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東の帝国の編集履歴

2023-05-21 18:53:27 バージョン

東の帝国

ひがしのていこく

東の帝国とは、『転生したらスライムだった件』に登場する国家。

場所

大陸東部に広大な領土を持つ戦闘国家。正式名称はナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国。

その歴史は古く、二千年前には既に帝国の基礎として国家を運営していたと言われている。

小国であったナスカ王国が長き年月をかけて、大国であるナムリウス魔法王国とウルメリア東方連合を吸収し、現在の帝国が生まれた。そして、統一皇帝、ルドラ・ナム・ウル・ナスカの名の下に、この二千年一切の反乱を許さずに、強固なまでの権勢を誇っている。


住民

臣民全員が統一皇帝であるルドラに忠誠を誓っている。

帝国皇帝は覇権主義であり、圧倒的な武力により近隣国家を統合してのけた戦闘集団を祖に持つ、純血の戦闘狂。


内情

『力こそ全て』という理念の下、実力があれば出世出来る特殊な形態を持つ軍を所有している。

帝国には、政治部と軍事部が皇帝の両翼として存在するが、政治の主権も軍事統帥権も皇帝が有している。

帝国には実権を持つ貴族は存在せず、貴族院は存在するが、名ばかりの家名を持つ者が投票を経ず議員になっているだけのため、領地を運営する貴族は、一代限りの者か特殊な状況にある者しか存在しない。

連邦制にも似た政治形態を取りつつも、その最高決定権は皇帝個人にあるため、皇帝の権力は絶大。

各州に滞在する防衛隊は、皇帝に貸し与えられたという形式を取っている。


軍事力

帝国は、異世界人の知識や技術を活かすことで近代兵器も量産しており、軍事力を増強している。

そして帝国の軍組織には、大きく分けて三つの主力軍団が存在する。


機甲軍団――機甲技師により調整された、機械化兵が主力となる軍団。戦車等を擁する近代的武装軍であり、帝国の技術の象徴。


魔獣軍団――世界各地で捕獲された魔獣を支配し、その力を操り使役する軍団であり、帝国の力の象徴。


混成軍団――規格外の機械化兵や、組織行動を取れない個体型魔獣の掃き溜め。個人に特化し過ぎており、組織行動には向かないとされる。しかしその力は未知数であり、一つに纏まれば大いなる脅威となる帝国の心の象徴。


「異世界人」は、帝国内で厚遇され、その数は他の国家に比べて圧倒的に多い。当然、ユニークスキルを持つ者も多く、その研究も進められている。

後、これら三つの軍団とは別に、皇帝を守護する近衛騎士団(インペリアルガーディアン)が存在する。最も規模の小さな軍団であるが、その実力は三つの軍団に相当する程に高い、帝国の最高戦力。

帝国軍は、『力こそ全て』という理念に忠実であるため、これらの軍団を纏める軍団長は、帝国内において最強の者が任命される。

元帥であるヴェルグリンドが皇帝の信任を得て、事実上、帝国軍の全てを掌握している。次いで三人の大将が存在し、この大将が各々の軍団を率いる軍団長。

三人の軍団長には、帝国の秘宝である神話級ゴッズの武具一式が貸し与えられている。

そして、近衛軍はたった100名で構成されているが、各軍団より選出された上位100名のみが近衛軍に所属資格を持つという事実が、彼等の能力の高さを物語っている。そうして集められた上位100名には、伝説級レジェンド武具が与えられている。一人一人が上級将校であり、特殊任務下での権限は、最低でも大佐クラスに相当する。


皇帝ルドラ・ナム・ウル・ナスカ

東の帝国・ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝であり、ミリムの叔父に当たる。かつてヴェルダナーヴァを師とし、始まりの勇者となった人物。人間が幸せに暮らせる統一国家を作るという理想を持ち、妹ルシアと恋人のヴェルグリンドを相棒として師に認めてられていた

ギィに2000年以上も戦いを挑み、互いに好敵手となる。妹ルシアと子を為したヴェルダナーヴァを安心させたいとの想いから、互いに直接手は出さず配下を競わせるゲームを行っていたが、敵国のテロでヴァルダナーヴァとルシアを殺害され人の醜さを突きつけられる。

