は地元高校の選手に抜かれてしまうも、その1年生と坂道らが追い付いて合流し、再び追い抜いた後に今泉とゴールまでのバトルを仕掛けて1位でゴールする(IH会場に向かうフェリー内のミーティングでもこの戦績を持ち上げて今泉を煽り、イラ立たせていた)。
合宿
3年目の合宿では例によって坂道が車酔いで途中のパーキングで降ろされたことで(そこからロードで自走し現地入りしている)、坂道の代わりに合宿の概要を部員に説明する。今回は自らに課すハンデの代わりに、新たに二人一組で走る「相棒(バディ)」形式を採用し、遅れて現地入りした坂道と「鳴坂コンビ」として走り、互いの得意分野を得意な方が引く「人間仕掛け」で苦手なジャンルを強化する。
合宿自体は杉元と段竹竜包による5枚目のジャージを賭けたバトルがメインに置かれていたため自身の走りの描写は大きく扱われず、二人の勝負を見守りながら最終日に今泉・坂道と共に19時50分に周回をクリア。その一方で、2日目に1年生の村紙豊架から途中リタイヤを申し出された際には、鏑木を利用しようとしてまでメンバーの座を掴もうとした悪知恵を見抜いた上で裏方に回って学ぶよう命じている。
インターハイ福岡大会
最後の大会となるインターハイでは移動中の船上で緊張していたと吐露するも、2年前の神奈川大会での金城らの先輩メンバーも表には見せなかったが緊張してたのではないかと回顧し、初心に帰って一緒に走った先輩の背中を追い越したいという想いから3人で話し合ってゼッケン番号を入れ替え、田所が付けていた172番にちなんだ2番のゼッケンをつけることとなった。
熊本火の国やまなみロードレース
劇場版の熊本火の国やまなみロードレースでは1日目のスプリントリザルトで田所のアシストを務め、泉田と共にエーススプリンター(田所と新開)をゴール前まで引くために競う。
2日目は個人参加の巻島との合流後の先頭追走で、坂道からオーダーされた「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うことになった際の合いの手を入れている。
使用車両について
使用車両について
愛車は赤のPINARELLO、08~09年の「PRINCE」と呼ばれるモデルがベースとなっている(諸説あるので参考までに)。
IH1年目の合宿では1000キロ走破のための機材ハンデとして一時的にフラットバー化されている。
1年目のIH終了後にZIPP社のカーボンディープホイールを装着するが、帰阪の草レースで御堂筋に敗れオールラウンダーに転向したため外している(ただし劇場版では装着した状態で熊本のレースを走っている)。余談だが、ロードレーサーをフラットバー化した「フラットバーロード」は複数のメーカーから発売されている(ただしピナレロ社からは発売されていない)。
ドラマ版では同社の「RAZHA」をベースにカッティングシートを使用して赤の面積を増やしている。その他、上記で書いた合宿の際のフラットバー化に際してはコンポーネントの仕様上大がかりな改造が施された(装着していた変速機のメーカーであるカンパニョーロにフラットバー化するための純正部品がなかったため、一部ハンドメイドで対応している)。
劇場版(実写)では2020年モデルで赤い車体+「ONDAフォーク」と呼ばれる湾曲した独特の形状のフォークが装着された車種が唯一ラインナップされていた「ANGLIRU」を使用している。実写映画版で使われた車両の駆動系機材はシマノ製が標準装着されていたが、合宿の内容が原作をはじめとした他作と異なるためフラットバー化はされなかった。
なお、この形状のフォークを装着した車両は劇場版で使われた2020年モデルを最後にカタログ落ちとなっている(次年モデルからは形状が変わっている)。
かつては多い時でロード2台、ハードテイルMTB、ママチャリの計4台の自転車を所持していたこともあった(アニメ版ではママチャリはもう1台のMTBに変えられていた)。ドラマ版では1カットながらそれらの車両も用意されていた。
余談
余談
秋葉原で初めて出会ったときは坂道のことを「大野田くん」と間違えていた。
2年進級時は坂道と同じクラスにしてもらおうと先生にいろいろアクションをかけたが、結局隣のクラスになった。
携帯の着メロは歌舞伎の「いよーポン」の効果音である(劇場版及び3期1話)。
2年IH終了後の短い夏休みは今泉がワイハでフーゴルをすることを僻む中、自らも大阪へ帰阪し、祖母や食堂を営む隣家家族と共に淡路島での海水浴を堪能していた。かつてのあだ名は「爆釣満腹章ちゃん」だったことから子供たちが捕まえた魚をさばこうとした(が、「殺生す(る)な」と、隣家のおばちゃんのお玉攻撃に遭う)。休み明けで戻ってきたときの今泉との日焼け勝負(坂道がジャッジ)では見事今泉に勝利した。
人称・口調・呼称やで!
