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クリスタルクロニクルの編集履歴

2019-03-15 17:12:23 バージョン

クリスタルクロニクル

くりすたるくろにくる

ゲームキューブ用ソフト『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』の略。

シリーズ全体を指すこともあるが、本項ではその第1作(無印)について記す。

概要

スクウェア・エニックスとゲームデザイナーズ・スタジオが共同開発し、任天堂が発売したアクションRPG

ファイナルファンタジーシリーズの流れを汲む外伝的作品であり、FFCCシリーズの第一作でもある。

ゲーム進行で必須となるクリスタルケージやステージ毎に使い切りの魔石など、過去のFFシリーズとは趣を異にするが物語と有機的に結びついたゲームデザインが特徴。

遊び方が、ゲームキューブ単体でのシングルプレイとゲームボーイアドバンスを連動させたマルチプレイの二通り存在し、それぞれでプレイ感覚が若干異なる。


発売から16年となる2019年にニンテンドーSWITCHプレイステーション4向けにリマスター版が発売されることが2018年9月10日に発表された。キャラクターにボイスが付いた事、オンラインでのマルチプレイができるようになった事、画面のUIデザインが変更されている事(四隅に表示されていた各プレイヤーの体力ゲージとコマンドが全て左上に集められ、元々GBAに映されていたマップは右上にワイプで表示される)、ダンジョンへの新エリアの追加などの変更がなされている。


ストーリー

世界は瘴気に包まれた。

ひとたび触れると、もはや生命を保つ事が不可能な瘴気。

しかし、人々はその瘴気から逃れる術を得ていた。

クリスタル————。

その存在は、人々を瘴気から守る存在であった。

しかし、クリスタルの力も永遠ではない。

人々はその力を維持するために、年に一度ミルラの木からミルラの雫を得て、その雫でクリスタルを清めなければならなかった。

そのため人々は毎年、それぞれの村からクリスタル・キャラバンと呼ばれる若者達を送り出し、

ミルラの雫を得る事を続けてきたのだ。

この物語は、そうしたとある辺境の村・ティパの村の、若者達の物語である。


キャラメイク

このゲームは元々決められた名前や設定を持つ主人公はおらず、ポケモンモンハンのようにキャラメイクをするところから始まる。


設定できる項目は「名前」「種族」「性別」「外見のデザイン」「実家の家業」の5つ。


種族は作中世界に存在している以下の4つの種族から選択する。武器・防具の種類(鎧は全種族共通、2種類目が専用)と「まもる」コマンドのアクション、ステータスの特徴がこれによって決まる。その他、一部の場面では特定の種族が有利になるシチュエーションなどもある。


温の民クラヴァット

剣と盾を装備する。武器攻撃・魔法ともにバランスの取れたステータス配分。いわゆるバランス型だが、防具の種類が多種族より若干豊富で、鎧・盾とも多種族の最強装備より一段階強いものが存在するため防御力特化とも言える。まもるコマンドの動作は盾を前に構えて正面からの物理攻撃を無効化する。


武の民リルティ

武器攻撃特化。一方で魔法は不得手であり、詠唱にかかる時間が長く射程距離が短い。そのためサポートキャラには適しておらず、ガンガン斬り込んでゆく前衛に向いている。

武器・防具は槍と小手で、まもるコマンドの動作は槍を横に構えて正面からの物理攻撃を受け止める。


智の民ユーク

リルティとは逆に魔法特化型で、武器攻撃が不得手。よって魔法で援護する後衛に適しているため、シングルプレイにはあまり向いていない。武器・防具はハンマーと兜。まもるコマンドはボタンを押し続けている間身体を半透明にして全ての攻撃を透過するという半ば反則のようなもので、囮としての性能が高い。

パーティに1人でもユークがいれば、シェラの里に無条件で入村できる(そうでない場合はヴェオ・ル水門で拾える「シェラのあかし」というアイテムを入り口で渡す必要がある)。


我の民セルキー

クラヴァット同様に武器攻撃・魔法ともそれなりのステータスをしているが、こちらは素早さ特化。素早さは何らかの方法によって強化することができない固定値のため、かなり大きなアドバンテージである。移動速度のほか、必殺技チャージ時間も最速。多人数では遊撃役に向いている他、2人プレイの前衛やシングルプレイのキャラとしても使いやすい。武器・防具は棍棒とベルト。まもるコマンドはバク宙での回避。ユーク同様全ての攻撃が対象だが、こちらは一瞬しか効果がないので攻撃の瞬間にタイミングを合わせる必要がある。

