概要
スーパードクターKの主人公。
名前は基本的に英語で「KAZUYA」と表記され、苗字が西城であることが判明した後も「西城KAZUYA」と表記される。
中学校の卒業アルバムには「西城カズヤ」と表記されており、中学生時代に名前を呼ばれた際にはカタカナで「カズヤ」と呼ばれているため、戸籍上は片仮名の可能性がある。
人物
言動は堅く少々ぶっきらぼうなところはあるものの、命を救うことに強い使命感を抱く熱血漢で、義に厚い正義漢。
基本的に難手術を成功させて、公に大々的に宣伝したり多額な報酬を得ることに興味は抱くことはない。
娘の治療に生を燃やした母親が治療後に燃え尽きかけた時には、表面上は高額の治療費を請求して働く目的を与える(娘には正規の治療費を差し引いた余剰分を返していた)など、命だけでなく、患者やその家族たちの後の人生を考えて、心のケアや、憎まれ役になって奮起をもたらすことも辞さない。
治療した縁が元で患者やその関係者が経営する店にプライベートで客として訪れる様になるなど、仕事一辺倒の堅物というわけではない。
冷静さも兼ね備えており、派手に出血するが命を脅かさない暴行や、狙ったように意図がある病気や負傷の際は、その裏側を見抜いて立ち回ることも多い。
非正規の仕事やトラブルに巻き込まれることも多いため、その高潔な精神も完璧ではなく、医学を悪用し続けたドクターTETSUの兄の真田の所業には本気で殺意を抱くほど憤慨したこともある。
相手が悪党なら女性相手でも容赦なく渾身のストレートを打ち込み、下顎を粉砕して大の字にKOさせたことがある。
本人曰く「女を殴る趣味はないご、化け物は別」とのこと。
その屈強で筋肉質な肉体に相応しく、並のチンピラやヤクザ、工作員などが束になってもかなわない武闘派。
更にアクション映画ばりのアクションもこなし、文句なくあらゆる医療漫画最強の主人公。
なお、その肉体は「外科手術は体力勝負」と言う理由から、鍛えている理由自体は真っ当なもの。また、裏の世界との繋がりから、護身のためもあると思われる。
彼のトレードマークのマント姿だが、その怪しげな風貌故に警戒されたりすることはあるものの、ファッションを指摘してマントを脱ぐことを提案されても、はっきりと拒絶するほどの愛着を持っている。
彼の実力はKの一族でも飛び抜けたものであり、命を救う使命感には非常に熱心だったが、次代のKや後進の育成には無頓着だったために、KAZUYAの才覚を惜しんだ者と彼を愛した者の思惑で、クローンによる息子黒須一也が誕生。一也の人生の重荷や面影が大きく乗っかってしまう。