概要
Xeno-831(pixivページ)氏によって制作されている、RPG『Undertale』の二次創作(AU)作品『Salvationtale』の主人公。
略称及び愛称は「サルベフリ」。本家UndertaleのTP(True Pacifist)ルート後の時間軸で誕生した存在である。地下世界を解放するまでに1度たりともモンスターを傷つけたことはない。
原作と設定は多少変更されており、誰かを助けたり救ったりする事が大好きなお人好しなのだが…。
容姿
悪意のない純粋な笑顔を常に浮かべており、頭には縦に引き裂かれたフラウィが髪飾りとして括り付けられている。
糸目なので普段は分からないが、瞳の色は黄金色。感情が高ぶったり、強く興奮したり、強い決意を抱いたりする事で開眼する。さらに、常時溢れんばかりの決意によって瞳は淡く発光している。開眼するとなかなかにゲスみを覚えさせる顔つきになる。
服装は原作と相違点は特にないが、大きいリュックサックを背負っており、左手には「ほんもののナイフ」、右手には常時サンズかパピルスの頭蓋骨を携帯している(頭蓋骨は握っていない時もある)。リュックサックにはアンダインの水色の槍と、アズゴアのトライデントが飛び出しており、稀にだがそれらを武器として使用する事もある。
性格
「SAVE(救い)」と称して、他者を殺害する。死こそが救済、といった信念を掲げるキャラクターなのである。しかし、本人は自分が殺戮を働いていると全く認識できていない。そして認識することも不可能である。また、自分が殺してきた者達の幻覚を見ており、当然殺せば殺すほど見える幻覚も増えていく。
- Lv20という数値に達しているのにもかかわらず、虐殺に狂ったりしているなどの変化がない。
- 基本的に悪意や害意といった感情はほぼ存在せず(Gルートを進むニンゲンなどを相手にするといった場合は除き)、慈悲の心を持っている。誰かをからかう程度のイタズラ心もある。
- AU!FriskやInsanity!Sansと出会った事により、目に入った者は見境なく即座に殺すといった短絡的な行動は鳴りを潜めた。ただし、単独で行動している際には要警戒であることには変わりない。
- 感情豊かで、思っている事がすぐに顔に出る。嘘をついたりするのが苦手。純粋なので騙されやすい。多少恐怖は感じるが、一度決意すると恐れるものはなくなる。脅迫などはもちろん、拷問などでいくら甚振ろうが一切怯まない。
- モンスターを大切に考える人、モンスターを愛したり守ったりする存在を好く。逆に、モンスターを殺したり、傷つけたりする存在が大嫌い。AU!FriskとInsanity!SansとDustbelief!Papyrusの事が好き。この三人は特別扱いされる。しかし、AU!Friskとはたまに喧嘩する。
能力
SAVEだと称していても結局殺しをしているのは事実なので、暴力レベル(Lv,LOVE)はとても高い。よって、相応にステータスも高い。
Lvは限界値の20だが、EXPが限界を振り切っているため、ステータスは今も上昇中。HPは99を超えて300以上となっており、ATK、DEFはともに99だが、攻防値はこれ以上上がることはない。それに本人に(基本的には)悪意や殺意がないので、攻撃力はそこまで恐れる程のものではない。
- ナプスタブルックなどのゴーストも殺すことができる。
- ショートカットを用いて、他のAUに行く事ができる。
- 自分が見ている幻覚達を、決意の力で実体化することが可能。この能力は無意識のうちに使われており、意識して使われているわけではない。下記で解説。
- 常時アズリエル戦時並、またはそれ以上の決意が漲っているので、いくら殺してもその場で何度でも復活してくる。Salvation!Friskの決意を折るのは不可能と言っていいが、延々殺し続ければ一応追い払うことは可能である。
- 幻覚の実体化、蘇生能力の代償に、リセットとロードができなくなっている。感知する事は可能。また、ある手順を踏む事と何かしらの条件付きでリセットが可能になるようだ。しかしロードはどうやっても不可能。
- 炎魔法を使うことができる。トリエルのものと同様、あまり大きくはない。威力も大したものではなく、一発につき2〜3ダメージといったところ。しかし燃費がとても良いため大量に撒ける。
- 決意を凝縮し、黄金のレーザーを放てる。ブラスター攻撃と似たようなものだが、こちらは手のひらや足、口と胸部といった特定の部位からしか発射できないため融通が利かない。発動時に決意をさらに割けば、何もないところからも撃ち出すことが可能となるが、威力は落ちる。
