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月永求の編集履歴

2018-12-15 21:54:57 バージョン

月永求

つきながもとむ

『響け!ユーフォニアム』の登場人物。

はじめに

本項目は、2019年春公開の『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』に関係する可能性の高い情報を取り扱っています。

『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』(前編・後編)を読み終えられた方、もしくはネタバレに自己責任を持てる方の閲覧を推奨します。


プロフィール

名前月永求
誕生日3月3日
身長153cm
星座うお座
血液型A型
担当楽器コントラバス
好きな色鶯茶、淡萌葱
趣味天体観測ジオラマ作り
特技何時間でもぼーっとできる
好きなものリサイクルマーク、太陽の塔、姉
嫌いなもの可愛いって言われること、祖父
CV土屋神葉

概要

北宇治高校の男子生徒で、主人公の黄前久美子のひとつ下の代にあたる新1年生。吹奏楽部に所属し、低音パートでコントラバスを担当している。

一見して美少女と見紛うほどの中性的な出で立ちと、他者に興味を抱かない徹底したマイペースぶりを併せ持っており、それらの強烈な個性によって加藤葉月をはじめとする低音パートの先輩たちを入部早々に驚かせている。

私立の男子校である龍聖学園中等部の出身である彼は、同学園の高等部への進学を蹴るような形で北宇治高校に入学を果たしている。同行の吹奏楽部に入部して以降は、「月永」という名字からくる周囲からの疑念に対してあからさまな嫌悪感を示しつつ、コントラバス担当の直属の先輩である川島緑輝からマンツーマンの密接な指導を受けることになる。


人物

容姿

目元まで伸ばされた前髪や伏せられがちな瞳を縁取る長い睫毛、華奢で繊細な体つきなど、中性的かつ精巧な雰囲気を漂わせた小ぶりな男子生徒(第二楽章前編、61ページ、第二楽章後編、167~168ページ)。そのフランス人形のような美しい造形の顔立ちに、低音パートの先輩である久美子や葉月たちは「学ランを着ていなければ美少女だと思い込んでいた」「嘘やろ。あれ男子なん? 女の子かと思った」等と、並みいるほかの女子生徒たちを凌ぐほどの”可愛らしさ”に衝撃を受けることになる。(第二楽章前編、61ページ、78ページ)

彼の華奢な首筋には男性特有の喉仏の影はまだ見られず、そこから発せられる声音は耳に心地いいボーイソプラノになっている(第二楽章前編、267ページ)。また、桜貝のような爪があしらわれた細く繊細な指先やくびれの辺りできゅっと引き締まった体つきなど、彼のまとう少年期特有の美しさは成熟していく過程でいずれ幻のように失われてしまうのだろうと久美子に認識されている。(第二楽章前編、264ページ、267ページ)


性格

久美子や葉月といった2年生の先輩、さらにはパートリーダーの後藤卓也を前にしても無気力で投げやりな受け答えを崩さない、生気の一切感じられないマイペースな性格の持ち主。(第二楽章前編、61ページ、第二楽章後編、65ページ)

その脱力しきった鈍い態度は、低音パートの先輩たちから「つかみどころがない」「暖簾に腕押し」等といった印象で受け取られている(第二楽章前編、78~79ページ)。また、低音パートにおける直属の先輩である緑輝が基本的に寛容な性格をしているために大きな問題こそ起きていないものの、もし彼女の代わりに体育会系気質の先輩がいた場合には「いまごろ音楽室に雷が落ちていたことだろう」として、彼の反応の鈍さを危惧する声も挙がっている。(第二楽章前編、63ページ、短編集2巻、29ページ)


しかし、いつもは周囲に対して興味を示さない求であるが、自分を指して名字の「月永」を呼ばれた際には、「その呼び方はやめろ」とそれまでの脱力しきった雰囲気から一変して明確に拒絶の声を張り上げている(第二楽章前編、90ページ)。また、「月永」という名字に着目した緑輝から身内に吹奏楽の関係者がいるのではないかと問いかけられた際にも、最後まで聞かずに「いません」と話の途中で否定するなど、自身の苗字とそれにまつわる親戚筋の話題に対してはあからさまな嫌悪感を示している。(第二楽章前編、63ページ)


演奏技術

龍聖学園中等部の吹奏楽部で3年間コントラバスを演奏し続けてきた楽器経験者。(第二楽章前編、61ページ)

