CV:諏訪彩花
概要
アクアの後輩で、幸運を司る女神。透き通る様な銀髪を持つ美少女の姿をしている。
カズマが転生した異世界で最も信仰されている宗教、『エリス教』の御神体。通貨の単位としてもその名が使われているが、それがアクアには不満らしい。
異世界で死んだ者を導く役割を担っており、カズマは死んでしまう度に顔を合わせている(アクアが天界の規則を破って何度も蘇生魔法を使うため、仕事が増えた事をボヤく場面もある)。シリーズ中盤頃にはカズマと気軽に話し合える親友の様な関係にまでなっている。
たまに姿や身分を隠して下界を訪れており、持ち主がいなくなってしまった神器(転生者が与えられたチートアイテムの類)を、他の者に悪用されない様に回収・封印している。
ちなみに、ある種の疑惑がある。
「エリスの胸はパッド入り!!」 byアクシズ教徒
「パッドでも構いませんよ?」 byカズマ
人物
アクアと違って女神然とした女神で品があり、とても落ち着いた性格で、先輩であるアクアには敬語を使いカズマを「さん」付けで呼ぶ。
なお、アクアには昔散々振り回された(仕事を押し付けられるなど)事で、苦手意識を抱いている。
しかし17巻でカズマに、「アクア先輩のそういう所(自分勝手で人の言う事を聞かない等)、可愛いと思いませんか?」とも言っている。
ちなみに困った時に右手で頬を掻く癖があるのだが、これが後に重要な伏線である事が判明している。
カズマがクーロンズヒュドラに食われて死亡した際には「おおカズマ。死んでしまうとは情けない!」と言い、「有名なセリフなので、一度言ってみたかったんです」と話すなど、お茶目でノリの良い一面も見せている。
ただし、アクアによると結構ヤンチャな所があり、原作12巻及び13巻では悪魔やアンデッドを見ると我を失い、アクア以上の容赦の無さで襲い掛かるという女神としての本性を露にした(スピンオフ『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』でも、上述の仮の姿でだが、その片鱗を見せている)。
悪魔とはいえ、特段悪い事をしている訳でも無い(それどころか善政を敷いていた)ゼーレシルトをボコボコにし、戦う必要が無くなった後も連日城を襲撃してゼーレシルトの残機を削りまくり、遂にゼーレシルトは城を捨てての逃亡を余儀なくされている。
最終巻の17巻にて魔王と戦いの最中にカズマが潜伏スキルを使うも、潜伏スキルが効かない死神風のアンデットが混ざっていた為、あえなく殺されてしまいエリスの元にやってくる。
自信を無くし弱音を吐くカズマに、エリスは「アクア先輩は魔王の力を一時的に封印できる実は凄い女神」、「この世界の魔王は一対一の勝負を望む勇敢な冒険者との一騎討ちを断れないルールがある」、「カズマさんはテレポートで世界一深いダンジョンの最深部へ行ける」という事を伝え、嫌な予感がしたカズマに「魔王、一対一で倒してきてもらえませんか?」とアクア以上の無茶を言い出す。
更に「魔王が倒されると配下の魔物たちが弱体化するルールもある。アクセルの街や王都で貴方の知り合いや大切な人たちが、魔王の配下と戦っている」と言う事でカズマが拒否できない様にし、魔王との一騎討ちに挑む様に仕向けた。
なお魔王の城にはミツルギもいたのだが、カズマに頼んだ理由が「何の力も無かった最弱職の少年が、たった一人で魔王を倒す。そっちの方がかっこいいじゃないですか!」という、アクアに負けないくらい自分勝手な理由だったりする。
この様な描写群から、同名のゲス女神がモチーフなのは言うまでもない。
能力
アクアと同じ補助系魔法も使える。中でも幸運値を上げる『ブレッシング』だけは、幸運の女神であるため「アクア先輩にも負けない自信がある」と言っている。
そしてこの魔法は、祝福を願う魔法でもある(つまり、この作品のタイトルに関係する魔法でもある)。
エリスの管轄世界であり、なおかつ国教の女神でもあるため信者の数が圧倒的にアクアより多いのに拘わらず、上述の様に「この魔法だけは先輩に負けない」や、魔王との決戦中にカズマに「アクア先輩は実は凄い女神」と言う等、アクアの方が実際の女神の力は上の様に言う事が時々ある。
水は西洋魔法の四大元素や東洋の五行思想にも入っており、アクアがアレな性格なせいで普段はそう見えないだけで、幸運の女神であるエリスより実際には力が上と思われる。
人気
第一回人気投票では時期に恵まれたとはいえ、先輩のアクアや多数のメインキャラを抜き、2位にランクインした。
なお当人はその際のコメントで「ああああ、どうしようどうしよう、絶対先輩に絡まれる……!」と慌てており、喜びよりも困惑の方が勝っている様子を見せていた。
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この先、ネタバレ注意
???… 地上での仮の姿。