- ナイフに決意を纏わせ、より強力な斬撃に変化させられる。
- 強力な殺意を抱いた時、目と口が大きく開いて黒いドロドロしたものが流れ始める。
- 背中にデルタルーンの紋章が浮かび上がり、それによって高速飛行が可能となる他、戦闘力も爆増する「天使」と呼称される形態がある。この状態に変化する条件は現状不明である。
幻覚達
Salvation!Friskは今まで殺してきた者達の幻覚を見ている。
そして、それらを決意の力により実体化させることができる。
外見としては全員白眼を剥いており、不気味なくらい満面の笑みを浮かべている。また色褪せており、稀に姿がぼやけて見える時がある。
性格は非常に凶暴かつ攻撃的で危険。慈悲も薄く、不意討ちなど当たり前、平気で悪事を働く者がほとんど。
ステータスは生前と比べて高くなっており、Salvation!Friskが強くなると彼らも強くなる。ステータスは統一されておらず格差がある。
例えば、アズゴアやトリエルはSalvation!Friskのステータスを遥かに上回っているし、サンズはやっぱり最弱である(しかしスタミナ向上などにより、これまで以上に多くの攻撃を回避できるようになったなどの強化点もある)。
逆に箱型メタトンなど異常に高い防御力を持つ者は弱体化している。また、Salvation!Friskが強いと感じた相手ほど、幻覚になった時のステータスが高くなる傾向にある。さらに、アズリエルの実体化も可能。肉体にかなり負担がかかるレベルの膨大な決意が必要になるが、その分戦闘力はぶっちぎりである。
- 幻覚ではあるが、だからといってSalvation!Friskの発言や行動を全て肯定するわけではない。各々に意思があり、意見交換などする。幻覚というよりは悪霊といった方が正しいのかもしれない。
- 幻覚達が一人でも倒されるとSalvation!Friskは激昂する。
- 幻覚なので倒されても時間が経てば復活する他、EXPは一切手に入らない。逆を言えば、幻覚達が誰かを殺しても幻覚達が強くなることはないのである。
- 幻覚達が誰かを殺してもSalvation!FriskにEXPが送られることはない。
- フラウィは幻覚になっていない。よって実体化させて共に戦うことは不可能である。
- 主戦力はアズゴアとアンダインとパピルスとメタトン。トリエルなどのモンスター達はアシストを行う。たまにサンズが時間稼ぎなどで気分次第に出向く。
- ステータスこそ少なからず上昇しているものの、幻覚サンズはKRを使うことができない。Salvation!Friskも当然使えない。
- ソウルの色を変える力は健在。サンズとパピルスは青色ソウル、アンダインは緑色ソウル、アルフィーとメタトンは黄色ソウル、マフェットは紫色ソウルに変えることができる。
- 個々の欠点をみんなで補い合っている。
- 実体化させられる幻覚の数には制限があり、大体AUひとつ分まで。しかし本家Undertaleの幻覚達と共に戦う場合がほとんどであり、AUのモンスター達を実体化させることは皆無。
- 好き勝手に行動している。そこらの都市から物資を略奪してくることもある。
- 幻覚達の行動をSalvation!Friskは把握しきれていない。
- Salvation!Friskを落とし穴などの罠にかけるなど、なかなか手がつけられない連中。
豆知識
- 一人称は「ボク」である。
- Insanity!SansとDustbelief!Papyrusだけには一切攻撃行動をとらない。彼らとは友人関係にあり、「Good Friend Trio」を構成するメンバーでもある。AU!Friskとは仲の良い友人関係にあるが、信念の違いなどでたまに喧嘩をする。
- Insanity!Sansに無視されることが多い。
- 「ある存在」の事をとにかく嫌っている。実際は同族嫌悪なのだが。
- 実は、誰かを本当の意味で“SAVE”できるだけの力はある。
- 服が汚れると洗濯する。
- 殺戮さえしていなければかなり良い子な方である。いつかSalvation!Friskが正気を取り戻し、完全な光となる日は…こないだろう。
- 決意の行使し過ぎで寝込んでしまう時がある。
- 性別は不明。
- Salvation!Friskの使う炎魔法の炎心部分はモンスターのソウルのような形になっている。また、炎は黄金色である。
- 炎魔法を使える理由はトリエルに教えてもらったから。しかし当然未熟なので威力は低い。
