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解説

韓国イラストレーターであるキム・ヒョンテ率いるSHIFT UPが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントSCEI)から発売されたゲームで、同社としては初のコンシューマーゲームである。2024年4月26日発売。


昨今のポリティカル・コレクトネス事情に反する女性キャラの際どいデザインで話題となった。


2024年5月、本作のPC版並びに続編の製作を検討する旨を発表した。


ゲームシステム

本作はジャンルとしてはアクションアドベンチャーゲームであり、オープンエリアとオープンフィールドの2種類のマップを舞台にストーリーを進めていく。


戦闘はソウルライクであり、高周波ブレードを武器に特定のコマンドを入力して、コンボや特殊技を駆使して闘う。敵も攻撃を受け止めるが、シールドゲージ(SH)があり、0まで削ると体制を崩す。

敵に攻撃を与えるとベータゲージ(BE)が蓄積され、4種類のベータスキルが発動できる他、回避が成功する毎にバーストゲージ(BU)が蓄積され、4種類のバーストスキルが発動できる。

途中から銃火器による遠距離攻撃も追加され、4種類の弾に分類される他、弾数も有限であり、賭け引き的要素も要求される。


敵の攻撃に対してはブレードで受け止めるか回避するかであり、タイミングよく敵の攻撃を受け止めるとパリィ(弾く)となるが、連撃を受け続けるとシールドゲージ(SH)が消費され、0になると弾かれてダメージを負う。

敵の攻撃の際に◯が表示され、大技の青、特殊技の黄色、紫の特殊技の3種類に分かれ、回避方法もそれぞれに分かれており、タイミングよく回避が成功した場合は起死回生の反撃に好じる事が可能。


本作はあくまでアクションアドベンチャーであり、RPGのように経験値で全体的に上昇するのではなく数種類の円形状のスキルツリーを獲得する事で様々なスキルを得る事ができる。

また、脳幹部に装着する(最大2つ)「ギア」や、脊髄部に装着する(最大4つ)「エグゾスパイン」を用いる事により身体能力をカスタマイズする事が可能。

『ジャンプ』はストーリー進行で「2段ジャンプ」と「空中ダッシュ」を得る事ができ、レアアイテム獲得でほぼ必須課題になる。それ故に本作を「ジャンプゲーム」と呼ばれる他、ロッククライミングや、時には鉄骨渡りや、枝から枝へ飛んだり、ロープを用いて遠くへ飛んだりとアクション要素が多い事から「SASUKEゲーム」とも呼ばれている。


ストーリー

舞台は近未来、突如現れた謎のクリーチャー「NA:tive(ネイティブ)」から地球を取り戻すため、主人公の「イヴ」が立ち上がる。

荒廃した地球に取り残された「アダム」や「リリー」たち、人類最後の都市「ザイオン」の住民たちと共に敵に立ち向かっていく。


登場人物

 日本語ボイスは日本版限定で、他海外版は字幕とテキスト資料だけが日本語に変更可能。日本語含め一部の韓国語以外ボイスがリップシンク対応してる為、違和感が少ない。

 メディアやゲーム初期の資料には年齢の情報もいるが、後述の理由から見た目=年齢という訳ではない。


主要人物

日本語CV:瀬戸麻沙美

物語の主人公。宇宙コロニー生まれの女性で、第7空挺部隊所属。空挺部隊に配属されて初任務で地球に降下するも、ネイティブとの交戦で彼女を残して部隊は全滅。危機一髪の所をアダムに救われ物語は始まる。


日本語CV:川田紳司

地球生まれの男性。荒れ果てた大地を放浪する回収屋で、ザイオンの人達の役に立つ物資を探し回ることを生業としている。

街の外では主に単独行動を取り、基本的に他人と交流することはほとんどない。オルカルから街の再建のために必要なエネルギーユニット「ハイパーセル」の回収を一任されている。イヴを救出してからはオペレーターとして共に行動しており、飛行艇(エアポッド)「テトラポッド」からドローンを介してイヴに協力している他、地球の風習等に疎いイヴに説明・教育している。


