「ぼくはここで理想の世界を作る。苦しみも痛みも貧しさもない世界。人を羨むこともなく、妬むこともなく、軋轢のない、争いのない、すべての者がなりたいようになれる…そんな世界をぼくは作る」
概要
CV:峯暢也
2005年度イースト校チャンピオンの3年生。
攻守は低いが戦闘で破壊されない、という「雲魔物(クラウディアン)」による行動妨害を戦略の柱とするコントロールデッキを使用していたが、エクゾディア入手後は、[[エクゾディア発動を容易にする為、サーチ・サルベージなどの手札補充を重視とした特殊勝利デッキとなった。
しかしそのデッキにも雲魔物関連のカードや(雲魔物との直接の関連はないが)「霧の王」といういかにもな名前のカードが登場したりと拘りはある様だ。
雲に関しての話は彼の生い立ちによるところがあるらしい。
落ち着いた優等生という出で立ちだが実はガラム財閥のスパイとしての一面があり、GX3期では彼の暗躍もまた見所となると同時に時に「おい、デュエルしろよ」という展開を見せる事も。
究極封印神エクゾディオス入手のために幼馴染の「エコー」を犠牲にした点、それに伴う名言の数々は半ば伝説化している。
漫画版GXでは【封印獣】を使用。
名前の由来は当然究極封印神エクゾディオスだろう。
生い立ち
実は、彼はガラム財閥の実の息子ではない。実の両親に捨てられ、社会から無視されて流れる雲を眺めながら死に行くはずだった彼をガラム財閥の総帥夫妻が見つけ、引き取ったのである。
だが、数年後に夫婦の間に実子のシドが生まれ、後継者の座を失う。一度は弟を殺そうとするが思いとどまり、以後は弟とガラム財閥のために尽くす人生を歩む。
兄弟仲は良好ではあるものの、内面には自分のような人間が世界に大勢いることを誰よりも知っているためにそうした人達を救う力とそうならない世界を渇望していた。が、それを弟とガラム財閥のためという自らの神と言わしめるほどの強固な意志で封じ込めていた。そうした内面を見抜いていたのは遊び相手で任務の上官でもあるエコーのみであった。
エコーはそうしたアモンを間近で見たためにアモンはガラム財閥どころか世界の王にもなれると感じ、そうした彼を愛していた。が、シドとガラム財閥がいる世界ではシドの奴隷として終わるのを彼女は良しとせず、その為ならばどのような犠牲も厭わなかった。
凄惨な過去を持つ故に万丈目の挫折を『甘えたお坊ちゃんの戯れ言』と一蹴する以外にも目的のために他者を平然と利用して切り捨てる冷酷さを持っている。が、それらも全てが上述の世界のためというあまりにも純粋な物なので、それには一切の心の闇もない。