人称・口調・呼称やで!
一人称 |
|
---|---|
二人称 |
|
口調 | |
呼称 |
|
(※):誤植による呼称あり 原作で今泉と一人称の付く同じセリフを発した時には吹き出し内外に自身の一人称が付くことがある
関連人物の呼称と変遷やで!
※三人称含む
関連人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
---|---|---|
小野田坂道 | 大野田くん→小野田くん(※) | 鳴子くん |
今泉俊輔 | スカシたまに今泉 | 鳴子 |
金城真護 | 金城さん/グラサン主将 | 鳴子 |
田所迅 | オッさん | マメツブまたは鳴子 |
巻島裕介 | 巻島さん | 鳴子 |
手嶋純太 | 手嶋さん/パーマ先輩 | 鳴子 |
青八木一 | 青八木さん/無口先輩 | 鳴子 |
杉元照文 | 杉元 | 鳴子 |
古賀公貴 | 古賀さん | 鳴子 |
鏑木一差 | イキリ、カブ | 鳴子さん |
段竹竜包 | 段竹 | 鳴子さん |
杉元定時 | 定時 | 鳴子さん |
六代蓮太 | 六代 | 鳴子さん |
木中次直 | 木中 | 鳴子さん |
村紙豊架 | 村紙 | 鳴子さん |
真波山岳 | 真波 | 鳴子くん |
福富寿一 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
東堂尽八 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
荒北靖友 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
新開隼人 | 新開さん | 赤いマメツブくん |
泉田塔一郎 | マツ毛くん | 鳴子くん |
黒田雪成 | 黒田さん | 鳴子 |
葦木場拓斗 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
銅橋正清 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
新開悠人 | 新開弟→ユート | 鳴子さん |
御堂筋翔 | 御堂筋 | ナルコ |
石垣光太郎 | 現時点接点なし | 鳴子くん |
岸神小鞠 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
待宮栄吉 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
浦久保優策 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
東村尊大 | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
田浦良昭 | ゴリラ | なし |
寒咲幹 | マネージャー | 鳴子くん |
寒咲通司 | 通司さん | 鳴子 |
Mr.ピエール | 監督 | 鳴子クン |
宮原すずこ | 現時点接点なし | 現時点接点なし |
坂道母 | (小野田くんの)お母さん/オカン | 鳴子くん |
祖母 | ばーちゃん | 不明 |
祖母宅隣家のおばちゃん | みかどのおばちゃん/おねーさん | 章吉くん/章ちゃん |
祖母宅隣家の子供たち | 呼称なし | 鳴子にーちゃん/しょーちゃん |
(※)呼び方のイントネーションが多少異なる
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
- 巻島裕介まきしまゆうすけ
- 小野田坂道おのださかみち
- 手嶋純太てしまじゅんた
- 今泉俊輔いまいずみしゅんすけ
- 青八木一あおやぎはじめ
- 金城真護きんじょうしんご
- 田所迅たどころじん
- 寒咲幹かんざきみき
- 鏑木一差かぶらぎいっさ
- 杉元照文すぎもとてるふみ
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る【完売】絆のいろは
春。総北高校。 己の強さと勝つことにしか興味のなかった今泉と転校してきたばかりの鳴子。 互いに意識し合い、競い合ううちに二人の関係は徐々に変わっていく。 一方、鳴子は今泉と出会う前、ある変わった『依頼』を受けていた。 「……じゃワイはその”今泉俊輔くん”に近づいたらエエんすね?」 偶然と思惑が絡み合った二人の絆の物語です。 ・・・・・ ■8/16・コミックマーケット86発行 ■西館の19a・一華/楼華合同サークル「華セレブ」にて頒布致します。 ■A5/64P/オンデマンド印刷 ■イベント価格:400円 ■全年齢対象 原作準拠で進んでいきますが、ねつ造やや多めです。 時系列は今鳴が1年で4~9月となります。 こんな”もしも”があったら―― という視点で楽しんで貰えたら幸いです。 10/12:COMIC CITY SPARK 9にて再版いたします。 10/15:通販ページができました。(とらのあな様) http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/25/19/040030251934.html 1/25:完売いたしました。ありがとうございました。2,432文字pixiv小説作品- 総北クレジット株式会社マーケティング企画部
