概要
おきまりとは、同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作する『東方Project』の登場人物である摩多羅隠岐奈と霧雨魔理沙のカップリングのことである。
原作(『東方天空璋』など)においての関連性
隠岐奈は『東方天空璋』のストーリーにおいて、幻想郷の各所が春、夏、秋、冬の気候となる四季異変を起こす。
隠岐奈の異変の目的のいくつかに、隠岐奈は自分の力と存在を知らしめて、自らの手足となる二童子(丁礼田舞と爾子田里乃)の後継者を探すというものがあった。自機キャラクターのひとりである魔理沙は四季異変を止めるべく、隠岐奈と対決する。が、隠岐奈の後戸の力によってあえなく力を奪われ、記憶があやふやになってしまう。
その後魔理沙は再び隠岐奈と再戦し、見事に勝利をおさめる……のだが、この時の隠岐奈の態度の豹変ぶりが、魔理沙を、そして多くのプレイヤーを驚かせた。
EXTRAでの撃破後、隠岐奈の口調は断定形(「だ」、「だな」など)のものから女性的なもの(「よ」、「よねえ」など)へと大きく変わり、一度上記のように力を後戸から奪い童子の可能性を見限った魔理沙に惚れ、自分の童子にならないかと持ち掛けてくる。
作品の傾向
二人が仲良くしているという作品も見られる中、時折隠岐奈が魔理沙を童子にするためマインドコントロールしていると思われるものや、隠岐奈が魔理沙のドロワをチラ見するなど、人によってはややショッキングな表現も存在する。
隠岐奈の二童子は隠岐奈の傀儡に過ぎず命令に逆らうことを考えられない、隠岐奈は尊大な性格である、などの設定や、隠岐奈の元ネタの摩多羅神が玄旨帰命壇における性を連想させる儀式(行為は行わない)を行っていたこととそれに伴う霊空光謙による淫祠邪教であるという批判によって弾圧され史料を燃やされたということから生まれたファン創作であるが、閲覧の際には注意が必要である。
原作への深堀りや、隠岐奈と魔理沙と関係のある他キャラクターとの掛け合いなど、今までもこれからも創作者の想像力が期待される。
