1928年6月26日東京府(現在の東京都)生まれ。本名は中松義郎。
イグノーベル賞受賞者でもある。
主な発明品
- 灯油ポンプ
1942年、中松が中学生の頃に母親が醤油を瓶に移し替えるのに苦労しているのを見て発明した「醤油チュルチュル」が現在の灯油ポンプとなったと主張している。ただし現在普及している灯油ポンプとはスプリングが必要で構造が異なる。
- ナカビゾン
ジャケットを付けたままレコードを再生できるという機械で、当時のIBMは自社のフロッピーディスク技術に接触する恐れがあったために中松のこの特許を買い取っている。
- 原子力除雪装置
除雪車に搭載された原子炉の炉心に直接雪を送り込み、その熱で雪を溶かして一次冷却水にするというもの。ただし汚染された冷却水を処理する仕組みがないので特許としては不採用。
- ハイドロジェン・オン・デマンド(HOD)
水に水素化ホウ素ナトリウムを混ぜて金属触媒によって水素を取り出して自動車の燃料とする装置で、原理としては燃料電池と似たようなもの。国際特許が2006年に取得されているが、水素化ホウ素ナトリウムの単価が高いため、実用化には至らず。
- フライングシューズ(ピョンピョンシューズ)
靴底に板バネが仕込まれており、ピョンピョンと高くジャンプできる靴。
- スマ手(Smarte)
スマートフォンを固定できるポケットが付いた左手用グローブ。自撮り棒の発展形と言える。