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ノーブルレッドの編集履歴

2021-12-07 01:16:16 バージョン

ノーブルレッド

のーぶるれっど

ノーブルレッドとは「戦姫絶唱シンフォギア」に登場するグループ。

曖昧さ回避

  1. 戦姫絶唱シンフォギアXVに登場する組織。
  2. ワイルドアームズシリーズに登場する種族名。(後述の『備考』の項を参照)
  3. プリパラキラッとプリ☆チャン(筐体ゲーム)のマイキャラパーツのヘアカラーのひとつ。

本項では1.について解説する。


概要

戦姫絶唱シンフォギアXVから登場した、3人組の女性。

組織が崩壊したパヴァリア光明結社の残党で、3人共がそれぞれの成り行きで人体改造を受けた身である。

グループの名前は、後述の事情から自ら名乗ったものであり、結社内の正式なチームだったわけではない。


改造人間は「完全なる命」を至上とする錬金術的思想に合わないという理由により、彼女らは結社の中でも「卑しき錆色」と蔑まれており、凄惨な人体実験にさらされ続けていた。

そんな中で3人は知り合い、同じ立場であるお互いの存在を支えとして生き延びてきた。


血中にあり、拒絶反応を抑えつつ、ヒトとヒト以外の部分を繋ぐ効果がある「パナケイア流体」を力の源としているが、力を使いすぎるとこれが淀み、体を蝕むという大きな弱点がある。

そのため、140万人にひとりの稀血「Rhソイル式(Rh xxoyle_formula)」が必要であり、淀んだ血液を入れ替える処置を行う必要がある。

3人の協働技「ダイダロスエンド」を持つが、これも調子が悪い時には使えない欠点がある。


普通の人間よりは間違いなく強いのだが、出来損ない=「弱い者」扱いが身に沁みついている影響で、独善的な被害者意識からプライドが一切なく、一般人を巻き込む市街地を戦場に選ぶ等、汚い手段を使う事にも抵抗がないという特徴があり、結果作中において誰にとっても取り返しのつかない大惨事を引き起こした。


見方を変えれば怪物から人間に戻る事を望んでいながら、心底では怪物である事に居直って、無自覚に人間としての心を捨ててしまっているとも言え、シェム・ハによって完全な怪物にされてからは、より居直りぶりが顕著となった。


これがファンの好き嫌いが大きく分かれる要因になっており、訃堂共々、最終章の敵役としては「役不足」だったと言われる事もしばしば。

もっとも装者たちも数多の激戦を経て成長しているので、単に強いだけの相手ではヒールすら務まらなかった可能性もあるが。


関連人物

ノーブルレッド

ヴァネッサ(CV:M・A・O
ヴァネッサ。
ノーブルレッドを束ねるリーダー的存在で、結社内では不慮の事故により、実験体扱いへと落とされていた。結社の崩壊後は風鳴訃堂の傘下に入っていたが、彼の裏切り後はシェム・ハの眷属(怪物)へと転生する。最終決戦では自分たちの意地でシェム・ハに利用されることを拒否し、最後の力を使い果たす形でシンフォギア装者たちを地球に送り届けながら、消滅する。
ミラアルク(CV:愛美
ミラアルク
パヴァリア光明結社の残党で、ノーブルレッドの一員。結社内では実験体扱いをされていた。結社の崩壊後、ヴァネッサの意思を酌む形で、嫌々ながらも風鳴訃堂やシェム・ハの配下になる。最後はシェム・ハの呪縛から解放されたヴァネッサたちと共に、シンフォギア装者を助ける形で消滅する。
エルザ(CV:市ノ瀬加那
【シンフォギアXV】エルザ「わたくしめが相手であります!」
パヴァリア光明結社の残党で、ノーブルレッドの一員。ヴァネッサやミラアルクと同様、結社内では実験体扱いだった。結社の崩壊後、ヴァネッサの意思を酌む形で、気が乗らないまま風鳴訃堂やシェム・ハの配下になる。最終決戦では、シェム・ハに利用され続けるヴァネッサに心を痛め、最後は仲間たちと共に、シンフォギア装者を助けながら消滅する。

ノーブルレッドの協力者

風鳴訃堂(CV:麦人
Fudou
風鳴機関を運営する日本のフィクサーで、ノーブルレッドの支援者にして実質的な指導者。特異災害対策機動部二課の初代司令官で風鳴翼の祖父(実際は父)でもある。「XV」の第8話以降、要済みとなったノーブルレッドを見限る。
シェム・ハ(CV:日高のり子
我が名は
アヌンナキの一柱で、風鳴訃堂に代わるノーブルレッドの新たな指導者。アヌンナキ内では地球改造を担当する改造執刀医だったが、地球を独断で私物化していた為、同胞のエンキによって長らく封印されていた。小日向未来を依り代とする(この時のCVは井口裕香)。