中学時代の吹奏楽部はコンクール等で目立った成績を獲ることができず、また、求自身もコントラバスに詳しい先輩と接する機会がなかったために独学で練習を続けてきている(第二楽章前編、129ページ)。きちんとした指導を受けることがなかったがゆえに間違った癖が見受けられることもあるものの、練習の積み重ねによって分厚くなった指の皮等が示すように、3年間だらけることなく練習と向き合っている。(第二楽章前編、79ページ、129ページ)


なお、中学時代にはコントラバス以外にもカラーガードの経験も持っており、サンライズフェスティバルでは先輩の緑輝とともにフラッグを携えてパレードの本隊を先導している。(第二楽章前編、160~161ページ)


その他

  • 自身を指して「可愛らしい」と言われることを嫌がる求は、内心では男らしくなることを望んでおり、とりわけ自身の背の低さに対して深いコンプレックスを抱いている。(第二楽章前編、169ページ)
  • 自身の姉に対して好意を抱いており、彼女の存在をしばしば先輩の緑輝に重ね合わせてもいる。なお、求の姉については本編中には登場していないが、求からその話を聞いた久美子は、彼女もまた弟同様に美しい容貌の持ち主なのだろうと推察している。(第二楽章前編、266ページ)

主要キャラクターとの関係

川島緑輝

北宇治コンバスパート


低音パートでコントラバスを担当しているひとつ上の先輩。2年生。

求は彼女を「緑先輩」と呼び、対する緑輝は「求くん」と呼んでいる。

求が入部した当初、先輩である久美子や葉月が自身を指して「つかみどころがない」等と感想をこぼしているなか、緑輝は求の振る舞いのなかに隠された本質を察して「血統書付きの捨てネコのようだ」という形で評価をしている(第二楽章前編、100ページ)。その後もしばらくは無気力な態度のもとに緑輝と接していたが、そんなある日の練習の最中、求は自身のことを卑下するつもりで「コントラバスなんて誰が弾いても同じ」と発言してしまう。その発言をすべてのコントラバス奏者に対する侮辱と受け取った緑輝は、求の目の前で自身の全力をつぎ込んだ独奏を披露し、その圧倒的な完成度のもとに求を一喝した。(第二楽章前編、124~125ページ)


その緑輝の圧巻の独奏を前にした求は、これまでの自身の誤った認識を改めるとともに、「僕を、緑先輩の弟子にしてください!」と強く懇願する(第二楽章前編、125~127ページ)。それをあっさりと認めた緑輝と師弟関係を結ぶことができた求は、その翌日から緑輝にぴったりと付き従い、彼女に対する歓喜のオーラと心酔ぶりを全身からにじみ出すようになっている(第二楽章前編、128~129ページ、130~131ページ)。また、その緑輝に向ける熱意の強さは、同じ低音パートの3年生である中川夏紀をして、現部長の吉川優子がかつての先輩である中世古香織に向けていたものに勝らぬとも劣らないものであるとも評されている。(第二楽章前編、232ページ)


なお、求が緑輝に向けている好意は、決して異性に対する恋愛感情(求いわく「卑俗な感情」)によるものではなく、類まれな演奏技術と神がかり的な人間性を尊敬する、文字通りの「崇拝」(求いわく「神様」)の意識が主となっている。(第二楽章前編、265~266ページ)


久石奏

低音パートでユーフォニアムを担当している同級生。1年生。

求の苗字がとある有名な吹奏楽指導者の苗字と同じ「月永」であることに着目しているひとりであり、入部して間もないころに求のことをわざと名字で呼んでいる。その結果として、不愉快になった求から忌々しい思いを向けられることになる。(第二楽章前編、90~91ページ)

それ以降、求は奏のことを「他人の嫌なところをわざと突くやつ」と意識し、明確な警戒心を示しながら過ごすことになる。(第二楽章前編、92~93ページ)


塚本秀一

トロンボーンパートに所属しているひとつ上の先輩。2年生。

部内では1年生の男子部員のまとめ役を買って出ており、求とはパレード衣装の採寸をはじめとして何度か顔を合わせる機会があった。(第二楽章前編、168ページ)

求の発する「名字で呼ぶなオーラ」を察した秀一は、彼のことを「」と名前で呼んでいる(第二楽章前編、167~168ページ)。何度かの顔合わせを通して互いに意思疎通を図ることができたふたりは、その後もほかの男子部員たちを交えながら昼食をとるなどして交流を図っている。(268ページ)


関連タグ

響け!ユーフォニアム

コントラバス

川島緑輝 - 低音パートでコントラバスを担当するひとつ上の先輩。2年生。

黄前久美子 加藤葉月 - 低音パートに所属するひとつ上の先輩。2年生。

久石奏 鈴木美玲 鈴木さつき - 低音パートに所属する同級生。1年生。


中性的 美少年

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