概要
アニメではDTBの蘇芳・パブリチェンコが振り回している物干し竿の事。
現実世界では第二次世界大戦時にソ連が使用した兵器として有名である。
性能
銃身長 1,350mm
使用弾薬 14.5x114mm(M2重機関銃の弾よりも威力がある)
装弾数 1発
作動方式 ボルトアクション式単発(排莢のみ自動)
全長 2,020mm
重量 15.75kg(弾薬込みで17㎏)
銃口初速 1,012 m/s (3,319.3 ft/s)
有効射程 400m(公称の数字であり実戦では800m?)
史実の中でのデグチャレフ
この銃の出征に関しては分からない事が多い。制作した人間も制作年も定かではない。明らかな事は、1941年頃にソ連で制作された対戦車兵器という事だ。
対戦車ライフルとして生まれた本銃は第二次世界の独ソ戦で大々的に使用され、また構造が簡便だったため大量に生産された。
しかしドイツ軍戦車が装甲を強化した事により正面からの撃破はほぼ不可能になってしまった。
それでも本銃の威力自体は飛び抜けたものがあった。その威力は防弾ガラスと30mの鉄板を貫通する事が出来た。
そこでソ連軍はドイツ軍戦車の正面撃破を諦め、装甲の無い戦車の覗き窓やキャタピラ、それに戦車の大砲、砲塔から体を出した者を狙撃した。
これらの攻撃は信じられない事に多数のドイツ軍戦車を動けなくし(閣座)、その戦闘力を奪った。特に戦車の主砲を攻撃された戦車は主砲が使用不能になったとか。
そして本銃はその威力と精密射撃が出来る事を買われ、ドイツ軍への嫌がらせに使用された。
具体的なやり方は、夜間に本銃をドイツ軍陣地にぶっ放し睡眠不足を誘発させる。スープの入った鍋あるいは釜を狙撃し食事を台無しにする。トイレを狙撃する。サウナを狙撃する。もう卑怯もへったくれもなく撃ったとか……。(トイレでは死にたくないなあ)
かなり大量に生産されたようでソ連が生産を終了しているにも関わらず、朝鮮戦争で対物ライフルとして使用されている。その他の紛争や戦争でも使用されているというので驚きを感じる。
総評としては簡単な構造、確かな威力、壊れにくいという三拍子そろったソ連らしい名兵器として名を残した。ちなみに弾は今でも生産されている。
撃ち方についてはDTB~流星の双子~の本編中にて模写があるのでそちらを参考にしてください。最後にこれだけは言わせてください。その銃は伏せ撃ちだったはずだ!!