概要
ReadyOrNotとはSteamで販売されている、アメリカの特殊部隊の「SWAT」を題材とした戦術的タクティカルシューターゲームである。主人公の「Juge」が所属するユニット(チーム)は5名で構成されており、主人公はそのチームのリーダーであり、隊員に命令を出し、確実にミッションを遂行できるように指揮する役割を持っている。ReadyOrNotは他にも実際の警察チームと一緒に制作を行っており、跳弾、交戦規定、ケブラーとプレートの動力学まで正確に再現されています。 (引用:Steam販売ページ)
プレイのやりかた
ゲームにはシングルプレイモードとマルチプレイモード(PVE)がある。
シングルプレイは4名のAIを連れて任務が開始する。それぞれAIにはミッション開始前のHQ(ロビー)で自分も含め装備の編集ができる。ミラーガンだったり、ブリーチングハンマーだったり、様々な実際のSWATの装備を持ったり、持たせることができる。
デフォルト設定でマウスホイール押し込みで命令画面を出すことができ、その場に待機させたり、部屋に突撃させたり爆薬をセットさせたりと様々な命令を出せる。
命令
命令は様々な場面で様々な出し方がある
RESTRN (拘束しろ) 報告も同時にしてくれる
StackUp (ドア前で命令待機しろ)
Move To (特定の位置まで動け)
Fall in (ついてこい)
Cover (その場で待機)
Deploy (フラッシュバン、スティンガー、CSガスのいずれかを投擲しろ、シールドを装備しろ)
Confirm Order Request (付近にある証拠品を回収しろ)武器が落ちている場合は武器名も表示
される。
Open (ドアを開けて突入) フラッシュバンなどの投擲物を投げてから突入させることもできる。
PickLock (ピッキングしろ)
Bleach {kick}{C2}{Shotgun} (蹴破り、C2、ブリーチングショットガンをドアに使用して突入。同時に投擲物を投げてから突入をするように指示もできる)
Open Door (ドアを開け) 単にドアを全開にさせる。
※StackUpはミラーガンを使わせたり、ドアウェッジを使用させたりできる。
命令類の編集は現在未完了です
装備品
先程も言った通り、様々な装備を持つことが出来る。
1.グレネード類
・フラッシュバン -またの名も閃光グレネード。強い光を発し、敵の目や聴覚を一時的に潰す ことができる。この隙を突き、部屋にエントリーすることが望ましい。
・スティンガー -爆発した瞬間ゴム球をとんでもない速度で放つ非殺傷兵器。かなり痛い。
・CSガス -催涙ガスの一種で暴動鎮圧にも使われるガスである。これは非常に有効だが、ガスマスクを付けていないと自分や仲間まで危険に晒すことになるので扱いには注意が必要。
・9-Banger ※Modの導入が必要です -9連続爆発するフラッシュバン。Modにて追加が出来る。かなりうるさい。
2.ガジェット類
・C2 -ドアを爆破できる爆薬。ドアに設置し、専用のスイッチで起爆。ドア付近にいる人間を吹っ飛ばすことも可能だ。だが民間人が居ると民間人も吹き飛ばしてしまうため注意が必要。SWAT隊員はC2での爆破ダメージは食らわないが、近づきすぎるとドアに吹き飛ばされて死亡してしまう。
・ドアウェッジ -ドアの隙間に挟んでドアの開閉を不可能にする。
・ペッパースプレー -催涙スプレーである。人間にぶっかけると悶え苦しむ。一缶約20秒ほど噴射が可能。
3.エントリーツール類
・ミラーガン -先っちょが曲がる銃。先端にカメラが仕込んであり、ドアの隙間に忍ばせてドアの向こう側を見ることが出来たり、角から左右の様子を確認することが出来る。AIにも使用させることが可能だが、英語がわからない人にはさっぱりだろう。
・ブリーチングショットガン -熊を狩る用のスラグ弾を用いてドアノブなどを破壊して鍵を開ける脳筋兵器。ドアのノブらへんに撃って使う。
・バリスティックシールド -名前の通りただの盾。盾を持っている間はメインウェポンは装備不可能になってハンドガンのみで戦うことを強いられる。また、ドアを開けることが出来なくなったり弊害が多数ある。
・レスキューシールド ーサポーターエディション購入者のみ使えるシールド。私は通常版のため、使ったことがないので以下略
・ブリーチングハンマー ードアに使用する。かなりのパワーでドアを破壊することが出来る。
・M320グレネードランチャー ーフラッシュバン、スティンガーグレネード、CSガスを射出することができるグレネードランチャー。
開発元
開発元はニュージーランドのハミルトンに拠点を置く、VOID Interactiveである。
販売価格
現在Steamでのみ配信しており、完全PCのみのゲームになっている。だが、まだαテストの段階のため、数年くらいで他のプラットフォームでも配信が始まるだろう。
現在Steam価格で4400円である。
歴史
ReadyOrNotの制作発表されたのは2017年で2019年にはプレα版が公開された。が、大きな話題になることもなく,地道な開発が続いていた。(引用:4Gamer.net)
だが、KUNや実況者ジャンヌなどの有名な実況者に紹介され、最近(2023年現在)ではかなり有名になってきている。さらにModも導入ができるためその自由さや幅広さが人気になってきている要因の一つであろう。
Modや改造
先程話した通り、ReadyOrNotは数々のModが導入できる。特定の銃を20式に置き換えたり、キャラクターボイスをリコリスリコイルの錦木ちさとにしたりとかなり幅広く改造が可能だ。
現在確認できたModのジャンルは以下の通りである
・敵味方AIの改善や改造
・武器の性能改造
・武器の見た目改造
・プレイヤーや味方などの様々な音声の置き換え
・プレイヤーの挙動の改造
・カスタムマップ追加
・プレイヤースキンの追加
・リシェード
・ガジェットの追加
・ケミカルライトの光量改造
....などなど
日本語化
現在ReadyOrNotには日本語化が無く、英語、ドイツ語、フランス語、チェコ語、韓国語、中国語しか選択ができない。日本語化Modを開発している人は時々見かけるのだが、どれも失敗に終わっているようだ。どうにも構成が難しく、言語改造は難しくなっているようだ。だがゲームのシステムファイルには日本語のフォントは既に含まれており、開発者が近いうちに日本語対応させるかもしれない。
日本語吹き替え
現在音声は英語しか用意されてなく、音声の吹き替えはModでしかできない。だがしかし日本語吹き替えはまだ無い.......はずだったが遂に有志によって日本語吹き替えModが開発された! ゆっくりたいまくら氏と贋世 怪物氏によってNexusModsにて配信がされている。
これにより英語が苦手な人でもプレイが可能になる。しかもAI SWATの音声も用意されているようで、AIにミラーガンを使わせたときに日本語で返事が返ってくるためトラップがあるか、敵がいるかどうか正確に伝わるようになった。Modのダウンロードはこちらから行える。
主人公視点
AI SWAT
最後
このEスポーツ化が激しい世の中にReadyOrNotという新しいジャンルのFPSゲームが誕生したことによってこれから更にFPS界隈が賑わうことを強く望みたい。どうか開発者の方たちには頑張ってほしいものだ