ヴェルダナーヴァから譲られた指揮系統に特化した天使系最強の究極能力「正義之王(ミカエル)」により支配の能力を保有し、自我と記憶および竜種に匹敵する力を自らの子に継承させてきたが、転生を繰り返すたびに魂が磨耗してゆき、理想や聖なる力を消失して勇者の資格を失い、ゲームの勝利にのみ執着するようになる。軍を鍛え上げてから脅威に晒し、100万の犠牲が出ようと1人でも覚醒した手駒が集まれば釣り合うという考えのもと大規模な戦争を取り続けており、ついに魔国連邦との開戦に踏み切る。計画に反して魔国連邦に軍勢が全滅させられたため、ヴェルグリンドと共にヴェルドラの確保を試み、一度は支配に成功したが、ヴェルドラを奪われ激怒したリムルに反撃され、近衛騎士団のひとけた数字もリムルの配下に倒される中で相棒たるヴェルグリンドの並列存在から竜の因子と権能を強奪する。

魔国連邦との戦争中には、既にルドラはミカエルに取って代わられており、最期に残ったルドラの魂はフェルドウェイに攻撃されたヴェルグリンドの並行存在を守るように彼女と共に時空転送される。時空を渡ったヴェルグリンドにより魂の欠片が集められ、究極能力に覚醒したマサユキにルドラの散り散りになった魂が結実する。一方、ルドラの肉体は、フェルドウェイと共にヴェルダナーヴァが生まれた天星宮に転移し、天使たちと蟲魔族らの侵略勢力の総大将として行動を開始する。のちにマサユキが獲得した究極能力「英雄之王」の権能により、転生体であるマサユキに全盛期の力と人格が宿る形で一時的な復活を果たす。

ミカエル(ルドラ)

本来はヴェルダナーヴァが所有していた究極能力だが、支配の力を嫌った彼がルドラの究極能力「誓約之王」と交換してルドラのものとなる。竜種を含む意志ある者を支配する能力、支配した対象の能力を自在に操る権能、天使系の究極能力に対し絶対支配を行う権能を持ち、臣民や配下の忠誠心を源に破壊不可能な常時発動型の防御結界を展開する能力もある。さらに、聖人へと至った人間に究極付与を与える能力「代行権利(オルタナティブ)」を持ち、限定的とはいえ究極能力の所有者を量産できる。また、制御が難しいものの、全てを滅ぼす天使軍団を召喚するという切り札「天使之軍勢(ハルマゲドン)」も存在する。


元帥ヴェルグリンド

灼熱竜の異名を持つ、世界に四体のみ存在する竜種が一体。ヴェルドラの姉であり、ヴェルザードの妹。東の帝国にて代々総帥に指名されてきた皇帝ルドラの側近。巨大な深紅の竜形態と、蒼髪を特徴的なシニョンにした美女の姿を持つ。ルドラの恋人であり、帝国で“元帥”を務めると共に、“燃え盛る神山”に住まう守護竜として祀られるが、一般には両者が同一人物だとは知られていない。ルドラの為であればどんな事でもするが、政治等には無関心。実は金銭以外の賄賂に弱いという一面がある。

司る属性は火。力の性質は熱に由来する「加速」で、エネルギーを自在に操作し“支援”を本質とする天使系究極能力「救恤之王(ラグエル)」を持ち、直撃すれば相手を強制的に加速し情報すらエネルギーに換算して熱崩壊させる最強奥義「灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)」、熱量を極大に増幅し数万度という灼熱の溶岩の牢獄に閉じ込める「灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)」などの技を持つ。

完全に意識を分割した「並列存在」によって複数の作戦を同時進行し、ユウキによるクーデターを鎮圧、悪魔3人娘を打倒し、魔獣軍団を輸送、リムルたちの拘束を成功させる。ルドラ、近藤と協力しヴェルドラを精神支配したが、これによってリムルの怒りを買い、シエルの演算能力の前に敗北し「虚数空間」に捕らえられる。その際、ミカエルの支配下にあることが判明した為、シエルの「能力改変」により、究極能力「救恤之王」とリムルから譲渡された究極能力「誓約之王」を統合した究極能力「火神之王(クトゥグァ)」を獲得して支配から脱し、世界中に散ったルドラの“魂”を探知できるようになる。

