解説
『マギアレコード』のイベントの中には、通常クエストをプレイしてイベントクエストをプレイするためのアイテムを入手する必要がある。例えばメイン画像にあるように、この形式の最初のイベント「君と綴る日記」なら通常クエストで色鉛筆を入手し、それを消費することでイベントクエストを進める形となる。
で、このアイテム、通常のゲームプレイで消費するAPの使用量によって獲得できる数は増減するので、基本的にAPの消費量が多い強化結界や覚醒結界の超級では多く得られる。しかし、APは基本的に時間経過による自然回復か回復薬を使用しなければ回復しない。結果として獲得効率が悪くなってしまう。
だが、魔法少女を強化するメモリアの中には、そのイベント限定でアイテムの獲得量を増やす特殊効果を持つメモリアがイベント報酬で1種、ガチャで得られるのが1種ある。これをセットしておけばアイテムの獲得数は上がる(限界突破で上限まで強化していたらさらに増加。場合によってはパーティー全員にメモリア装備させて一層増やすこともできる)。さらに他のプレイヤーのサポートキャラもこのメモリアをセットしていればさらに獲得できることになる。
そんな中システム的にあることに気づいた人が。
「これなら、最初のやちよさんボコり続ければいいんじゃね?」
ストーリー序盤である第1章第2話Battle4(1-2-4)は敵が七海やちよのみ。そして消費APは5。ある程度ストーリーをこなし、魔法少女を育成していれば単騎で一撃で倒せる上に、ある程度ガチャを引いていればやちよの水属性に対抗できる木属性の魔法少女は持っているはず。メモリアで獲得量が上がっていれば無理に高APクエストで戦うよりもこちらの方が周回すればするほど効率がいい。
かくして、これに気づいた人はやちよからアイテムと時折貰えるアクアオーブ+をふんだくるため、木属性の魔法少女でパーティーを組み、1-2-4のやちよの元に向かうようになった。そしていつしかこのクエストを「やちよ道場」と呼ぶようになったのである。
ちなみに
だんだんとイベントを重ねるごとに消費AP10未満だとアイテムをドロップしなくなるようになった。しかしそれでもトータルな確率で言えば1-2-4を周回すればかなりの量を得られる。
また、チャレンジクエストが導入されてからはこっちの1-2-4を周回する人もいる。やちよはノーマルクエストよりも強くなっており、消費APは15ではあるものの、強力な森属性パーティーであれば容易に周回でき、確実にドロップすることを考えればこちらの方で周回する人も多い。
経験値目的でこのチャレンジ1-2-4を周回する人もいるが、さらに得る量を増やしたい場合はやちよの魔法少女ストーリードッペル編Battle3(AP20)で影やちよを狩る人もいる。
多く見られるのは
- 結界で一定数アイテムを稼いでからイベントクエストを進めて特効メモリアを確保
- メモリアを装備してチャレンジ1-2-4を周回
- さらにガチャで特効メモリアが手には入ったらそれも装備してノーマル1-2-4を周回
というパターンだろうか。
なお、類語として「やちよいじめ」という表現もあったりする。
また、ここから派生して、ランク上げやサポートボーナスの確保、デイリーミッションの消化などが容易に行える、1ターンクリア可能なクエストを「○○道場」と呼んだりもする。
更に七瀬ゆきかの魔法少女ストーリー第3話のBATTLE3の相手はストーリーに沿ってやちよであり、ゆきかのエピソードレベルを上げる専用の道場と言える。