概要
「岸辺露伴は動かない」の登場キャラクター。
原宿でスカウトされた時に体を鍛えるように勧められた。
恋人の早村ミカ(CV:赤﨑千夏/演:真凛)のマンションに一緒に暮らしており、彼女に肉体改造用の食事を作るよう頼んだ。時間にも厳しく早朝から長距離のジョギングをしている。
肉体改造をし続けているうちに次第に狂気に取り憑かれていき、ミカの金を勝手に使うだけでなく部屋をボルダリング用に勝手にリフォームをし、ついには肉体改造の邪魔をしたと見做した人間を(恋人のミカも含めて)殺害するなど、常軌を逸した行動を取るようになっていく。
スポーツクラブでのゲームでイカサマをした岸辺露伴に公正な勝負のやり直しを要求し、トレッドミルを使ったデスゲームを挑んだ。
露伴は勝負の最中、陽馬の肉体に翼の形が出現していることに気づいており、彼がギリシャ神話で言うヘルメス神のような「筋肉の神」に取り憑かれたと推測。
自らの性格が原因で危険な男に近付いてしまったことを猛省するのだった。
最終的に露伴とのデスゲームには勝利したものの、露伴が機転を利かせて彼に「リモコンで露伴のマシンを停止させる」とヘブンズ・ドアーを使って書き込んでいたために、自分がマシンから放り出されて窓から転落。
その後は描かれていないモノの、露伴は彼が生きている事を確信しており、現在も体を鍛えつつ邪魔者を殺す日々を送っていると思われる。
ドラマ版
概ね原作と同じ展開だが、原作およびアニメでは自分が気に入らない人物を「殺害済み」という表現が使われていたのに対し、ドラマでは「取り除いた」とややマイルドな表現に改められている。一方で、トレーニングの邪魔になる存在に対して「邪魔だなぁ…」と苛立つ様子が繰り返し描かれ、陽馬が狂気に陥る姿が段階的に描写されている。
また、彼に取り憑いた存在についても、露伴が筋肉の神に言及する場面は無くなり(前置きとしてそれとなく「神」という言葉は使っている)、代わりにある場所と深いかかわりがあったらしいことが示され、これも最終話への伏線の1つになっている。