リムルと出会いその考えに触れた事で、自分が去った時に残されるルドラが愛した民達と血脈が何も出来なくならないように配慮して、彼らの成長の余地を見極める為に自分では動かないなど、大きな視点で物事を見られるように考えが変化している。


カリギュリオ

機甲軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。下級貴族から男爵家へ婿入りしたが、当時の妻に裏切られ、薬を盛られて左目を失明して放逐される。その時の怒りと憎しみを原動力に出世を目指し、ミニッツやカンザスを味方に付けて30代半ば過ぎで軍団長となる。

策と必勝に拘る軍人らしい性格だが、損失を厭わない強欲さを持ち、迷宮の価値に目が眩んで魔国連邦の実力を過小評価し、戦争に反対するガドラを批判して開戦をルドラに強弁する。70万の軍勢を指揮して魔国連邦へ侵攻するが、自身を残して全滅する。その絶望から聖人へと覚醒するものの、目覚めたばかりの力を使いこなすせずにディアブロに瞬殺される。その後、70万程の部下と共にリムルに蘇生されて捕虜となった後、リムルの実力を実感し、自身の失策を部下に謝罪すると共に、バーニィからこの戦争におけるルドラの真の目的を知らされる。リムルに感謝すら抱いて協力を申し入れ、魔国連邦への滞在を願い出る。始原の七天使が魔国連邦の迷宮に侵攻してきた際は、ルドラと瓜二つなマサユキに敬意を抱き、彼を襲撃したコルヌから身を挺してマサユキを守り抜く。コルヌらを撃退した後、マサユキがルドラの転生者であると知り、新たな皇帝としてマサユキを仰ぎ、東の帝国の再興に尽力する。

戦後は、三大軍団長の唯一の生き残りであるため、軍の大将職と軍務大臣を兼任する。テスタロッサとモスの調査により元妻の裏切りが陰謀に基づく誤解であると知らされ、陰謀の首謀者を捕らえた後、元妻との復縁を果たす。


ミニッツ

機甲軍団の少将であり、カリギュリオの腹心の部下。侯爵家の出身でありながら、自分の才覚だけで勝負したいと軍に入った変わり者。精鋭部隊の指揮官として迷宮に突入し、アピトを相打ちに近い形で倒して生き残ったクリシュナたちと合流するが、ゼギオンに瞬殺される。リムルに蘇生された後、想像を絶する強者がいる事を身をもって知れて満足しており、特にリムルたちに恨みは抱いていない。マサユキを即位させるための会議で目立ってしまったため、リムルからマサユキの相談相手に任命される。

戦後は、貴族達への根回しを担当し、新体制では宰相職を任される。現侯爵である弟とは不仲だったが、モスの調査で尊敬する兄に侯爵家を譲られて拗ねており、責任感に押し潰されないよう表面上反発していたことわかり、その事実が伝えられた。


カンザス

ミニッツ直属の叩き上げの軍人であり、カリギュリオの腹心の部下。20年前の妖魔郷殲滅作戦を成功させた英雄であり、クマラにとっては故郷を滅ぼし自分をクレイマンに売り飛ばした仇である。精鋭部隊一人として迷宮に突入してクマラと対峙し、先代の九頭獣を使役して戦闘経験の少ないクマラの尾獣を圧倒したが、尾獣を統合したクマラには敵わず切り刻まれて死亡した。恐怖で心核が壊れたため、リムルによる蘇生も無効だった。


ガスター

機甲軍団の魔導戦車師団を率いる中将。20万の軍勢と2000台の魔導戦車を指揮してドワルゴンを攻めてゴブタが率いる第一軍団と激突するが、ランガと同一化した彼の力により部隊は壊滅し、テスタロッサの相手を近衛騎士団のデイビスらに任せて撤退を図るものの、瞬殺された。


