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逆廻 十六夜の編集履歴

2012-12-13 17:30:32 バージョン

逆廻 十六夜

さかまきいざよい

逆廻 十六夜とは角川スニーカー刊のライトノベル『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』シリーズの主人公。

概要

CV:浅沼晋太郎

年齢17歳。

一人称は『俺』。


我々、読者の世界と同じ現実世界から修羅神仏が犇めく箱庭の世界にやってきた問題児の1人である少年。

トレードマークは炎のマークがついた特注のヘッドバンドタイプのヘッドフォン。

4巻まで学ランを身に着けていたが、4巻でのとある戦いでズタボロにされてからは新しい服に着替えている。


常に大胆不敵な態度を崩さず、どんな脅威を前にしても余裕を崩さない強固な意志の持ち主。

一見して粗暴で自分勝手な人柄に見えるが、その実、周囲を良く観察しており、相手の心の機微にも敏感に反応し、それとなく相手をフォローする等、実際は面倒見の良い兄貴分タイプ。

またメジャーな神話だけでなく、地方の宗教やあまり聞かない物質等の高域に及ぶ知識も習得しており、これが様々な知識を要するギフトゲームで非常に役立っている。

故郷での孤児院の生活やそれ以前の放浪生活で自炊が当たり前だったせいか、料理に関してもかなりの腕前で、世界中の珍しい料理も作れる等、所謂完璧超人タイプの主人公となっている。

その一方で箱庭の物珍しい存在や光景を前に大はしゃぎしたり、マンネリを嫌う飽きっぽい性格等、子供っぽい面もある。



ギフト

●正体不明

読みは『コードアンノウン』。

全知のラプラスの紙片で造られたギフトを収納する道具『ギフトカード』に刻まれたギフト名だが、実はこの名称はカードがギフトを判別できずにエラーを起こした結果の表記であり、本当の名前ではない。

このエラーは全知の力の前ではあり得ない現象らしく、謎の一つとされている。

以下はこの力の効力。


・物体を第3宇宙速度で投げ飛ばす

投げた物や殴り飛ばした物を第3宇宙速度ですっ飛ばす力。

作中、遠距離の敵に対して多用され、掌サイズの小石であろうともクレーターを作り上げる程の尋常でない威力を叩きだす。

また単純な腕力で出す能力ではないのか、3巻では巨大な建造物すら第3宇宙速度で投げ飛ばしている。


・第3宇宙速度の脚力

自身を第3宇宙速度のスピードで動かす力。

圧倒的なスピードで動ける分、当然ながら足場にそれ相応負荷がかかり、故郷で高層ビルを足場に全力で跳躍した際にはビルが倒壊してしまった程。

故に十六夜は周囲被害を考えて行動する為、滅多に全速力は出さず、やむを得ない場合でも被害が少ない跳躍に留める。


・山河砕く力

星を揺るがす力とも称される剛力を使用。

真っ向勝負を好む十六夜が主に使う力。

文字通りのデタラメな破壊力を誇る拳と蹴りを使い、嵐を超える威力を誇る水柱を腕の一閃で霧散させ、山河を砕く力でないと破壊できない闘技場を拳の一撃で完全に崩落させる等、尋常でない力を発揮できる。


・頑強な肉体

常人ならば一撃で死に至る神仏や悪魔達の強大な剛力による攻撃に耐える肉体。

嵐を超える威力を誇る水柱や地殻変動を引き起こす棍の一撃、人間ならば一撃で消し飛ぶと称される掌打を受けて尚、戦闘続行可能なタフさを誇る。


・敵ギフトの無力化

特殊な状態変化を引き起こすギフトの効力を破壊。

世界を石化させる光、喰らえば即死の呪いの風や影を無力化する。

一切合財を無力化するわけではないらしく、自分に有用なギフトはそのまま使え、ギフトゲームの特殊な制約は無効化出来ない。




経歴

出生は現時点(6巻時点)で不明だが、物心ついた時から両親はおらず、里親や施設を転々とした日々を送っていた。

この時から既に異常な才覚を持っており、それを利用しようとした里親もいたらしいが、逆に十六夜によって手痛い目に遭わされた挙句、破滅させられ、施設もその異常な能力を恐れ、十六夜を追いだす等、幼少期からあまり恵まれた人生を送っていなかった様子。

そんな時、自分を利用しようとした里親達を制裁した際に手に入れた莫大な資金を賞金とし、世界中に向けて、隠れている自分を見つけさせるゲームを実施する。が、いくらヒントを与えても自分を見つけてくれない世界に苛立つ日々を送るハメになってしまう。

ゲームの終了時刻も迫り、諦めかけていた時、金糸雀(カナリア)と名乗る女性が廃屋に隠れていた自分を発見する。

以降、彼女の誘いに乗り、彼女の義理の息子として世界中を旅し(前述の知識はこの時に身につけていった様子)、自分の強大な力を抑制する事にも成功し、最終的に孤児院『カナリアファミリーホーム』に腰を落ち着ける事となり、孤児院の少年少女達の良き兄貴分として穏やかな日々を過ごした。しかし、同時に自分の力を存分に振えないというネガティヴな思いも抱える事となる。

しばらくは高校に通っていたようだが、金糸雀が原因不明の病気で死亡した後は、めっきり通わなくなり、事実上の中退に。

何者かから差し出された箱庭の招待状を受け取った後、金糸雀の遺言の預かったという神霊クロム・バロンからカナリアファミリーホームの仲間達の命を賭けたゲームを挑まれ、これをなんとか退ける。

金糸雀の遺言状を受け取り、この世界で自分の力を封じたまま穏やかに過ごすか、箱庭の世界で自分の力を思う存分振う代わりに今の世界と仲間達との生活を捨てるかの二択を迫られる。

結果、十六夜はホームに住む弟分、妹分達に謝罪をした後、箱庭の世界での生活を選ぶ事となった。

箱庭についた時には自分の力を解放できる喜びを口にしたものの、そこにかつての世界を捨てた事に対する覚悟が込められていたというのは言うまでもない。


到着後はジン=ラッセルと黒ウサギ率いるコミュニティに同じく現実世界(厳密には時代と世界観が違うが)からやって来た少女、久遠飛鳥、春日部耀と共に身を寄せる事となる。

当初、ジンと黒ウサギは自分達のコミュニティが魔王によって没落し、名無しの蔑称で呼ばれる『ノーネーム』である事を隠していたものの、十六夜は黒ウサギの僅かな言動でそれを見抜いてのける。

そんな中、黒ウサギの『魔王から旗印と仲間達を取り戻したい』という覚悟を聞き、それに感銘を受けて彼女達に協力していく事となる。


関連タグ

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 問題児シリーズ 主人公

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