概要
『死神羅漢の呉兄弟』と呼ばれる中国人の双子の殺し屋兄弟。
本名は「呉英浩（ゴ・インハオ）」「呉英宇（ゴ・インウー）」でほぼ確定と思われる。
人物
容姿
両者とも三白眼で眉毛がなく明るい水色髪。真正面から見ると一見短髪にみえるので分かりにくいが（おそらく前髪もオールバックにしている）髪を後ろに束ねており、紅白の拳法服を着ている。
一見どっちかわかりにくいが白い拳法服を着て耳に牙型のピアスをつけているのが英浩（双子の兄）、赤い拳法服を着て額に傷があるのが英宇（双子の弟）。
性格
双子揃って義を重んじる性格で、裏社会の人間ではあるが伊集院茂夫曰く「外道特有の濁った眼はしていない」とのこと。
初登場回で紅林二郎の雇い主でもある天宮社長を狙った理由は天宮社長が上海で開いた商業施設のせいで客足を奪われ、倒産に至った店が続出し数多くの罪なき人間を路頭に迷わせた天宮社長が許せないというものだったからである（しかし、天宮社長自身は真っ当な方法で施設を開いている為、要は彼らの依頼人の八つ当たりでしかなく紅林は「主張はわかるが偏った正義」だと一蹴していた）。
伊集院との遭遇回では中国人の強盗殺人犯共の仲間と思い込まれて激昂し交戦をしたものの、事情を聴くと目的は同じ外道を狩ることで（なお呉兄弟に関してはターゲットの親である名家当主から「一族の恥晒しを消せ」という依頼で、伊集院はターゲットに娘家族を殺された依頼人に頼まれてだったが）利害一致と理解すると依頼主との電話で、伊集院達が依頼主の息子でもある外道を葬る許可を貰うやり取りをした。依頼主から許可を貰うと二人は伊集院側の依頼人の「家族の敵討ちをしたい」という意を汲んで捕獲は自分たちが、外道の誅殺は伊集院達がやることを提案した。
戦闘能力
英宇は錘(所謂ハンマー)、英浩は鴛鴦鉞(非常に変わった形の双剣)を武器にしており、双子ゆえかスピード重視の連携攻撃を得意としている。阿吽の呼吸を体現した動きに中国拳法も応用しているからか攻め手も変幻自在なため紅林もかわし切れなかったばかりか、かつてはCODE-ELで最強と言われた瓜生やトップランカーの鵺でさえそのコンビネーション攻撃を厄介に思ったほど。攻撃の素早さもすさまじく、流川も「この人、強いです！」と評したほどだった（流川が相手をしていたのは英浩で珍しく傷だらけだった）。ちなみに気配を消せるらしいが、伊集院ほどではないのか伊集院や瓜生や鵺には気づかれていた。
総合的な戦闘能力は裏中国拳法の巨頭と呼ばれる元雲嵐(および彼とほぼ同格の翠蘭)に匹敵するらしく、元と並んで中国最強の殺し屋として恐れられている模様。
登場回
- 2022年04月10日の動画(紅林二郎)
紅林シリーズにて初登場。アルバイト先の雇い主である天宮社長を暗殺しようとしたところを偶然紅林と鉢合わせし、「見られたからには消えてもらう」と紅林と交戦することとなった。最初は優勢で紅林を攻めるものの紅林のタフさに驚愕したところをカウンターを食らうが直前で自分から飛んで耐えきったため顔面が歪むまではいかなかった。しかし警察が来てしまい、時間切れと言って手を引いた。
- 2022年08月30日の動画(伊集院茂夫)
伊集院シリーズに再登場。流川隆雄に外道の護衛と思い込まれ伊集院との戦闘になったが伊集院達に争う気はないのと、伊集院達の目的が自分たちと同じ外道の殲滅だと理解すると上記の提案をしてターゲットを捕獲した。流川に悪人と思い込んで嚙みついたことを謝られたが、「こういう稼業だから間違われるのは珍しくない」とすんなり許して去っていった。そして強盗殺人犯共は3日かけて伊集院が誅殺した。
- 2023年9月4日の動画(状況整理)
状況整理回にて久しぶりに言及された。現実時間では約1年ぶりの登場となる。
さゆりと共に第三部のMCを務めた投擲の香鈴がエルペタス関連の情報を探っていた際、彼らが再び来日したという情報を偶然掴んだ模様。
久しぶりの来日。彼らも毛利公平たちの同じくCODE-ELのトップだった銀田栄角が残したとされるエルペタスに関する秘密書類を探していたが、かち合った鵺(智也)や瓜生龍臣と衝突。凄まじいコンビネーション攻撃で主導権を握りかけたが、瓜生と智也の作戦と機転で流れを引き寄せられかける。その中で互いの素性を明かした際はどちらもエルペタス所属でない事を知り、最終的には和解し死神羅漢と株式会社モーリーが情報共有に加え、敵の敵は味方のスタンスだが協力関係となった。
余談
『死神羅漢』が通り名なのか、彼らが所属する組織なのかは長らく不明だったが、2023年9月4日の動画の内容から察するに後者の可能性が高いと思われる。
関連タグ
元雲嵐・翠蘭…中華系の殺し屋繋がり。裏中国拳法二大巨頭の異名で恐れられており、実力も呉兄弟に匹敵するとか。元は呉兄弟同様、伊集院シリーズやに出演したことがある。
