CV:櫻井孝宏
概要
数々の事件の裏で暗躍する男。
狡噛慎也と因縁がある。
年齢や過去、経歴等のデータは全てにおいて謎に包まれている。
容姿
銀または灰白色系の長髪に金または黄色の眼。小説版では「芸術のような美貌」「過剰なほど整った顔立ち」とかなりの美形であることが強調されている。キャラクター原案の天野明曰く「白い天使」。
身長は狡噛慎也と同じ180㎝。
表向きの言動は至って物静かで好青年然としており、微笑を浮かべていることが多い。
またその見た目とは裏腹に徒手格闘に秀でており、武器を持って襲いかかってきた強盗三人組を一人で倒す(第14話)、狡噛との肉弾戦に無傷で勝利(第16話)、サイボーグの義体を素手で破壊、墜落する輸送機から単身脱出(第17話)等、身体能力も非常に高い。
因みに主人公やヒロインよりも衣装のバリエーションの多いキャラであり、登場するたびに服装が変わるのも特徴の一つ。
思想、そしてシビュラシステム最大の壁
シビュラシステムに対し、一貫して否定的な反逆者のポジションであり、人間は自らの意志で選択・行動するからこそ、価値があり、魂を輝かせることが出来ると考えている。殺意を持て余している潜在犯に目をつけ、犯罪のための技術等を提供し協力するが、一度相手に失望すると即座に切り捨てる冷酷さを持つ。
『免罪体質』
約200万人に1人の割合で存在すると予測されている「免罪体質者」であり、本来なら犯罪係数が上昇する状態にあっても、規定値を超える犯罪係数が計測がされない。そのためドミネーターによる執行が不可能。
彼の犯罪係数は11話や16話では最終的に(または最初から)「0」だった。
サイコパスも常に良好状態で、本人曰く「いつだって真っ白だった。一度も曇ったことがない」。
プレイヤーとして動き出す
14話より妨害ヘルメットと真偽織り交ぜた情報を使って市街を混乱に陥れる中チェ・グソンに撮影させた繁華街でのリンチ殺害映像を見て警戒の続行を決める。
15話でノナタワーを妨害ヘルメットを被った武装集団とともに襲撃する。
16話でタワー内部に侵入、上層階へ向かい自身を囮に狡噛と交戦して追い詰めるが、常守朱に不意を突かれて妨害ヘルメットで殴り倒され、身柄を確保された。
17話で公安局を離れ、厚生大臣直下の特別班の管轄で行われるという名目で身柄を移動されることになり、その飛行輸送中、禾生壌宗の義体を使用していた藤間幸三郎に己の腹心であるチェ・グソンの残した端末映像を見せられ、シビュラの正体についての説明を受ける。
その後脳を摘出しシビュラの一部として社会支配の構成員になるよう勧誘されるが、「生憎審判やレフェリーは趣味じゃないんだ」、「どこまでもプレイヤーとして参加し続けたい」と主張し、禾生の義体ごと藤間の脳を破壊して逃亡する。
しかし結果的にそのことが槙島の特異性を更に強調することになり、シビュラは現在も彼の脳を強く欲している。
最終話(22話)で狡噛に追い詰められるが、自分以外に代わりはいないことを知り、満足気に微笑みながら狡噛に頭を撃ち抜かれた。
本へのこだわり
読書家で、電子書籍ではなく紙の本を読むことに拘りを持っている。本人によると「本は自分の感覚を調整する為のツール」。また、台詞に本からの引用を挟むことも多い。
持っている本は原書であることが事が多く、現在(平成)でも手に入りにくい。
ネタ
実質的なラスボスの立ち位置であるが、初登場時(第4話)で何故かトマトを殺人現場に持ち込みミキサーにかけさせる、「私服がユ○クロっぽい」等、ファンにはネタにされていることも少なくない。また、「まきしま」という苗字にかけて「マキシマム」と呼ぶ人も多い。