日本語CV:松岡美里

コロニー生まれの女性で、本名リリー・アルテミスⅡ世

2年前に地球に降下した第5空挺部隊のサポートエンジニア。降下作戦中に部隊とはぐれ、イヴの信号を探知するまで身を潜めて過ごしていた。のちにイヴ達と合流して共に行動する。

部隊きっての優秀な技術者で、イヴの装備を改良し任務の手助けをする。


ザイオン

  • オルカル

日本語CV:麦人

地上最後の都市「ザイオン」の指導者で、身体の9割を機械化したサイボーグの老人。

世界各地の施設とリンクする事で情報を得ている事から「預言者」と呼ばれている。

アダムに連れて来られたイヴに協力する。


日本語CV:漆山ゆうき

ザイオン住民の一人で、アイテムショップ「シスターズ・ジャンク」のオーナーである回収屋の少女。内気な性格だが、イヴへの接し方が最初から協力的で、後にカヤの無くしたものや逸れた姉を探す依頼が発生する。

露出度の低い服を着用するため、以下の二人とは違い機械パーツらしき部位が見られない。


日本語CV:白石晴香

ザイオンの地下にある酒場「ラスト・ガルプ」で一日を過ごしていた、白い機械の身体を持つ銀髪の女性。登場時点は動くことも喋ることも出来ない損傷状態だが、彼氏のスーや彼女自身の依頼を完成すると五体満足の状態に戻る。


日本語CV:村中知

ザイオンの裏通りにいる情報屋、機械のマスクと義肢を装備した女性。ナンパのような言動でイヴをからかい、日本語版ではイヴのことを天使様ではなく天使ちゃんを呼ぶ。

ゲーム中一部の文書と衣装の設計図(後述のアップデート追加分含め)がロクサーヌから購入することになり、商品の数は少ないが親密度の増加は早い。


宇宙コロニー

日本語CV:山根舞

宇宙コロニー生まれの女性。サイボーグで第7空挺部隊指揮官。

タキという名前はタキオン(超光速)から来ているコードネームで、部隊きっての優秀な戦士でもあった。降下作戦でイヴと同行するも、上位種と思われる未知のNA:tiveからイブを守ろうとして左腕を斬り落とされた上に胸を刺し貫かれて斃れるが…


日本語CV:行成とあ

宇宙コロニー生まれの女性。第2空挺部隊指揮官。

数年前に地球に降下して各地を調査。彼女を残して部隊は全滅し、ネイティブの核心に近付いていたが、突如として交信が途絶え、イヴ達は行く先々で彼女の残した記録媒体「レガシー」を介して彼女の軌跡を知る事となる。


日本語CV:大熊和奏

この世界における信仰対象で、イヴら空挺部隊の主。だが地上からの不信感が強く、加えて二つ目レイヴンレガシーの情報は既に本人の出番は各ルートエンディングのみ。


その他

  • D1G-g2r

日本語CV:河本邦弘

ジャンクパーツ交換ショップの店主。ディスプレイに逆関節の両足をつけたロボット、当初は荒野北東のジャンク廃棄場に住んでいた。哲学的な思考ができ、黒幕とは違う人間定義をする他、一部のサブミッション条件にも関わる。


  • クライド

日本語CV:志村知幸

ザイオンではなく、大砂漠のオアシスで釣りをしていた、コロニー墜落の生き残り。反マザースフィアの立場だが、イヴが最初の魚を釣り上げれば普通に接し、最終的には衝撃的なプレゼントをイヴに送る。店主としては釣りポイントでエサや景品の交換を受け付ける。





世界観

主な舞台は変わり果てた地球と、その地下研究所。そこで探索し、世界と二大種族の真実に辿り着く。以下の内容は主にネタバレ少ないの初期資料を元にしてるため、何処かで食い違い点がある。


用語

  • 人類

 登場人物たちが人間と自称するが、実際前半のおける「人類」は機械と生体組織が組み合わせたアンドロイド、あるいはサイボーグのような存在で、正式の呼称および本来有機生物としての人類の在処はストーリー中で判明される。

 彼らは心臓をボディセルという電池に置き換え、バイオテクノロジーとナノテクノロジーの発展により老いや病を克服したどころか、酸素や水すらも不要、宇宙空間でも生身で生存可能である。イヴで露出度の高い服を着用すると、人間だと思えない機械パーツや裂け目が見られる。しかし外的要因による死亡は避けることが出来ず、酸素不要といっても、ゲーム中では流砂などの即死トラップがある。