ファラガ

機甲軍団の空戦飛行師団を率いる少将。ガドラの弟子の一人で魔導師だが師を裏切ってカリギュリオに忠誠を誓う。4万の兵士と100隻の飛行船を率いてドワルゴンに空から侵攻し、ガビルが率いる飛竜衆と交戦するが、その最中に艦橋に乗り込んできたウルティマに部下を全滅させられ、自身は彼女の核撃魔法「破滅の炎(ニュークリアフレイム)」を浴びて飛行船もろとも蒸発し、リムルによる蘇生も無効だった。


ザムド

機甲軍団の少将。飛行船300隻を指揮して魔獣軍団3万名を大陸中央まで輸送する任務に就いたが、突如作戦が変更され、ルドラが乗艦し、ヴェルグリンドによってドワルゴンへ転移させられる。戦いの中、テスタロッサの核撃魔法「死の祝福(デスストリーク)」を浴びて肉体ごと消滅したが、戦後、カリギュリオからの助命嘆願により蘇生される。リムルが語った世界の空を支配する計画に感化され、自ら協力を申し出て迷宮内の飛行船改良場で働く。


グラディム

魔獣軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。カリオンの腹違いの兄に当たる獣人族であり、かつて自分勝手が過ぎて前王に王位継承権を剥奪され、逆恨みで前王を弑逆するが、弟らの手でユーラザニア国を追放され、300年ほど前に東の帝国に身を寄せ、愚連隊の真似事をしていたが、討伐軍に敗れてルドラの配下となる。いつか元帥を倒し、皇帝を弑逆して国を乗っ取るという野望を抱いている。

3万名の魔獣軍団を率いており、その構成員は魔法と異界の知識を組み合わせた人為的な英雄と彼等が従える魔獣から成る。また、成功率は1%だが、特殊投与能力(メディカルスキル)により人魔一体となった人造合成獣(バトルキマイラ)となる「獣魔合身(ザ・ビースト)」を切り札とする。魔国連邦との戦争ではイングラシア王都を攻める役割を担い、飛行船により大陸中央に向かっていたが、ヴェルグリンドによってドワルゴンへ強制転移させられ、魔国連邦とドワルゴン国の幹部と対峙する。自身はガゼルの討伐を狙ったが、ガビルに邪魔されて援軍に駆け付けたカリオンと対峙する。相手の実力の高さから「獣魔合身」を配下に命じたが、図らずも副作用で死亡した配下たちから大量の魂を得たために魔王種への進化が始まってしまい、耐えがたい眠気に襲われた隙をつかれてカリオンに倒されて死亡する。


ナジム

朱雀の異名を持つ魔獣軍団の三将。フルブロシア国出身の有翼族の変異種であり、フレイの双子の姉妹に当たるが、国から追放されてグラディムに拾われて配下となる。実力は魔王種への進化が間近な程。対峙したソーカを圧倒し、いたぶっていたが、救援に現れたフレイと因縁の対決をすることになり、女王として有翼族からの攻撃を無効化するフレイの特性を攻略できず、倒されて死亡する。


バラガ

青龍の異名を持つ魔獣軍団の三将であり、上位龍族の水撃竜(ウォータードラゴン)を従えている。初めはガビルに完敗するものの、「獣魔合身」化してグラディムと共に彼を追い詰める。グラディムとナジムが殺されたことで激昂し、仲間を吸収して人為的に覚醒魔王級の力を得たが、究極贈与を得たガビルに回復能力を奪われて死亡する。


ゴウザリン

玄武の異名を持つ魔獣軍団の三将。岩妖精(ローレライ)を従える異民族の巫女であり、魔術を得意とする。「獣魔合身」によって聖人に準ずる力を得て、一度はガドラを自爆にまで追い詰めたが、ディアブロとリムルの介入により、金属性悪魔族に転生して究極贈与を得た彼に敗れて死亡する。


ユウキ・カグラザカ(神楽坂優樹)

混成軍団を率いる軍団長であり、階級は大将。


タツヤ・コンドウ(近藤達也)