本編での動向

風鳴訃堂との、同盟関係(第1話~第8話)

パヴァリア光明結社の崩壊後、神の力を手に入れる事を望む風鳴訃堂が、自らの野望のために密かに彼女達と接触したのを機に、3人で共に「神の力を得て、元の人間の体に戻る」ことを目標として立ち上がる。

しかし、稀血の提供などをしつつ、水面下で協働しているものの、訃堂の外道ぶりからしてその関係は決して芳しいとは言えず、面従腹背と言っても良い。


お互いを「家族」と呼ぶほどに結びつきは強く、3人の間の助け合いは篤く、利用されているとはいえ、訃堂の失敗した部下を粛清する際「許せとは言わないぜ」と述べている事から、仲間意識が強く、目的のためなら手段を選ばないが、その大半が命令や情報隠蔽の為であり、私的な目的での虐殺行為は行なっていない。


話が進むにつれ、訃堂との溝はさらに顕在化していくことになる。

訃堂の指示により、小日向未来及びエルフナインを拉致した後、エルフナインを守ろうと復活を果たしたオートスコアラーファラレイアミカガリィとの交戦や、キャロル・マールス・ディーンハイムの参戦により、ヴァネッサ達の状況は更に悪化する。

そして、小日向未来を拉致して神の力の器とした後、訃堂に稀血を細工される形で見限られ、風鳴機関との同盟関係は完全に破綻する。

護国ノ鬼オレは奇跡の殺戮者だッ!!


シェム・ハの眷属へと転身(第9話~第12話)

第9話で、風鳴宗家に乗り込んでシェム・ハの主導権を握ろうとし、返り討ちにされる形で全滅するも、シェム・ハの力によって「完全なる生命」を得る事に成功する。

しかしそれは「元の人間に戻る」という本来の願いとは程遠い結果で、もはや永遠に人間に戻れない「完全なる怪物」の身体に造り変えられてしまった3人は、リーダーであるヴァネッサの意向で、シェム・ハを「神」と崇める奴隷として生きる道を選ぶことになった。


その後は、完全なる怪物として装者達と激闘を繰り広げるという、例年通りの悪役要員の立ち位置となる。

善戦するものの、所詮はシェム・ハにとっても使い捨ての道具にすぎず、訃堂と同様に用済みとして裏切られ、更にヴァネッサはマルドゥーク遺跡の封印解除に利用されてしまう有様だった。

制御を失って爆発を始めるマルドゥーク遺跡から脱出を試みる装者達を助けて、ダイダロスの迷宮を発動。

だが、壮絶な連戦の影響で魔力は限界を超えており、3人は怪物としてではなく、人間として消えていくのだった。


戦姫絶唱シンフォギアXDでは

最初に、原作設定の3人が登場して原作通りの末路を迎える。以降、メモリアイベントや一部戦闘パターン変更は配布されていった。


死者が平行世界の同一人物として再登場するパターンはゲームではもうおなじみだったため、どのような出方をするのか注目されていたが、2021年イベントクエスト「メックヴァヌラスVSノーブルレッド」で並行世界のノーブルレッドとして、本イベントの主役を務める。


本世界では、人間に戻る方法を探す中、成り行きで竜姫達と対峙し、後に一時共闘する。

現時点では詳細は不明だが、風鳴訃堂と何らかの因縁があり、彼を敵視している。


怪物にされた犠牲者達を殺す事で、彼らを怪物化の苦しみから救い、『人としての尊厳』を守ろうとする。『正義の味方』ゆえに竜姫達が手を出せなかった、今回の事件の黒幕に『悪』として制裁を与える。最終的に竜姫達に見逃されるなど、原作の弱さが嘘のようなダークヒーローとしての面を見せている。


3人全員が重武装化されており、ヴァネッサは足にキャタピラがついた二足歩行重戦車。ミラアルクは露出度が増え、より吸血鬼に近い外観となり、血がついた槍を使う。エルザは巨大な狼型サブユニットを従えるなど、メカ要素がさらに上がっている。

Shem-HaIgnition.


備考

各キャラの元ネタは、藤子不二雄の漫画『怪物くん』の主人公に仕えている従者3人組。

さらに、このノーブルレッドという名前自体は、本作の原案者である金子がかつて手掛けた、『ワイルドアームズ』シリーズに出てきた種族の名称から来ていると思われる。


また、この3人の台詞や演出は往年の名作アニメや漫画を意識したものが非常に多い。


ヴァネッサ:スパロボ系

ミラアルク:プロレスやバトルヒロインものなど、格闘シーンが多い作品

エルザ:一度だけ銀牙のパロディが出た


関連イラスト

ノーブルレッド参上戦姫絶唱シンフォギアXV第14話楽しみ!


関連タグ

改造人間

戦姫絶唱シンフォギアXV

シンフォギアの登場人物一覧

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