究極神
遊戯王シリーズにおける初のレベル0モンスターだが、ルール上はレベル12のシンクロモンスターとして扱われる。
通常のシンクロ召喚では召喚出来ず、「レベル5以上のチューナーモンスターと、そのチューナーモンスターと同じレベルを持つ非チューナーモンスター1体を墓地へ送る」という特殊な召喚法を持つ。
攻撃力・守備力共に0だが、まさに神の名に恥じない強さを持っている。
前半の効果は「1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時、『パワー・ツール』モンスターまたはレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する」という驚異的な召喚効果である。
その為『くず鉄のかかし』との相性はかなり良く、発動後に再びセットされる為に相手ターンでも効果が発動する。
後半の効果は「他の自分のシンクロモンスターが存在する限り、攻撃対象及び効果の対象にならない」守りの効果を持つ。
自らの効果でシンクロモンスターを召喚しなくても、別の方法で既にシンクロモンスターが召喚されているならば、攻撃対象にはならない。
漫画ではカード名が『究極神 アルティマヤ・ツィオルキン』であるが、このままでは『極神』カードとして扱われる為か、OCGでは『究極神』の名前を削ったようである。
OCGにおける欠点
効果的に強力だが、もちろん弱点が存在する。
1つ目は、レベル12であるにも関わらず攻守共に0であること。
その為、他のシンクロモンスターが存在しなくなったとき、このカードはただの木偶の棒と化す。
2つ目は、効果を活かすためにエクストラデッキに大量のレベル7・8のドラゴン族、または『パワー・ツール』モンスターを投入しなければならないこと。
15枚までしか入れられないエクストラデッキに大量にシンクロモンスターを入れる事になると、融合やエクシーズ等の他のカードを入れることができなくなってしまう。
3つ目は、シンクロモンスターである為「シンクロアンチ系カード」には極度に弱いことが挙げられる。
漫画版での活躍
究極神の力を得たレクス・ゴドウィンが使用するシンクロモンスターであり、レクス曰く「モンスターでなく『神』」。
自己再生時にレベルマイナス8のマイナスチューナーとなった『邪神官チラム・サバク』と、通常召喚された『邪神官チラム・サバク』をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
効果として
- お互いのプレイヤーは1ターンに1枚しかカードを伏せられない
- 自分の場にカードが伏せられた時、召喚条件を無視して決闘竜一体を特殊召喚出来る
- 決闘竜が場にいる時、自身には攻撃出来ない
- 1ターンに1度、自身の破壊を無効に出来る
- 決闘竜がいない時に戦闘する時、相手の攻撃モンスターと同じ攻撃力になり、相手の伏せカード1枚を破壊できる
という5つの効果を持っていて、『究極神』の復活として食らった決闘竜達を自由自在に召喚して遊星を容赦なく追い詰める。
その姿は、アニメで遊星達を助ける側だった『赤き竜』に似ている。
シンクロ召喚時、白紙のカードに目覚めた究極神が宿ることでカード化した。
カードテキスト
★0 闇属性 ドラゴン族 ATK0 DEF0
効果 ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはシンクロ召喚できず、自分フィールドのレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
『パワー・ツール』Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のシンクロモンスターが存在する限り、攻撃対象及び、効果の対象にならない。