黒いイメージを持たれがちだが、実際には夜目に黒は浮くので、紺色もしくは柿色の衣装を使用していたとされる。現代に発見された忍び装束もほとんどがこの系統の色だという。
また、中世の日本では衣料を黒く染める技術が未熟だったため黒服は非常に高価で、一部の上流階級しか着れなかったことや、当時の松明やロウソクしか無かった照明の事情から、前述の紺や柿色で充分に夜間の迷彩効果を得られたという学説がある。
当然、日中は目立つのでこの格好で動く事はない。黒服が高価だった時代に黒い普段着というだけでも充分忍べないのは先に述べた通り。