概要
声:豊崎愛生
幼い美少年(探偵助手)と、長身の美女(上司)の二通りの姿に変身する謎の存在。
一つだけ相手に質問し、その答えを強制的に聞き出す能力を持つ。
普段は猫を被っているが、実際は小悪魔な性格。また時に、人を超越した様な素振りも見せる。
子供と大人の二つの姿でファッションが大きく変わるが、どちらもパンダを模したデザインになっている。
正体は、人ならざるもの・・・即ち人外。
過去の日本軍人たちが国外遠征の際に拠り所として所持していた仏像に宿った神のようなものの一つであり、仏像の持ち主である人間たちが現地で戦死したことによって、そのまま国外のとある洞窟に取り残されていた。
明確な正体は不詳であり、一般人に「化け物」と呼ばれたり、「悪魔」と卑下されたりしている。
長年仏像に封じられていたところから復活したものの、状態は「不完全」であるらしく、人の身体に乗り移らないと存在できないらしい。
今の身体は、新十郎がかつて国外に居た際に紛争地域で知り合った倉田由子のもの。
人外として、人間が腹の底に潜めている「本心」を意味する"御魂(みだま)"を喰らう。この御魂は紫色の蝶で描写され、人間が隠し事をすればするほどその御魂は肥え太るという。
本来は人の本心を暴き、吐き出された御魂ごと相手の命を奪うのだが、新十郎と「好きなだけ御魂を与える代わりに、もう人を殺さない」という契約を交わす。
以後は、探偵・新十郎の助手に納まり、捜査の過程で容疑者から真実を引き出す為に能力を使っている。
ただし、殺さずに御魂だけ喰らうのは少々疲れるらしい。
身体が人間であるため、一応の空腹は普通の食物でも補える。
その他の能力は未知数であり、死にかけた新十郎を治癒したり、腕を変化させて怪力を放ったりすることも出来る。
元となったキャラクターは『安吾捕物帖』の花逎家因果。