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改造車の編集履歴

2011-08-18 15:30:46 バージョン

改造車

かいぞうしゃ

改造車(かいぞうしゃ)とは、市販状態の自動車やオートバイなどに何らかの手を加え、市販そのものではない状態にした車両のこと。カスタムカー(カスタムバイク)あるいはカスタマイズカー(カスタマイズバイク)ともいう。 また、鉄道車両においてある系列の車両からその時の用途と重要・経年劣化等のさまざまな理由からそれぞれの用途に合わせた改造をされた車両の事である。

分類


一口に改造車と言っても、その改造内容は多岐に渡り、その改造の目的も様々である。特種用途自動車のような改造と、その他(主に所有者による趣味)の改造の大きく二つに分けられる。


特種用途自動車


メーカー製の市販車の中にも、生産プロセスで実際に改造が施されるものがある。特装車や少量生産車では、コスト負担の大きい型式指定(かたしきしてい)の作業を省略するため、新型車では無く、既存車の「マル改」(○の中に改)として届け出る場合がある。各社の福祉改造車両や救急車・消防車などの特種用途自動車などのほか、日産自動車(オーテックジャパン)のアクシスシリーズ/ライダーシリーズ、ダイハツ工業のハイゼットデッキバンやオープンカーのリーザスパイダーがある。

このほか、電気自動車、LPG自動車、天然ガス自動車などにも改造扱いの車種がある。

また初期型のノンステップバスにも、ワンステップバスの改造扱いで製造された車種がある[1]。これらは前ドアから中ドアのみ床の高さを下げてノンステップにしており、車両後部のエンジン部分などはワンステップバスやツーステップバスと共通の部品を用いている。このようなノンステップバスは、型式取得上は改造車であるが、カタログにも正式に掲載され、公営交通を含む多くの事業者に納入されている。また製造段階からノンステップバスとして製作されており、後天的な改造で改造車になったものではない[2]。

これらはアフターマーケットでの趣味の改造車とは趣旨が異なるが、法律上、「改造を施した車両」という点では同一の扱いを受け、車検証上の表記は「改造車」、いわゆる「マル改」となる。


趣味による改造


市販車を所有者の好みの状態に改変するための改造用部品が市販されている。大きく分けて機能面の改造と外見面の改造がある。これらの市販用品・部品の中には道路運送車両法に適合できない物も数多く出回っているので留意が必要である。


機能面での改造


原動機の出力を向上させたり、特性を変化させる。

エアクリーナーやマフラーを効率の良いものに変更。

エンジン内部の加工やターボチャージャーの大型化。

ブーストアップを施す。

サスペンションやスタビライザーなどの足回りを変更。

ストラットタワーバーやロールケージの組み付け

軽量化のために、軽いパーツに組み替えたり、パーツを外す


外見面の改造


エアロパーツの取り付け

オールペンを施し車両の色を変化させる

ホイールのインチアップ

シートなど内装パーツの模様替え

各種ステッカーを貼り付ける

スモークフィルムの貼り付け

車種やグレートをあらわすロゴを他社のロゴや、上位車種のロゴと交換する。


脚注


1 いすゞ・エルガノンステップtype-A(KL-LV280系)、日産ディーゼル・UAノンステップGタイプ(KC-UA460系・KL-UA452系)など


2 日産ディーゼル・UAノンステップのうちGタイプは車体架装メーカーの西日本車体工業が独自に製造した車両だが、後に日産ディーゼルから正式に発売されている。いすゞ・エルガtype-Aは当初からいすゞ自動車から正式発売されている。


3 これらのガラスには実質的にフィルムを貼り付ける事が不能。当然フルスモークは違法。

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