解説
主人公アマテラス陛下ことレディオス・ソープ君がラキシスのためにつくりあげた黄金のモーターヘッド(MH)。盾を装備せず、両腰に太刀を下げる完全駆逐用MH。
LEDミラージュをベースに作られ、ディスティニーミラージュの名をもっているが、その実体はいきなり動かなくなったり時空の流れを飛び越えたりする良く分からない生き物である。さらに本来ならば星団法違反であるバスターランチャーを固定装備としているという存在そのものが法律違反という反則MHでもある(一応、国事や視察といった公の場に出す際は取り外している)。
正確にはナイト・オブ・ゴールドとはアマテラスが開発した専用のイレーザー・エンジンを搭載した機体を指すものであり、プロトタイプであるオージェ・アルスキュルやシュペルター(the K.O.G.ウォータードラゴン)なども総称してKOGシリーズとも呼ばれる。
特徴的な巨大な頭部は内部に冷凍睡眠装置や生命維持装置、次元航行デバイス、人用ファティマ用問わず衣服や食料といった物資を生産するプラント等を内蔵しており、戦闘で欠損したパーツも自分で作れちゃうという異色のMH。
これらの機能は一見するとMH戦にはさっぱり不要な装備ばかりであるが、これは将来、ラキシスがナイト・オブ・ゴールドと共に巻き込まれることになる時空と次元を超えた漂流の旅で大いに役立つことになる。
何故、アマテラスがこんなモノをナイト・オブ・ゴールドに組み込んだかというと神であるアマテラスが未来の出来事を漠然と予知し、「なんとなーく付けておいたほうがいい気がする」と思ったかららしい。
頭部前方は男の顔、後方には女の顔(模型などで確認できる)をもち、刀の柄には男性器、スタビライザーには女性器、頭頂部にはその両方をモチーフにしたレリーフが施されているが、これは両性具有、即ち『神の化身』であることを示唆しているとのこと。
あしゅら男爵っていうとデザイナーが怒るので、言ってはいけない(戒め)
装備しているバスターランチャーはナイト・オブ・ゴールド本体の出力パワーの大きさも相俟って、着弾地点周辺の時空間を歪ませてしまうほどの威力を持つものの、通常のバスターランチャーの砲身を半分にぶった切った挙句に無理やり折りたたみ砲身にしていることから命中精度がとても悪く、ファティマによる照準補正は必須である(あんだけ巨大な爆発起こすんだから適当でもいいのでは等と言ってはいけない)。
当初は表面に本当に特殊加工された純金でコーティングされていたが、星団歴2992年以降はLEDミラージュと同じ半透明積層装甲が採用され、その中に黄金がインサートされた形になっている。
これによりエンジンから発生するプラズマ炎の閃光が装甲内で乱反射することで黄金色に発光しながらも、薄っすらと装甲内部が透けて見えるというよくわからない機体となっている。
ヘッドライナーは『アマテラス帝』及び『ちゃあ』。ぶっちゃけ皇帝騎と呼ばれる国を代表するMH。
・気まぐれ
・強いとかいうレベルじゃない
・通常のイレーザーエネルギーだけでなく時間(!?)そのものもエネルギーにできる
・むしろ出力パワーがデカ過ぎて三次元宇宙では逆に不安定
・ずいぶん登場してない
・そもそも天照がもうほとんど出てきてない
等いろんな理由で主人公メカとは言えない存在になってしまっている。
というか劇中では最初期のエピソードでしかまともに活躍していない。
まあ、そもそも国家元首が乗る皇帝騎が最前線で戦う事自体が異常なのだが、そういう事を好んで行う国家元首がやたらと多く居るのがFSSな世界である。
2013年のゴティックメード公開に併せた本編の大幅な設定改変により、MHからGTM帝騎マグナパレスとして生まれ変わった。