概要
残りは「強い力」「弱い力」「重力」だが、前ふたつは原子レベルの話でしか使用されることはないため、我々が目にする全ての事象の中で重力以外のエネルギーはだいたい全部電磁力を根源としていると考えて良い。
たとえば熱力学は、物体の化学反応や衝突エネルギーの熱変換等によるものだが、これらも「原子を引き合わせる」行為によってエネルギーを生み出しているため、電磁力の一環と言える。
化学における4つの力(共有結合、金属結合、イオン結合、分子間力)も全て電磁力による。
いわば電磁力とは、現代における地水火風の四大元素に当たる存在とも言える。
重力よりも強力であり、凡そ10^38(百澗)倍という途方もない差があるのだが、だいたいプラスとマイナスで打ち消されてしまうため、天体同士の相互作用においては影を潜める。
光子を媒介して伝えられると考えられている。
電磁相互作用、電磁気力とも。