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こういう謎解き(かけひき)は、得意だろ…?

ついに明かされる、〝キッドの真実〟―


概要

公開日2024年4月12日(金)
英題The Million-dollar Pentagram
監督永岡智佳
脚本大倉崇裕
主題歌aiko相思相愛
前作黒鉄の魚影

劇場版『名探偵コナン』シリーズ第27作品目。


今回のメインは『から紅の恋歌』以来7年ぶりとなる服部平次遠山和葉、そして『紺青の拳』以来5年ぶりとなる怪盗キッドのツートップ。

スタッフ陣も監督は『から紅』と、脚本は両作とそれぞれ共通。

この3人は原作における初対面となった『キッドVS高明 狙われた唇』にて平次がキッドの変装だと気付かず和葉にキスしようとするという因縁があり、前作ラストの情報解禁の段階でこれを踏まえた内容になると示唆されていた。


ティザーポスターとメインビジュアルには、テレビシリーズに先駆けて『から紅』でアニメデビューとなった大岡紅葉伊織無我、そして映画初登場の沖田総司も描かれている。


また超特報ではキッド=黒羽快斗の父である初代怪盗キッド・黒羽盗一について言及されており、『業火の向日葵』に続いてキッド関係者の深掘りも予想されていたが、メインビジュアルの発表と同時に原作でまだ明かされていないキッドの”真実”が明らかになることが確定。

しかしそれを危惧したキッドに招待状とフィルムが盗まれてしまったらしく、(正式公開前の情報漏れを懸念して)試写会を一切行わない異例の徹底ぶりとなっている。

前年の『黒鉄の魚影』では、試写会実施以降、映画の正式公開前に、映画公式Twitter(現X)に大量のネタバレツイートがリプライされ、公式が声明を出すほどになった騒動があった。本作はその性質上昨年以上にネタバレが致命傷になるため、このような措置をとったものと思われる。


あらすじ

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。今回キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。

ビックジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか…?


一方、西の名探偵・服部平次とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが…!?


時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、”死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。

それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も…


そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の”剣士”の影が迫り…


刀に秘した”真実”が、闇夜を切り裂き、いま月下へと導かれる――


(公式より)


ゲストキャラクター

本作オリジナルキャラクター

名前声優備考
土方歳三津田健次郎幕末の新選組副長。所縁の日本刀を怪盗キッドが狙う
川添善久大泉洋北海道警捜査一課の刑事
福城聖松岡禎丞医大生
福城良衛菅生隆之福城聖の父親。元高校教師
斧江拓三中博史斧江財閥の現当主
久垣澄人なし斧江財閥の顧問弁護士
吉永神子高野麻里佳巫女
ブライアン・D・カドクラ銀河万丈/ジュリアン・マクファーレン日系アメリカ人の武器商人
ナチョ・ベルガ武田幸史カドクラの部下
アフロ宮本崇弘カドクラの部下

今作のキーワード

  • 斧江圭三郎の遺産

斧江財閥初代当主であった斧江圭三郎が函館の何処かに隠したとされる宝。一説では、圭三郎の資産の一部を大量の金塊に代えて残したとも、軍需産業に携わっていた圭三郎が残した戦況を一変させる力があった強力な兵器とも言われている。

斧江財閥現当主・斧江卓三は勿論、カドクラもこの宝を求めている。

そしてキッドにとっても因縁のある宝であり、キッド曰く、「ある男が盗もうとして、何故か持ち帰らなかったもの」だとか……


  • 星稜刀(せいりょうとう)

今作のキーアイテム。かつて土方歳三が手にしたとされる日本刀。東窪栄達という無名の鍛冶師が製作した6本の刀がその在処を示しており、圭三郎の遺産の手掛かりになるという。(但し、星稜刀は過去に盗難にあって劇中では回想シーン等でしか出てこない)


動画

超特報


特報


予告


SpotifyとのコラボCM

コナンがキッドと平次を事件現場(?)に呼んで今作の主題歌をSpotifyで聴かせているが、何故か"眠りの小五郎"状態であり(2人はコナン=新一と知っているのでこの必要は全くない)、おまけに聴かせた理由も「ただ聴かせたかっただけ」と、ツッコミどころ満載。

