負けて、負けて、負けてたまるか!俺たち人間だ!
放送途中で当時スポンサーであったブルマァクが倒産したため終盤は総集編まみれになった事で有名。
富野由悠季監督が演出で本作に関わっており、日本以外を残して制圧された地球や敵側が使用する量産型ロボットなど、当時のロボットアニメとしてはやや異色の作風であり「リアルロボットの原点のひとつ」と言われている。
通常兵器を運用する地球防衛軍が戦っている戦場に、時間制限のあるスーパーロボットが助っ人に入るという構図は「超獣機神ダンクーガ」の雰囲気に近い。
ちなみに、スーパーロボット大戦シリーズのプロデューサーである寺田貴信氏のお気に入りの作品の一つである。
しかし作品がマイナーなためか、シリーズへの参戦は未だに「COMPACT3」の一作のみである。
あらすじ
宇宙からの侵略者コンギスター軍団は、原子力エネルギーを狙い撃ちするオメガミサイルで地球上の軍隊を無力化し、日本以外殆どの地域を制圧してしまう。地球最後の希望は、敷島博士(コードネーム・ミスターX)が指揮する要塞キングダイヤモンドと、そこで訓練を続けていた合身戦隊である。
巨大戦闘ロボット・メカンダーロボの原子炉が起動するとオメガミサイルが発射されてしまう。オメガミサイルが着弾する前に大急ぎで戦闘を行うメカンダーロボを助ける為、防衛軍との連携作戦が実行される。
これが後半に至ると、総集編や回想シーンが呆れるほど何度も繰り返されて目が回りそうになるが、最終回ではコンギスター軍団の真相、ヘドロン皇帝の正体が語られる。
メカニック
ジミー、小次郎、竜介の3人が「4番目の仲間」という気持ちを込めて命名した。中盤で完全破壊されてしまうが、その翌週には全く同じ形をしているメカンダーロボ2号が配備された。
メカンダーマックス
3機の戦闘機が合体する大型戦闘機。メカンダーロボの背中に合身してコクピットとなる。スカイドンキー、ブルサンダー等のミサイルを装備。
トライマックス
地上用車、トライカー1・トライカー2・トライカー3が合体した地上戦闘ビークル。こちらもメカンダーロボの背中に合身してコクピットとなる。
メカンダージャイロ、メカンダーブレーン、メカンダーベース、メカンダージャック
メカンダーロボ2号機を構成する4機のメカ。
キングダイヤモンド
普段は野球場に偽装されているが、変形するとホバー移動出来る地上空母になる。
キャラクター
ジミー・オリオン
コンギスター軍団に滅ぼされたガニメデ星の王子で、母の手でカプセルに乗せられて地球へとやってきた、コンギスターと戦う為だけに生きる男。童顔だがケツアゴ。
八島小次郎
元レーサーで、凄腕パイロット。
敷島竜介
敷島博士の息子で、メカンダー戦隊のリーダー。
竜介の妹、メカンダーロボ2号は彼女を含めた4人乗りになる。
敷島博士
キングダイヤモンドの指揮を執り、デストポイント(オメガミサイル着弾までの時間)を無表情に読み上げる。
オズメル大将軍
コンギスター軍団地球侵攻部隊の首領、ヘドロン皇帝の片腕。「ミスターXだと?どうせあのロボットを作ったナントカ博士の類だろう!」
メデューサ将軍
ガニメデ星の女王だったが、ヘドロン皇帝によって悪魔的なサイボーグに改造されている。しかし夜間は過去の記憶を取り戻していた為、息子ジミーを地球へ送り出した。
ヘドロン皇帝
全てのガニメデ星人をサイボーグ化してコンギスター軍団に変えた謎の存在。