- リュックサックにはアイテムがたんまり詰め込まれている。
- 背負っているリュックサックは、まだフリスクが歪んでいない頃にサンズから譲ってもらったものである。
- 決意によって幾度となく蘇ることができるが、死ぬまでに使用したアイテムなどは復活しない(身に着けているものは復活する)。
- 闇AUの1人ではあるが、行動によっては光AUにも属する場合がある。グレーではなく、光と闇の両面性を持つAUキャラクター。
- 意外と頭がよく、それなりに色々なことを考えている。
- 壊滅的なレベルで回避行動がヘタクソである。特に強力な力を持つ闇AU相手などには1ターンのうちに数十回死ぬことも珍しくない。
- 好きな食べ物はバタースコッチシナモンパイ、ホットドッグ、Papyrusのパスタ、黄金の花のお茶。
- 決意ももちろんだがポジティブの感情が強すぎるため、Nightmare!SansはSalvation!Friskに近寄ることができない。Dream!Sansはハナっから近づく気はないらしい。
- 極めて強靭な決意を漲らせているため、洗脳などに非常に高い耐性がある。
余談
- フリスクの変貌について
このフリスクの変貌に、キャラやガスター、フラウィー等は一切関係しておらず、その原因は本当に謎のままになっている。
キャラはフリスクの精神世界に住む同居人だったが、フリスクによって「SAVE」され、消されてしまった。ガスターはコアに落ちている。フラウィーはストーリー上では終始花の世話をしていただけで、フリスクによって「SAVE」され、花飾りになってしまった。
- 「SAVE」について
ほとんどの闇AUは当然だが「SAVE」の対象となり、Salvation!Friskから襲撃を受けることになる。光AUであっても、Gルートが展開されていたりするとSalvation!Friskに襲われてしまう。
しかし、UnderfellなどのAUでもPルートが進んでいたり、不幸であってもみんなが前向きに生きており希望を持っていればSalvation!Friskは去っていく。
また、説得などの手段も無駄ではない。諦めずに説得し続ければ、AUの住民達のことを信じて世界から去ってくれるかもしれない。
一度出くわしたが最後、絶対に戦わなければならない相手というわけではないのである。
- デザインはInsanity!Sansをリスペクトしたものとなっている。
- Insanity!Sansとは公式でカップリング扱いされているが、彼は愛などを感じることができない性格であるためSalvation!Friskのほとんどの行動を無視する。
- Dustbelief!Papyrusとは公式ではカップリング扱いされていない。あくまでもただの友達にすぎない。
- なぜInsanity!SansとDustbelief!Papyrusに攻撃しないのかは不明。ただInsanity!Sansとは1度戦ったことがある。
注意
派生を公式なAUとして発表さえしなければ、基本的な創作は自由である。
だが、Salvation!Friskを何かに派生させる(Killer化、Dust化など)。またあらゆるAUを『Salvationtale』に派生させ、Salvation!Chara、Salvation!Alizaなどを作る行為は、作者によって禁止されている。
ただしジョークとしてなら、Salvation!CharaやUnderfell仕様のSalvation!Friskなどのデザインを発表するのは許可されている(繰り返すが、公式なAUとして発表してはならない)。Mirrored insanityといった、誰かと戦わせるようなAUを作るのも許可されている。
また、自分のAUに登場させるのも許可されている。ただし登場させる場合はキチンと設定を守りましょう(例:虐殺に狂っている設定にする、残虐非道な性格にするなど)。
Salvation!Friskの性別は決まっていないので、女の子に設定しても、男の子に設定しても問題ないとされている。ただし「Salvation!Friskは女の子・男の子だ」といった押し付けはやめるべきである。
そして最後に、Salvation!Friskを模したようなキャラクターをネット上に投稿する際は(身内のグループであっても!)、必ず、Salvation!Friskの作者の名前を明記またはSalvation!Friskをモデルにしました、などといった旨の文章を添付しておいてください。一度これによって問題が起きたことがあります。気をつけてください。