概要
元々は描き手が決まった法則性でキャラを作ろうと付けたタグ。
当初は5人だけになる予定だった。
詳細
現世の底で沈んでる【哀】と【怒】で構成される悲しい人外達の総称。
プラスの感情から生まれなかった彼らは決して恵まれることなく
また恵まれようともせず。身体を形作る感情に身を任せている。
誕生
現世の底で根を張り地獄の天辺で葉を茂らせる逆様の大樹。「覇の柿ノ木(つきのくらいぶぶんのかきのき)」
と呼ばれる大樹から産まれる。
この樹は哀と怒の太い幹が細分化して枝になり様々な細かい負の感情を形作った。
「こうされて悲しかったこと」「こうされて悔しかったこと」
「激しい苦痛の中で目覚めた歪んだ生存本能」「無力からの憤り」
これらの感情が集約し地獄の天辺で実らせる黒い果実「ヱデンの柿ノ実」から
悪い人外が産まれ、地獄を拠点に活動していく。
姿形
通常の物であれば霊魂のような黒い不定形な塊。
変異型(下記参照)だと人の形を取り、「意思」が白や他の色の形になり体のパーツを作る。
変異型も様々な形が存在するが、基本的に全体を黒で構成する物ばかりである。
生態
元々人が一人で抱える感情から産まれる為、生涯誰とも交流を持たない事が多い。
大抵は脆く弱い存在であり、他の感情の介入で一瞬の内に消滅するが
相手も同じ事を考えているのでそれを恐れて誰も攻撃しない。やはり一人だけの存在である。
そして一つの生涯(通常92年)を過ごすと青い氷になって天に昇り柿ノ木に吸収されて
また新たな悪い人外になる。
例外
上記のように大抵は一人で一生を終える事が多い悪い人外であるが。
40%の確立で通常型の5倍の寿命を持ち別の感情を持っても崩れない個体が発生する。
(ウェクサシオン・エッグのように柿の実の外的要因によって発生する変異型もある。)
彼らは別の感情に対する耐性を持っているため、他の者と交流しても崩壊せず
人間に近いコミュニティを形成する事がある。また彼らは自分の考えを貫く「意思」を
備えている為、相手と闘う為の能力を備えている。
彼らは世の中に存在してはいけない、しかし絶える事無く必ず存在する存在である。