概要
長い尻尾と巨大な蝙蝠の様な翼をもつ怪獣的フォルム。半透明の翅は付いていない。
活躍
700年後のバイストン・ウェルで、無法者の長、黒騎士ラバーン・ザラマンドの専用機として
余談
股間のオーラキャノンは取り外されていない。使用可能かどうかは不明。
装備
オーラソード
オーラキャノン
盾
スーパーロボット大戦BX
本作では、『聖戦士ダンバインOVA』は「機体のみの参戦」と事前に明言されており、隠し要素で取れる程度だろうと多くの者は思っていた。が、プレイヤーは「機体のみの参戦」の真の意味を思い知る事になる。
第14話『無重力の谷』にて、マーダル軍(『機甲界ガリアン』の敵組織)は『黒邪の機甲兵』という新しい兵器を発掘した事が判明。
だが、どんな方法を使ってもなぜか起動しないという。その時、『黒邪の機甲兵』として映ったグラは…
…どう見てもズワウスであった。
この展開にプレイヤーは大混乱、ガリアン視聴者からは「まさか邪神兵(ガリアンのOVA「鉄の紋章」に登場する敵メカ)か」とミスリードを、原作未見のプレイヤーからは登場作品の勘違いを招くことになった。そう、「機体のみの参戦」とは、「機体のみがシナリオに絡む参戦」と言う意味だったのである。
その後、マーダル軍に囚われたS.M.Sの面々を救出すべく、単身囮役になった騎士ガンダム。だが、多勢に無勢で徐々に傷ついていく。ザバ将軍に討ち取られようとしていたまさにその時、パイロットが乗っていないのにズワウスが起動、ザバ将軍を一撃で撃破し、騎士ガンダムのピンチを救う鮮烈な登場を果たした。
が、ユニット性能としては経験値泥棒そのもので、本作の敵AIがHPが高い敵を狙う仕様上、
「次から次に敵が攻撃を仕掛けていき、その敵を反撃で撃破」のループが完成し、
最悪の場合勝手に先陣して、敵陣の中心で全ての雑魚を狩って帰って行くということもありうる。
しかも、前作ではHPが減ると出現した某忍者と違い強制出撃のため、尚更タチが悪い。
その後もたびたび自軍の危機に現れる。
以下ネタバレ
第32話『対の獣と光』にて、突如騎士ガンダムに襲い掛かり、炎の剣を奪ったうえ、力の盾と霞の鎧を破壊して去っていく。
協力者だと思われたズワウスがなぜ襲い掛かったのか、自軍はわけの分からない事態になる。
…が、この時『SDガンダム外伝』の大ファン又はストライク世代のプレイヤーはこの展開に『何か』を薄々感じ取っていた。
次の第33話『AEU戦線』で、ビショット軍を倒した自軍の前にまたしてもズワウスが現れる。
だが、パイロットとして『ダンバイン』の黒騎士が搭乗しており、こちらもなぜか傍には『SDガンダム外伝』に登場するジオン族のドラゴンベビーがいた。
その時、聖戦士達を始め、感受性の強い者達は黒騎士の怨念とは別の念をズワウスの内に感じる。
すると、ドラゴンベビーがズワウスに炎の剣を捧げる。直後、なんとズワウスは「良くやった」と喋ったのである。自軍が驚きに包まれる中、その声に『何か』を確信した騎士ガンダム。すると、ドラゴンベビーは父であるブラックドラゴンの復活に必要な物はすべてこの場に揃ったと宣言する。何が起こるのか…緊張に包まれる戦場。すると、再びズワウスが喋り出す。
「今こそ我が魂は甦る…。この偽りの肉体を捨て去り…真なる我が身体…ブラックドラゴンへと!!」
次の瞬間、肉体の器・ドラゴンベビー、魔力の器・炎の剣、そして魂の器・ズワウスに封じられていた力が、負の感情満ちる戦場の中で融合し、スダ・ドアカワールドの魔王・ネオブラックドラゴンが姿を現した。
…そう、ズワウスの中にいたのはスダ・ドアカワールドの魔王にして騎士ガンダムの宿敵・サタンガンダムことネオブラックドラゴンであった。
たびたび自軍に味方していたのは、復活の儀式に必要な、自身の魔力が封じられている炎の剣を手に入れる前に騎士ガンダムが倒されないようにするためであり、BXストーリー開始前に一度討ち取られた際には肉体をドラゴンベビー、魔力を炎の剣、そして魂をズワウスに分ける事で生き延びたのである。
その後、用済みとなったズワウスは甘言を並べて黒騎士に譲渡し、彼はジオン族に味方して自軍を、ひいてはショウを付け狙うのであった。