概要
「Fallout」シリーズを通して登場する架空の企業「Vault-Tec」社のマスコットキャラクターであり、ひいては同シリーズそのもののマスコットキャラクターともなっている。
デフォルトの外見ではVaultに備え付けられた衣服であるVaultジャンプスーツを着た男性で、髪は金髪。
バリエーションとして、女性版のVault-Girlが存在する。
Vault-tec社は、アメリカ合衆国政府の要請により、来たるべき核戦争から人々を守る「Vault」と呼ばれる核シェルターをアメリカ各地に建設している企業で、Vault-boyはVaultへの入居権の早期購入を呼びかけるCMキャンペーンなどでもイメージキャラクターとして大々的に使われた。
「Fallout3」の時系列では既にVault-Tec社は廃墟と化しており、
各地に建設されたVaultも既にその機能を停止したものが多いが、各地に残る広告やアイテムに描かれたイラストとして登場しており、目にする機会は非常に多い。
Vaultで生まれた人間に支給される多目的端末「Pip-boy3000」の画面表示にもキャラクターとして使用されており、装備の説明やステータス表示、Perk(特殊能力)のイラストとして表示されているためゲームをプレイすれば常に目にすることになる。
Pip-boyでは、スキルやS.P.E.C.I.A.L.について、
彼のイラストがそれぞれの効果を端的に説明してくれるようになっている。
エグい効果を持つスキルも、ニコニコとした笑顔のままで、体を張って説明してくれる。
作中では関連グッズとして、Vault-Boyボブルヘッド(首振り人形)が限定販売されており、
各地に隠されたそれらを見つけて回収することでプレイヤーキャラのステータスを上げる事ができる。
このボブルヘッドは実際に公式から購入できるグッズとしても販売された。
ちなみに、デザインのモデルは、モノポリーおじさんこと「ミスターモノポリー」。
トレードマークのサムズアップポーズは、2024年発表のドラマ版フォールアウトでは、登場人物の1名「ザ・グール」が戦前に人気俳優「クーパー・ハワード」として活動していた頃に出演したVault-Tec社のCMの撮影中に思いついたアドリブが由来、と翻案されている。
あどけないスマイルで大乱闘
2020年、あの任天堂の大御所格闘ゲーム大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALに、まさかのMiiファイターのコスチュームとして参戦することが発表された。有料追加コンテンツとしての発売で、『Miiファイターコスチューム 第6弾』を購入すると入手できる。
ムービーでは、モノクロの画面でサムズアップをするマリオがボム兵の爆発に巻き込まれたり、核シェルターをイメージしたノルフェアのシェルターから登場したり、ダークサムスを撃墜した後に自らもどこからか転がってきた爆弾で撃墜されたりと、ファンがにやける演出が仕込まれている。
ディレクターの桜井氏曰く、マスコットとして、着ぐるみらしい参戦であるとのこと。ちなみに日本国内のレーティング作品で「CERO:Z」作品からは(Miiファイターとして)二人目である。もっと言えばFalloutシリーズは任天堂ハードにリリースされた作品が「Fallout Shelter」しかない希少な参戦作品キャラクター。
人によっては原作には過激なブラックジョークが満載である為にVault-Boyの参戦自体がブラックジョークととる人もいた。
Vault-Boyのキャラクターデザイン故にネスならびにリュカと一緒に並ぶと物凄く違和感が無い。さらにステージをオネットにすると、もはやMOTHERのキャラクターと勘違いされてもおかしくない。
表記ゆれ
Valut-boyという表記ゆれタグが存在する。
間違ったスペルの綴りなのだが、確かに「ヴォルト」と読める。
関連タグ
Fallout3 Fallout:Newvegas FALLOUT4