コナル・クルハ湿原内にある古代セルキーが遺した石碑を解読できる。また、ルダの村では村人に話しかけるたび10ギル程度お金をスられるが、セルキーならスられずに済む。

なお、女性は皆もれなく巨乳で、よく見るとこれでもかというほど揺れる。


外見は各種族の各性別に対して4種類ずつが用意されている。違いは見た目だけでありステータスに影響はないので好みのものを選べばよい。なお、装備品によって服装が変わることはない。


実家の職業は、それぞれに村に帰った際に親から何らかのアイテムを貰えたり値引きされるといった恩恵がある。プレイして親とやり取りすることで発展度が上がるため、鍛冶屋や商人など重要度の高い職業を優先的に普段使うキャラに設定するのがよい。


ゲームシステム

村のクリスタルを維持するために必要な「ミルラの雫」を集めるために旅をするのがプレイヤーの主目的。ミルラの樹はラストのダンジョンを除く全てのダンジョンの最奥部に存在し、ボスを倒すと雫が手に入る。3回で1年分の雫が溜まるため、基本的にはダンジョン3つクリアするごとに1年というサイクルで進んでいく。一度雫をとったダンジョンは再来年になると再び雫の採取が可能になるが、難易度が上昇する(3段階目以降は固定)。なお、雫がない状態のダンジョンでも探索・ボス戦をすることはでき、ボス戦後の清算アイテム取得も可能である。年を経るごとにマップが解放され新ダンジョンの挑戦が可能になるが、何年目にどこに行くという制約は特になく、好きなダンジョンで雫を集めてよい。一応、ラストダンジョンには最短6年目で到達できる。


RPGによくあるレベルの概念は存在せず、装備品の強化とステータス増強アイテム「アーティファクト」の入手によって能力値を上げるのみである。


「(武器で)たたかう」「まもる」および各種魔法などのコマンドを切り替え、Aボタンを押して選択中のコマンドを実行するだけのシンプルな戦闘システムだが、複数人で同じ場所に合わせて魔法を発動することで行う合体魔法(マジックパイル)が特徴的。ファイア、ブリザド、サンダー、ケアル、レイズ、クリアの6種の基本魔法以外は全てこれによって行う必要があるため、ファイラ、ファイガなどの上位魔法や飛行する敵を落とすグラビデ、霊系の敵を実体化するホーリーなどは使うたびにプレイヤー同士の連携が試される。ちなみにシングルプレイに限って、コマンドリスト上で2つの魔石を並べて合成することで2人でできる合体魔法までは1人で実行できる。


世界が瘴気に犯されているという設定のため、ダンジョン内では瘴気を浄化するクリスタルがついた「クリスタルケージ」(ミルラの雫を集める容器を兼ねる)が張る結界の中に居なければ少しずつダメージを受けてしまう。マルチプレイでは移動する際に誰かがこれを運搬せねばならないが、運んでいる間は動く以外のあらゆるアクションができなくなるので注意が必要。シングルプレイではCPUのモーグリが運んでくれるので不自由しない。ちなみに、街や村には大きなクリスタルがあって街全体に結界を張っているので自由に動き回れる。


マップ

街・村など

  • ティパの村
  • ティパの港
  • マール峠
  • ジェゴン川
  • アルフィタリア城
  • シェラの里
  • ファム大農場
  • ルダの村
  • マグ・メル

ダンジョン

  • リバーベル街道
  • ゴブリンの壁
  • キノコの森
  • カトゥリゲス鉱山
  • ティダの村
  • ジャック・モキートの館
  • ヴェオ・ル水門
  • セレパティオン洞窟
  • デーモンズ・コート
  • コナル・クルハ湿原
  • レベナ・テ・ラ
  • キランダ火山
  • ライナリー砂漠
  • ヴェレンジェ山

関連サイト

FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES


関連タグ

FFCC FFCCRoF 小さな王様と約束の国 FFCCEoT 光と闇の姫君と世界征服の塔 FFCCCB

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