概要
CV:花江夏樹
キャラクターデザイン:猫缶まっしぐら(ニトロプラス)
「蟷螂」の紋章を持つ神蝗盟の法師。一人称は「私(わたくし)」。
第2期ラストで石碑ごしに台詞を発したが、エフェクトの為に声が高く聞こえた事もあり、本格登場するまで性別は女性かと思われた。
二つ名は「水月刀螂(スイゲツトウロウ)」。武器は双頭の鎌「狡蠱殺(コウコサツ)」。
鎌の技と禍世冥蝗仕込みの外法を組み合わせた兵法を用い、狡蠱殺を空中で自由自在に操る。
武術の天才であるが、礼の心得に欠けている。
軽薄なニヒリストで、大義などは頭にない。
……のではあるが、己が功名心の為に啖劍太歳に挑めたのは初戦の一回のみ。
その後はというと、信用の出来ない魔族に真面目が過ぎてどこかズレてる同志というイマイチ頼りにならない味方に胡散臭すぎて油断も隙も無い詐欺師、挙句の果てに狂犬そのものとしか言えないヤンデレまでもが加わり、このメンツが引っ掻き回す混沌とした状況に振り回される苦労人ポジションがすっかり板についてしまっている。
しかしそれで終わらないのが神蝗盟の幹部。
殤不患らが刑亥・七殺天凌の魅了に堕ちた凜雪鴉に襲われた隙を狙い、神蝗盟の目的の一つである魔剣目録の奪取に成功する。
その一方で、何故か敵である殤不患に止め刺すのを先送りにするよう刑亥に申し込む。
目録に追加された魔剣を所有者の口から割るという名目だが、追加された魔剣については本来禍世冥蝗の解析で済むらしい。
更に、萬軍破に魔劍目録を預けておきながら禍世冥蝗対し、「軍破は魔剣目録を手放そうとしない。」と軍破を陥れるかのような上奏もしている。魔剣目録を禍世冥蝗に直ぐに引き渡さなかった理由とは一体……?
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この先、重大なネタバレ注意
第12話で凜雪鴉の策に乗り、捲殘雲の姿へと変化して殤不患一行に潜伏していた事が発覚。ちなみに凜雪鴉は異飄渺に、捲殘雲は凜雪鴉に化けていた。誰が誰に入れ替わったのかを全部把握しているのは凜雪鴉ただ一人。
つまり11話の惨劇は
誤:「魔剣に狂った凜雪鴉が捲殘雲を刺殺した」
正:「魔剣に狂った捲殘雲が異飄渺を刺殺した。」
…と言うことになる。
なんと人知れずとっくに殺害されていたという類を見ないレベルの不遇の最期を迎えてしまっていた。
発覚したのは刑亥が死霊術で彼を蘇生したとき(当然刑亥も捲殘雲を蘇生したと思い込んでいた)。
捲殘雲本人も正気に戻っても誰を刺してしまったのか全く分かっていなかった。
生い立ちが悲惨だったり不幸だったりする登場人物は本作には少なくないが、ここまで別ベクトルに不遇な人もそうそういないだろう…。