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bigdog

びっぐどっぐ

bigdogとは、2005年にアメリカのBostonDynamicsとジェット推進研究所、ハーバード大学が開発した四足歩行ロボット。

概要編集

起伏の多い地形でも、歩兵に随伴できる輸送用として開発された。

砂利道や雪上、急勾配でも問題なく歩行し、横から蹴飛ばされようがで滑ろうが転倒しない高度な姿勢制御機能をもつ高性能ロボット

小型版の「LittleDog」と高速型の「WildCat」も開発されている。


前後対称の逆関節という特異な造形をしており、人間が向かい合わせに肩を組んでいるかのような艶めかしい動きで、耳障りな駆動音を鳴らしながら歩き回る姿は非常にシュールで、公開当時は大いにネタにされた。

後にDARPAがbigdogの実用化モデルLS3(Legged Squad Support System:通称Alpha Dog)の開発計画に出資。

足関節が改善され動物に近い造形になり、立ち座りもできるようになった。

燃料補給なしで24時間以上動作・連続して30km移動可能、大きすぎたエンジン音もBigDogに比べて10倍くらい静かになり、またボイスコマンドでの操作も可能になった。


しかしながら、自動車もヘリも使わず敢えて徒歩で悪路を踏破するのは、相当な隠密性が求められる場合に限られるため、LS3の騒音は未だ看過しがたい音量であった。

加えて構造の複雑さにより現場での整備、修理が難しかったこともあり、2015年末にLS3開発打ち切りが発表されることとなる。


余った資金で騒音を更に低減させた「Spot」の開発が行われたが、こちらは可搬重量が18程度にとどまり、LS3の自律行動機能も損なわれていたため採用はされなかった。

しかしながらボストンダイナミクスは民間向けも考慮してSpotの開発を続行、試作機である「SpotMini」を経て2019年にリリースされた。

工事現場や農場の巡回、検査用として複数の企業に採用されている。

関連タグ編集

ロボット なにこれこわい すっげえキモいデザインだな!

 

メタルギア月光MGS4)…BigDogをモデルにしたという設定。

セルリアン(けものフレンズ)…形を真似る性質を持った怪物で、BigDogらしき造形の個体が登場。

フリッキー(けものフレンズ)…BigDogとその系列機を複合したようなデザインのロボット。

福岡ソフトバンクホークス…2020年のコロナ禍で行われた無観客試合で、7回裏にいざゆけ若鷹軍団のパフォーマンスに後継機の「Spot」を採用。当時酷使されていた外国人選手リバン・モイネロが改造されたというネタが生まれ、モイネロボと呼ばれた。

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