ひとけた数字の序列1位であり、近衛騎士団の団長を務める聖人。帝国情報局局長でもあり情報に巣食う怪人と呼ばれている。元は(リムル達とは違う)異世界の軍人であり、70年前に妖魔族に乗っ取られた敵艦隊に特攻し、死の間際に基軸世界に転生する。この世界ではルドラに心から忠誠を誓い、彼と国に徒なす者を全て敵と見なす。ルドラから友と思われており、自身が理想を見失った時は殺して欲しいと頼まれていた。

冷徹な合理主義者であり非道な手段も厭わないが、剣技には私情を挟む場合もある。国内外で情報局として暗躍している。ミーシャから情報を得てユウキのクーデターについて確信し、ダムラダを操りユウキの殲滅を画策し、自身はカガリらを制圧して精神支配する。ドワルゴンの戦いでは、剣技の同門にあたるハクロウガゼルと対峙する。ヴェルドラに神滅弾を打ち込み、ルドラによるヴェルドラの支配を後押しするが、八門堅陣の戦いでカレラとアゲーラのコンビに敗北。死に際にルドラとの約束を思い出し、自身がミカエルの支配下に置かれていたことを悟り、カレラに自身の技とルドラとの約束を託して死亡する。

荒木白夜の弟が伝えた朧心命流の達人であり、軍刀と自動拳銃を武器とする。対象の思念思考を読み取るユニークスキル「解読者(ヨミトクモノ)」を持ち、戦いを司る天使系の究極能力「断罪之王(サンダルフォン)」も保有し、ルドラの「代行権利」により撃った他者を操る支配の呪弾(ドミニオンブレット)を使用できる。究極能力能力「断罪之王(サンダルフォン)」はカレラに託され、彼女の究極能力「死滅之王(アドバン)」に統合される。


ダムラダ

ひとけた数字の序列2位であり、近衛騎士団の副団長を務める。拳聖の異名を持つ2000年以上生きる聖人であり、近藤の前には団長を務め、彼よりも長くルドラに仕えた。正気が残っていたころのルドラから、自身が自分を失ったら殺すように命令される。また「自分を殺せる者を探せ」という勅命も受けており、その候補に成り得るユウキをボスと認め、彼の野望に協力する。物語序盤において西側諸国周辺で暗躍する東の商人の正体でもある。

配下の事を信じず石橋を叩いて渡るような慎重な性格。テンペストに亡命したガドラからの情報によりルドラ側の人物であると露見するが、それでもユウキに忠誠を向けると語り、仲間として信任される。その後、ユウキとの繋がりが近藤に露見し、近藤から精神支配されてユウキと対峙する。ユウキにより精神支配は解除されるものの、戦いの場にルドラが現れルドラによるユウキの支配を受け入れる。状況が急変して考える余裕が無い中、八門堅陣の戦いでウルティマと対峙し、格闘戦の末に致命傷を負い、自分の技と魂を代価にルドラを弑し、かつマサユキを守るようウルティマに頼み絶命する。のちに天魔大戦にて、マサユキに宿ったルドラによって召喚され、ルドラに砕けた口調で話したり、かつての同志だったグランベルと軽口を叩きあい、かつての仇敵だったモスとも共闘する。

対人、対個体相手に無手の技量を鍛え上げており、臨機応変に無駄なく対応する技を持つ。ルドラの「代行権利」によって、如何なる精神攻撃をも無効化する心理防壁とあらゆる防御を貫く物理破壊の力が与えられているが、近藤の精神支配が「代行権利」よりも上位である彼自身の究極能力に基づく能力だったために支配が成立してしまった。


グラニート

ひとけた数字の序列3位であり、四騎士の長を務める。ルドラの「代行権利」により究極能力以外の相手の戦闘能力を見極める能力を保有し、帝国の礎を築いた立役者であり軍師の異名を持つ。八門堅陣の戦いではベニマルと対峙し、彼を自軍に勧誘するが拒絶され、格下と侮って長話したのが仇となり、究極能力に覚醒したベニマルに倒されて死亡する。


ガードナー

ひとけた数字の序列4位であり、四騎士の一人。ルドラの「代行権利」により「並列存在」の能力を保有する。八門堅陣の戦いではソウエイと対峙し、抵抗力を奪った敵を命乞いさせながらいたぶることを好む性格が仇となり、戦闘中に究極贈与に覚醒した彼に敗北して死亡する。