 地球側(ザイオン)の「人類」も同様だが、そちらは天敵とも言えるネイティブが身近に居る上にボディセルも切れやすい為死亡率が高く、大半は残されたセル等の資材を集めて延命している。実際ゲーム中の人探し系サブミッションと依頼は、だいたいは遺品であるメモリーステックしか回収できないという苦い結末になる。

 外見上のザイオン住民は男女もいるが、無論生殖能力が無い。常に生産されているコロニー側とは違い、地球側は72年前までザイオンには約10万人いたのが現在約3万人と、減少の一途を辿っている。生殖能力に関してはマザースフィアにより潜在意識から削除されており、誰一人疑問に思っていない。


  • ネイティブ

 地上に横行する謎の怪物。強力かつ凶暴だけではなく、身体の40%を負傷しても襲いかかるほどの生命力を持ち、一部の個体には空挺部隊を容易く壊滅させるほどの知能と感情がある。本作が難易度の高いゲームもあって、弱いミニオンクラスでもスーパーアーマー付き、一部のサブミッションは突如倒したボス(エリートとアルファどちらも)の別個体と交戦することがある。細胞も他の物質に汚染・融合するほどの生命力を持ち、ドロイドなどの無人ロボットが寄生されると触手が生えた機械ネイティブとなり、巣と化した場所は肉腫のような禍々しい光景が広がっている。なお、あるルートのラスボスだけがネイティブではなくその他扱い。

 ネイティブは体験版以後ゲーム内の日本語正式表記、本来は『Project EVE』時期の旧表記であるNA:tiveは未採用。他地域と言語はNaytiba(英語時、日本以外他言語の読みも同じ)に統一され、日本語設定時一部ボス体力ゲージの英語名は他言語設定と異なる。


余談

イヴの身体のデザインは、韓国のモデル、シン・ジェウンの協力の下、3Dスキャンでモデリング構成したとの事。ちなみに顔はオリジナル。


アダムのモデルは豪日俳優兼モデルの三辻茜。


ちなみにザイオン北西部のCafeに登場し、最初に通過した際に「ジャンク屋を探しているのかい?」と自動会話になる、眼鏡をかけたNPCはキム・ヒョンテの知人がモデル。


本作はキム・ヒョンテが好きなゲーム『nier:Automata』をヒントに考案・制作したと公言しており、SHIFT UPのソーシャルゲーム「勝利の女神:NIKKE」もコラボイベントを開催したほど。のちにnier:Automataのディレクターのヨコオタロウと対談した際にnier:Automataをヒントにしたと恐縮したが、ヨコオはむしろ断然クオリティの高いソウルライクを制作したと高く評価している。詳しくはこちらを。


キム・ヒョンテが「勝利の女神:NIKKE」で尻を強調するほどの尻好きであり、本作も尻に関しては特にムービーシーンでも尻のアングルにこだわっている事から尻ゲーとも呼ばれている。


本作の初週売り上げは、製品版が6.7万本でDL版も初週1位と、SHIFT UPの予想を上回る結果を出しており、大手メディアを含む100の海外レビューサイトの点数を集積したメタスコアでは10点中8.2。ユーザー評価でも9.2点と高評価を受けた。一方でこの高評価故に後述の問題も話題となった。


クエスト進行で衣装が追加でき、当初CERO:D(17歳以上対象)として検閲を通過・販売していたが、衣装が多少過激という理由でDAY1パッチでのVer1.002アップデートで一部の衣装が改修された。現在は製品版の初回ロット(Ver1.00)をアップデートしない方法でしか改修前の衣装が観れない。

しかし協賛のソニーの意向により已む無しで改修したとはいえ、BDドライブ無しのデジタル・エディションでプレイしているユーザーから後出しじゃんけんで詐欺に近いとして、改修前に戻してほしいと国内外で署名活動が展開されている。後のアップデートでは原因となる1.00衣装に似た新衣装(特定部位はシースルーのまま)は追加されたが、両陣営の争いは未だ鎮火してない。


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外部リンク

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