「確かに貴様は俺より強い!だが、勝つのは俺だ!!」
プロフィール
異名 | 人越拳神/人越拳 |
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所属 | 闇・無手組(一影九拳) |
エンブレム | 空 |
使用武術 | 空手(真地念源流) |
武術タイプ | 静 |
弟子 | 叶翔、勢多、芳養美 |
人物
逆鬼至緒のライバルで、達人級の空手使い。
相手が武人として挑んでくれば、例えそれが女子供であろうと本気で迎え撃つが、武人以外は絶対に手にかけない。
弟子想いで、弟子育成能力の高さは闇でも指折り。
一影九拳でも特別に畏怖されており、同じ九拳のディエゴからも一目置かれているが、その若さ故に櫛灘美雲や邪神など年長の達人からは「師として未熟」「戦士としての歴史が違う」と侮られる場面が多い。
どんなにダメージを負わされても、通常死ぬような傷を受けても立ち上がり、立ち向かうという凄まじいまでの「武への執念」を持ち、時として本来の実力以上の力を発揮する。
特筆すべきはやはり邪神ジュナザードとの戦いだろう。
実力で遥かに勝るジュナザードを倒したこの戦いは、「強者が勝者とは限らない」という台詞を体現するものとなっている。
ちなみに美形設定。
過去
闇の流れを汲む流派で空手を学んだ闇人候補生。当時の異名は「人越拳」。
逆鬼の他に鈴木という空手仲間と共に切磋琢磨し、真の武術家が集う領域「闇」加入を目指す。
しかし、闇は本郷、逆鬼、鈴木の3人で殺し合い勝利した1人を闇に加入させるという条件を出す。
鈴木は闇加入を最大の目標としていた。鈴木の求めに応じ戦った本郷は鈴木を貫手で殺害。
以来、鈴木の死を受けて活人の道を行くと決めた逆鬼と袂を分かった。
本編
叶翔の師匠として登場。
登場から長い間ほとんど動きはなかったが、46巻から逆鬼との決着をつけようと動き出す。
決闘は引き分けで終わったが、この決闘を利用し、拳魔邪神が美羽の誘拐に動き出す。
美羽を助けるべく先ほど引き分けた逆鬼と共に邪神に挑みかかるが、仮面をわずかに砕いたものの、軽々と逃亡されてしまう。
一影九拳の不可侵条約を侵した邪神を葬るべく、ティダード王国にある邪神の城を逆鬼たちと共に襲撃、邪神ジュナザードに1vs1の戦いを挑む。
ジュナザードは本作最強格の一人であり、本郷は手も足も出ずに一方的に蹂躙される。
しかし、本郷は初めからジュナザードの実力が自分を超越している事を知っていた。
ゆえに邪神が勝利を確信する瞬間、その隙を突く事だけに専念することで(死んだふりともいう)、見事勝利を掴んだ。
邪神討伐により本郷自身も不可侵条約違反ということになり処遇が審議されたが、無事不問となった。
主な技
人越拳・ねじり貫手
通常の貫手と違い、指だけでなく腕ごと相手の人体を貫通させる一撃必殺の殺人貫手。
真地念源流・跳梁観空蹂躙(ちょうりょうかんくうじゅうりん)
相手を全方位からタコ殴りにする。邪神も防御に徹した程の大技。
人越拳・陰陽極破貫手
殺傷力のない虚の貫手と、全身全霊を込めた実の貫手を同時に放つ。使用後は隙だらけになる。
この技の発動時に技撃軌道を制圧することで、相手はどちらかの貫手を必ず受け切らねばならない。
実の貫手は自分の実力を大幅に上回る格上の敵さえも仕留めうる。
虚の貫手は殺傷力がなく、相手がこちらを受ける貫手に選んだ場合、痛烈な反撃を受けることになる。
人越拳・陰陽脚破ねじり貫手
陰陽極破貫手の実の貫手さえも凌ぐ相手に使用する。
実の貫手を蹴り上げて貫通力を増大させ敵を貫く。成功すればどんなに実力差があっても逆転可能。
邪神を仕留めたのはこの技。