ガルシア

ひとけた数字の序列5位であり、四騎士の一人。ルドラの「代行権利」により敵を罵るだけで肉体が強化される能力を保有する。八門堅陣の戦いではアゲーラ、エスプリ、ゾンダと対峙し、能力発動のためにリムルを嘲ったためリムルの配下全員の逆鱗に触れる。戦闘中に究極贈与を得たアゲーラとエスプリのコンビに木っ端微塵にされて死亡し、その魂もウルティマにより1000年の苦しみを与えられる。


ミナザ

ひとけた数字の序列6位であり、四騎士の一人。蟲型魔人の女性であり、ルドラ(ミカエル)が蟲魔族と同盟を成立させた際に蟲魔王ゼラヌスから派遣された。自身が生み出した蟲型魔獣の死骸を喰らうことで何度も再生できる能力を持ち、さらにルドラの「代行権利」によってその再誕時間の短縮が可能。八門堅陣の戦いではシオンと対峙し、戦闘中に闘霊鬼へ進化した彼女に敗れて死亡し、死に際に蟲魔王の存在をシオンに伝える。


バーニィ

ひとけた数字の序列7位。アメリカ出身の異世界人であり、45歳。イングラシア学院の卒業生であり、ユウキの紹介で魔法使いと称してマサユキの仲間の一員となるが、もともとはルドラと瓜二つの容姿を持つマサユキを守るようにダムラダから密かに命じられていた一人。

ルドラの「代行権利」によりユニークスキルに対する絶対的な優位性と自己の権能の完全隠蔽を与えられており、マサユキやリムルの周囲からもその実力を隠し通す。帝国軍による迷宮侵攻が失敗した直後、近藤からの命令により、ジウと共にリムルの暗殺を試みるが、[ベニマル]]に倒されて敗北。隠し持っていた復活の腕輪で迷宮から脱出し、ミーシャの護衛として自国へ撤退を試みるがディアブロに発見されて殺害される。

リムルにより力を失った状態で蘇生され、捕虜として迷宮で過ごす中、仲間に作戦失敗の責任を自身が取る覚悟を示す。迷宮でマサユキがフェルドウェイらに暗殺されそうになった際に身を呈して守り、これをきっかけに互いに和解を果たし、マサユキの即位後は彼自身の要望から直轄の護衛となる。


マルコ

ひとけた数字の序列8位。目にした人物に擬態できる潜入に特化したユニークスキルを持ち、ルドラの「代行権利」により究極能力の再現はできないが模倣の精度を高めている。平凡な情報局員として一般兵に紛れてドワルゴン攻略戦に参戦し、近藤に化けてガビルを降して重傷を負わせるが、駆けつけたヴェイロンに妨害されてトドメをさせずに終わる。八門堅陣の戦いでヴェイロンと再戦するが、戦闘中に究極贈与を得たヴェイロンに敗北する。ヴェイロンに命乞いをするものの、舌を引き抜かれてウルティマへの献上品として扱われる。


ジウ

ひとけた数字の序列9位。バーニィの後にマサユキの仲間となった精霊魔法の使い手の女性であり、マサユキとその仲間と共に魔国連邦を訪れ、そのまま滞在する。バーニィと共にマサユキを守るようにダムラダから命じられていたが、互いに正体は知らなかった。

ルドラの「代行権利」によりユニークスキルに対する絶対的な優位性と自己の権能を完全隠蔽する能力を与えられており、近藤の命によりリムルに不意打ちを仕掛けて暗殺を試みるが失敗し、クロエに倒される。バーニィと共に迷宮外で復活して帝国へ帰還を試みるがディアブロに殺害される。その後、力を失ったがリムルにより蘇生され、ひとけた数字では自身とバーニィの2名だけが生き残る。迷宮でマサユキがコルヌに襲われた際に魔法で彼の姿に化けてコルヌの注意を引き付ける。マサユキの即位後は彼自身の要望から直轄の護衛となる。


