斜視(しゃし)とは、片方の目は視線が正しく目標とする方向に向いているが
もう片方の目が内側や外側、あるいは上や下に向いている状態のことをいう。
俗に眇(すがめ)、ひんがら目(ひんがらめ)、藪睨み(やぶにらみ)、ガチャ目、
ロンパリ、寄り目と言う。
眇は、片目が細い、あるいは潰れているさまを表すこともある。
ひんがら目は「僻目(ひがらめ。僻眼とも)」が転訛した語。
またロンパリは、一方の目でロンドンを見つつ
もう一方の目でパリを見ているさまに喩えた語であるとされるが
「ロンドンとパリくらい離れている」が原意である。
ただしこれらの語は差別用語とされることがある。
症状
左右どちらの眼で見ているのか自覚できる場合がある。
片眼しか見えない訳ではなく常に両眼が見えているのだが「見ている」眼と
「見えている」眼とに意識的に切り替える事が出来る。
それにより遠方と近方を左右で使い分ける習慣が身についた場合
左右の視力差が大きくなる事もある。