最大種のワタリアホウドリでは翼開長3メートルに達し、飛翔可能な鳥としては最大の部類。いずれの種も太平洋の小島で集団繁殖する。
通常は海に浮ぶか、海上を高速で滑空しながら生活しており、繁殖期以外は陸に上がることはない。食性は動物食で、魚類、甲殻類、軟体動物、プランクトン、動物の死骸などを餌とする。
狭義の「アホウドリ」
日本で単にアホウドリと言えば、鳥島周辺及び尖閣列島に住むPhoebastria albatrus種を指す。
白色で翼と尾の先端は黒色。全長84~100cm、体重3.3~7kg、翼開長190~240cm。
繁殖期には天敵の少ない離島で斜面に窪みを掘って巣を作り、集団営巣している。
羽毛業者による乱獲、繁殖地での火山噴火、人間が持ち込んだ家畜による繁殖地の環境悪化などで激減し、一時は絶滅したと思われていたが、地道な保護活動が実を結び、近年個体数は回復に向かいつつある。
特別天然記念物・国際保護鳥。絶滅危惧種に指定されている。
和名アホウドリは地上での動作が緩慢で捕獲し易いため。
アスペクト比の高い翼を持ち、海面近くの水平速度が違う気団の境界を往復して力学的エネルギーを稼ぐダイナミック・ソアリングを繰り返し、ほとんど羽ばたかずに長距離を移動できる。ゴルフでのアルバトロス(アホウドリの英語名)は "打数の少なさ=羽ばたく回数の少なさ" からきている。
アホウドリはアホなの?
(世界の果てまでイッテQより引用)
アホウドリは人間に対する警戒心が無くて、人間にホイホイ付いてくる。それが元で乱獲されたりして、個体数が減少し、絶滅危惧種となってしまった。
ガイド『…それよりもそんな事をする人間のほうがよほど愚かだと思うね…。』
結論・アホウドリはとてもお人好しではあるが、アホではない。
(引用ここまで)