総北クレジット株式会社マーケティング企画部(前編)
手嶋純太が主人公の弱ペダサラリーマンパロです! 腐要素なし。 フィクションにつき、実在の企業などとは関係ありません。7,858文字pixiv小説作品 あけましておめでとう
季節ネタです。 総北一年三人組です。杉本君はきっと家族で旅行中。 カプ要素は無いです。 みんなで力を合わせて成長してくれれば、こんなに嬉しいことはありません。 ブクマ、コメント等ありがとうございます。信号機ちゃんたちがこれからも仲良くあれ! 6/22追記 腐向けタグを付けてくださったかたがいらっしゃいますが、申し訳ありませんがこの話の中の3人には互いに恋愛感情はなく、純粋な友情のつもりで書いたので外させていただきました。 すべてはそれを筆で表現できない私の力量不足の招いたことです。キャプションに総受け臭いと書いたのも適切ではなかったたと反省しております。(キャプション現在そちら削除いたしました) 一応女性向けタグがついておりますのでそちらでご勘弁ください。3,213文字pixiv小説作品「金城、総北一年にリンゴの妖精は居るか?」
娘らと「こえだちゃんの木のおうち」で遊んでいたら、降りて来た話です。 福鳴と言う、需要ZEROの世界にダイブしてみました。 「福ちゃんと言えばリンゴ」「リンゴと言えば赤い」「赤いと言えば鳴子君!!」と、マジカルバナナ形式に二人を巡り合わせたくなりました。同じ血液型だし、毛染め組だし、まあまあ気が合うのではないのでしょうか。どうでしょうか。5,606文字pixiv小説作品- 弱ペダホラー?
【設定】総北信号機+一人はホラー事情に強い【ネタ】
弱ペダでははじめまして。n番煎じですが妖怪パロとか巡回してたら私もやりたくなったんだ…本編は全然書けなかったけど…【追記】ひいいタグありがとうございます!善処はします…がんばる…1,366文字pixiv小説作品 - 疑心暗鬼の推理ゲーム 人狼
弱虫ペダルでワンナイト人狼03
【ワンナイト人狼とは】 ・村人陣営と人狼陣営に分かれ、人間の振りをして村に紛れ込んだ人狼を見つけて追放するゲーム ・全員で追放会議を行い、会議の後の投票によって追放する人を決める ・この追放会議で1匹でも人狼を追放出来れば村人陣営の勝利 ・狼を追放出来なかったり、誤って村人を追放したりしてしまったら人狼陣営の勝利 【役職】 村人陣営 村人・占い師・怪盗 ・村人→人狼に騙されないように、村人と人狼を上手く見分けるのが仕事 ・占い師→夜のターン(追放会議の前)で誰か1人を指名し、その人が人間か狼かを知ることが出来る(ただしその人の役職を知ることは出来ない) この時、誰のものでもない2枚のカードを占うことも出来る ・怪盗→夜のターンで誰かの役職と自分の役職を交換し、ゲーム自体は交換後の役職としてゲームに参加する(交換された相手は自分が交換されたことを知ることは出来ない) 人狼陣営 人狼 ・人狼→占い師や怪盗に成りすましたり、村人だと偽って潜伏したりして村人陣営を混乱させる (人数が増えていくにつれて様々な役職が登場しますが、今回は5人+進行役のGMの6人構成で進めていくので、役職は以上の通りです) (なお、夜のターンでする行動の順番は“人狼→占い師→怪盗”です) ※わかりづらかった方は某うぃきさんや某笑顔動画サイトなどのプレイ動画を見るとわかりやすいかと思います。 (ちなみに主は某笑顔動画サイトのスーパー人狼カルテットの皆様が投稿している部活動画に大変触発されております。) ※冒頭はその某スーパー人狼カルテットの皆様の部活動画を参考にさせて頂いております。遊び心で入れたので小説の内容とは直接関係ありません、あしからず。 ※“合同合宿かなにかをやった日の夜”を妄s…想像して書きました。 ※今回はワンナイト人狼なので、キャスティング・配役・占い先は全てくじで決めています。 ※ほぼ会話のみの構成です。 ※キャラ崩壊・口調迷子甚だしいです恐らく……。 ※仲のいいはずのキャラが言い合いをしていたり、誰かが誰かを騙しまくったりしていますが、ゲームなので!ゲームなので私生活や部活には影響しません!ご安心を! ※以上のことが許せない方はブラウザバック!3,403文字pixiv小説作品 - 大好き、だから(手青)
続 今泉の乱心