なお背景の小物は「花火」「BFと書かれた本」「カブトムシのぬいぐるみ」など、全てaikoがこれまで出した曲に因んでいる


余談

  • タイトルは舞台となる函館の異名「100万ドルの夜景」と、五芒星の別名「五稜星」を合わせたもの。
    • 後者はティザーポスターにも描かれている「五稜郭」の形から北海道のシンボルマークとして使われるようになった歴史を持つ。”北辰”つまり北極星として「開拓使を導く」という意味合いもあったらしく(参考サイト)、まさに「道標」の当て字にふさわしいといえる。
    • 映画タイトルで慣例だった一部外語読みだが、初めて日本語読みが採用された。英題については従来は読みの方を英訳する事が多かったが、本作では「五稜星」という漢字表記の方の英訳となっている。

  • 北海道が主要な舞台となるストーリーは1998年放送のアニメオリジナル『鶴の恩返し殺人事件』などがあり、サブを含めれば『上野発北斗星3号』や『命を賭けた恋愛中継』などさらに何回かある。
    • キッドが2番目に登場した映画『銀翼の奇術師』における飛行機の行先は函館空港であり、これを含めると映画で舞台となるのは20年ぶり。
    • 『紺青』では少年探偵団はコナンたちの旅行先が北海道だと思っていたが、これはキッドが偽装したためで、実際にはコナンはキッドにシンガポールに密入国させられていた

  • 特報映像公開から約2週間後の2023年12月16日放送の『ハメられたのは私』にて、架空の都市・羅鈍市の羅鈍百貨店で開催されている北海道物産展が鍵となり、ネクストコナンズヒント後「物産展も良いが現地に行きたい」と小五郎にねだるコナンのセリフが流れた。
  • また、映画公開直前の4月6日放送回『4人だけの同窓会』Cパートでは、小五郎が「事件解決を労う目暮と高木にジンギスカン鍋を振舞われる」という夢を見るシーンだった。


  • 土方歳三役の津田健次郎は、『コナン』に客演した鬼丸猛以来2度目のシリーズ出演であり、原作者である青山剛昌直々の指名である。
    • 『YAIBA』本編では平次役の堀川りょうが担当していた。
    • 迷宮の十字路』の「源氏蛍」メンバーのような通り名ではなく、過去回想における本人。

  • 大泉洋演じる川添刑事は、『北斗星3号』や『銀翼』などに登場しコナンたちとも顔見知りである西村警部の部下。
    • 氏は実兄が現・函館市長であることも有名なため、それらを加味したキャスティングであると思われる。
    • また『コナン』103巻のカバー袖「青山剛昌の名探偵図鑑」には、彼がCVを務めるレイトン教授の紹介文が書かれていた。



関連タグ

名探偵コナン 劇場版名探偵コナン

服部平次 遠山和葉 大阪組 怪盗キッド


ぐだぐだ超五稜郭:アプリゲーム『Fate/Grand Order』の期間限定イベント。タイトル発表&イベント開始日が本作のタイトル解禁日と同じ2023年11月29日であり、まさかの舞台被りとなった。

(その他関係性は⇒こちらを参照)


ラストマン-全盲の捜査官-:大泉洋と、『ゼロの執行人』で主題歌を担当した福山雅治がW主演した刑事ドラマ。津田健次郎も重要人物の役(ネタバレのため当該記事参照)で出演している。


函館バス:本作の舞台の地元バス会社。映画公開に併せて函館市内線でラッピングバス(3種)を運行。公式サイトで専用時刻表も公開している。

函館市企業局交通部(函館市電):ラッピング仕様の路面電車があり、アプリで追跡が可能。



ゴジラxコング:新たなる帝国:大ヒットを記念して、コラボムービーが作成された。









この先、本編の内容を含みます




















サプライズ登場キャラクター


優作は『ベイカー街の亡霊』以来22年ぶり、有希子はOPのみだった同作を除けば映画初登場。(『ベイカー街の亡霊』に登場したのは有希子をモデルとしたアイリーン・アドラーのため)


映画初登場。

青山剛昌氏の原画シーンがある好待遇での登場となった。

声優は最新作『まじっく快斗1412』からM・A・Oが続投。

公開の2日前に原作デビューした母の中森碧子は流石に登場しなかった。

今作で初めてコナンと対面することとなったが、コナンは青子が蘭に似ていると言った発言は特にしていない。一方で、青子はコナンを見て「青子の幼馴染の小さい頃にそっくり」と指摘している。


前述した客演を経て、こちらも映画初登場。津田健次郎は本作では土方歳三も演じており、一人二役となった。

それを意識してか、彼が沖田を呼ぶシーンではイメージとして土方歳三が映し出されている。




















以下、本作における最大のネタバレ注意


















Wake not a sleeping lion


本作で明かされる”真実”。

重大な真実が明かされた過去作同様、ラストにのみ登場。

奇しくも関係する人物も同じ。

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