フェルドウェイ

ひとけた数字の序列10位。その正体は始原の七天使の筆頭であり、妖魔族を統べる妖魔王。

性格は真面目で融通が利かず、思い込んだら自分の意志を曲げず、他人の意見など参考にも聞かないため、仲間からの評価は二分していた。同僚である性格は真面目で融通が利かず、思い込んだら自分の意志を曲げず、他人の意見など参考にも聞かない。昔は違ったようだが、現在では他者からの評価など気にもとめず、合理主義を貫いているため人望は薄い。

ヴェルダナーヴァによって異界に封じられた滅界竜イヴァラージェと幻獣族の監視の任務を与えられ、ザラリオ、コルヌ、オベーラと共に異界に渡り、異界の管理を行う過程で妖天へ変質する。幻獣族から突然変異で生まれた蟲魔王ゼラヌスとは馬が合わなかったものの、幻獣族との戦いにおいては互いの有用性を認め合い、互いに不干渉を貫いていた。しかし、ヴェルダナーヴァが消滅し、数百年経っても復活しないことからヴェルダナーヴァに見捨てられたのではないかという考えに取り憑かれ、人類を憎悪し人類の敵対者たる魔族の王となった。それ以降ヴェルダナーヴァの復活のみに固執し、それ以外のことはどうなっても構わないという狂気に取り憑かれており、仲間であるオベーラの部下をミカエルが殲滅した際にも非常に冷淡な態度であり、主の愛娘であるミリムに対してさえもオベーラと違って何の情も抱いてないどころか、主の復活のだしに利用しようとした。ゼラヌスともヴェルダナーヴァに対する意見の違いで仲違いし、長きにわたり幻獣族と三つ巴の関係となっていたが、ミカエルの登場によって、同盟関係を結んだ。

1000年以上も前に究極能力「正義之王」(に芽生えた自我)から接触を受け、「正義之王」と対等の協力関係を結び、戯れに彼に「ミカエル」の名を与えたことで神智核へと至らせた。「並列存在」を使ったミカエルの器となり、ミカエルの権能の一部を使用できようになる。本体はまだ異界から出てこられないため、物質世界にはミカエルの権能である並列存在によって自分と配下の三妖帥たちの別身体を送り込んでいる。帝国の皇帝近衛騎士団序列10位として潜伏し、ミカエルの解放を目的としてミカエルの権能を使って裏で近藤らを支配していた。


デイビス

ひとけた数字の序列11位。かつて紅に染まる湖畔事変を解決した立役者。機甲軍団に所属しており、序列38位のバルト、序列64位のゴードンと組んで、かつて倒したはずのテスタロッサに再び挑むが、圧倒的な力量差があり、一矢報いることもできぬまま全滅した。


クリシュナ

ひとけた数字の序列17位。序列35位のバダン、序列94位のレイハと組んで機甲軍団に所属し、迷宮侵攻の精鋭軍団に選ばれて70階層に跳ばされる。バザンがウェンティを止めている間に、クリシュナがアルベルトを倒し、魔法使いのレイハと共にアダルマンを撃破する。その後、ミニッツと合流して挑んだゼギオンに瞬殺されるが、本物の復活の腕輪で迷宮から脱出してカリギュリオに作戦失敗を伝えたものの、運悪くディアブロに見つかり瞬殺される。蘇生された後、リムルを神の如く崇めるようになり魔国連邦に滞在を希望するが、アダルマンに説得されて帝国が安定してから居を移す予定。


戦後

ミカエルの支配から脱し、リムルへ感謝の意を示すヴェルグリンド の協力により、皇帝ルドラと同じ魂を持つ「勇者マサユキ」を新皇帝に擁立し、テンペストはその後ろ盾となる。

魔国連邦・東の帝国・武装国家ドワルゴンで三国同盟が締結され、西側とはまた別の経済圏が誕生する運びとなった。

帝国臣民の人心掌握では守護竜であるヴェルグリンドや、テンペストの外交武官テスタロッサ、帝国軍大将カリギュリオ、新宰相ミニッツなどが腕を奮い、帝国の地盤を固めることに成功した。


その後の、妖魔族・蟲魔族との戦いでは、国家や種族を超えて共闘した。

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