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3066107の続きです。なんとなく楽しくなったので。今泉くんが壊れてます。手嶋さんと青八木くんは付き合ってます。2,197文字pixiv小説作品 糸
荒北さんの誕生日があったにも関わらず、空気を読まずに別の話を投稿します。すみません……。 荒坂前提の総北信号機トリオ卒業話です。時期を外してますが(汗) 進学先や二年次、三年次IH結果など色々ねつ造してます。苦手な方はご注意ください。 信号機トリオは友情で構成されております。1ページ目はちらりと荒北さん不在の荒坂要素があるのみの友情話です。 2ページ目はおまけの荒坂話になります。こちらはがっつり腐向けです。 そもそも遅筆のくせに三月の下旬も下旬に卒業ネタを思いついてしまった私がダメだった……orz 本当にすみません。この後、これの設定を引き継いだ感じの荒北さん誕生日話を予定しておりますので、何卒ご容赦ください……。 既に誕生日を大幅に過ぎてるよというツッコミが私の中を駆け巡っております。ええ。←分かってるならもっと早くやれwwwww18,486文字pixiv小説作品【第二世代総北】クエスチョン
※アニメ派の方は閲覧注意です! 今泉から見た第二世代総北の面々です。時期は今泉が1年の秋、3年生の引退後。 パンツの話題注意。 みんながワイワイしているのが好きです。5,642文字pixiv小説作品- ライフライン
2話/小野田のやり方
第2話です。 キャプションて、未だに何を書けばいいのか良くわからんで苦手です。 なんども確認はしておりますが、誤字脱字等ありましたらどうぞお気軽に教えてやってくださいm(__)m5,923文字pixiv小説作品 【YWPD】同じ空の下だから
中3鳴子章吉が神戸で謎のオッサン・コセキに助けられるお話です。 第5回 利きペダル(http://kikipedal.goodword.jp/)に投稿したものです。テーマは「空」でした。3,720文字pixiv小説作品- 版権モノ
【弱ペダ】ロードバイクは生きている 8
未来がボクのところにやってきた。 // ロード擬獣化にドもえた結果のスコシフシギ設定、最終話はやっぱり主人公とヒロインで、これにて、完結。シリーズ各話の内容自体はまったく別個の短編なのですが、特殊設定のために一作目(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4041132)だけは先にお読みになった方が分かり易いと思います。 // クロモリを手放す前の小野田のあれこれ。インハイ後の夏休み。それと、ちょっぴり懐古主義。もしかしたら坂幹っぽく見えるかもですが、原作以上の関係のつもりはありません。 // 表紙は【http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=42745656】からお借りしました。 // http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4249563←前 ◆ 設定とあとがき→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=426871211,025文字pixiv小説作品 【今】わからへん!【鳴】
※まだ付き合ってない今鳴 高1の夏 鳴子くん視点のおはなし 30分で書いたお誕生日即席激短小説 鳴子くんお誕生日おめでとう~~;;ダイスキだよ;; やっと最新刊まで買えました…尊い… ペダル沼ってほんと罪深きギルティメシア…(?) とりあえず即席なのでちゃんと後でまたお祝いします~ 閲覧ありがとうございました!683文字pixiv小説作品さまよえる赤い弾丸
アニメがね、推して来るものですから。 グイグイ来るものですから。 いいか推すな、もう絶対推すなよ!って上島竜兵みたくなりながら見守ってたんですけども。 まあ、推されましたよね。 転がり落ちましたよね。 今鳴ルァァァァ!! 二人で顧問の外人助けるシーンのバックで「お二人の初めての共同作業~」みたいなナレーションが聞こえるほどに今鳴。 いいよいいよー。モモの筋肉つかっていこー。上半身ブレてこー。 便宜上今鳴って言ってますけどどっちから何やっても全然いいです。バッチこい。 この子達があまりに可愛くて手を染めたファンブック。 今泉紹介ページにある鳴子とのツーショット。 その黄昏た表情、着乱れたジャージ。 おめぇ、それ、 どう見ても事後!!! また次の月曜が楽しみです。 このお話は全年齢対象ですが、後半ちょっとTo Loveる・ダークネスみたいになりますのでご注意くださいませ。 ※表紙お借りしました→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=3836487513,494文字pixiv小説作品