概要
Microsoft社製OS(基本ソフト) MS-Windows(Windows 95以降)に標準搭載され爆発的に広まったWebブラウザ。
EU圏を除くほとんどの地域でWindows用WebブラウザとしてはMozilla - Netscape(Gecko)系のfirefoxと二分する世界シェアを持つ。(2009年現在)
セキュリティの甘さや不具合の多さ、メモリを多く消費するなどが頻繁に報告されることから、ユーザのIE離れも多く見られる。
特に最新バージョンのIE8では、タスクマネージャにて(1つのウィンドウにつき)「iexplore.exe × 開いているタブの数」だけ表示されるため、メモリの使用量が異常に多くなる(旧バージョンのIE7までは1つのウィンドウにつき(タブの数にかかわらず)「iexplore.exe 1つだけ」ですんだ)。
複数のタブで動画を開こうものなら数百MBのメモリを消費することも珍しくなく、到底使用に耐えきれなくなる。
しかし、デフォルトで搭載されていることやWindowsアップデートなどの他のブラウザでは拡張なしにできない機能があることなど他にはない優位性のおかげで問題点は多いが依然としてその利用者は多い。
実際のところセキュリティホールや脆弱性を突かれるのは、IEがそれだけシェアを誇っているからこそという面もある。
IEが対策を怠っているというわけではなく、事実セキュリティホールの穴埋めは積極的に行われている。
GeckoやWebkitなどのレンダリングエンジンで作られたブラウザとは違う強みがあることも理解すべきだろう。
EU圏においては他の選択肢なしにOSへ標準搭載する行為が独占的であり競争原理に反するとされ提訴された。