ATM-09STTCスコープドッグ・ターボカスタム
メルキア方面軍レッドショルダー隊で、既存のレッドショルダーカスタム以上の性能の機体として開発されたカスタム機。
大型化した脚部にはジェットローラーダッシュ装置が追加されており、レッドショルダーでなければ扱えないといわれるほどの破格の加速性能を誇る。
足の裏は片側二輪、さらにジェット装置下に一輪、計六輪ものローラーを有している。
しかし野望のルーツ劇中では足元を良く見ないとRSCと見分けがつかない。むしろ見てもよくわからない。
なお、非常に高い機動性と戦闘力を持つ反面、安定性と操作性が最悪という極端な性能のため(誰にでも扱える簡便性を重視する兵器の基本コンセプトとは真逆。)、正式採用こそされたが生産数はそんなに多くは無かった。
ATM-09STTCスコープドッグ改・タイプ20
旧レッドショルダー隊員が、スクラップから作り上げたもので、ある意味モドキではあるが、ターボカスタムの設計者であるグレゴルーが作ったもので正式機に劣らぬ性能を発揮していたようだ。
外見上は胸のダクトが通常タイプなのと、左肩のスモークディスチャージャーがフックなしなのが違い。
流石にスクラップ同前で廃棄処分寸前の機体に掻き集めのパーツを使って組み上げた機体だったため、元々ATの生存性の低さもさることながら、安全性の面で不安が残る仕上がりだった。
組み上げの中心となったムーザが「アテにならねえ部品がざっと50ほどある。」と不満を漏らすほどで、グレゴルーも完璧とは言えないながらも「(文句を言い出せば)切がない。」と修繕を終了させたが、ある程度納得のいくチューンは施せたらしく、速度を20%ほど強化することに成功していた。
こいつの肩は赤く塗らねぇのかい?